野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

白や深紅の花が直立して咲く「グラジオラス」

2021年07月19日 08時38分42秒 | 

白や深紅の花が直立して咲く「グラジオラス」。つぼみが剣のようにみえるので、ラテン語で剣を意味するグラディウスから名づけられた。さまざまな色合いのものが栽培されている。日本には明治時代に導入された。俳句では花が並んで咲くことに注目する句が多い。「グラジオラス一方咲きの哀れさよ 村山古郷」。

(2021年初夏 川崎市)

■夏の花シリーズ

「アカンサス」(夏の花 21-001)
「タチアオイ」(夏の花 21-002)
「コバンソウ」(夏の花 21-003)
「エノテラ ‘アフリカンサン’」(夏の花 21-004)
「ヒメコバンソウ」(夏の花 21-005)
「ムシトリナデシコ」(夏の花 21-006)
「ゼニアオイ」(夏の花 21-007)
「ナンテン」(夏の花 21-008)
「ハクチョウソウ」(夏の花 21-009)
「セイヨウノコギリソウ」(夏の花 21-010)
「ノアザミ」(夏の花 21-011)
「マトリカリア」(夏の花 21-012)
「ホタルブクロ」(夏の花 21-013)
「オランダカイウ」(夏の花 21-014)
「萩」(夏の花 21-015)
「アメリカデイゴ」(夏の花 21-016)
「サンゴシトウ」(夏の花 21-017)
「キキョウソウ」(夏の花 21-018)
「トリトマ」(夏の花 21-019)
「テッポウユリ」(夏の花 21-020)
「タイサンボク」(夏の花 21-021)
「ディエラマ」(夏の花 21-022)
「エキノプス」(夏の花 21-023)
「ヒメフウロ」(夏の花 21-024)
「ギボウシ」(夏の花 21-025)
「キクイモモドキ」(夏の花 21-026)
「アスチルベ」(夏の花 21-027)
「イヌタデ」(夏の花 21-028)
「アリウム・ミレニアム」(夏の花 21-029)
「ナツツバキ」(夏の花 21-030)
「ワルナスビ」(夏の花 21-031)
「ノウゼンカズラ」(夏の花 21-032)
「オカトラノオ」(夏の花 21-033)
「ペチュニア」(夏の花 21-034)
「シモツケ」(夏の花 21-035)
「ストケシア」(夏の花 21-036)
「アベリア」(夏の花 21-037)
「エキナセア」(夏の花 21-038)
「八重咲きドクダミ」(夏の花 21-039)
「サンダーソニア」(夏の花 21-040)
「クチナシ」(夏の花 21-041)
「アガパンサス」(夏の花 21-042)
「アメリカフヨウ」(夏の花 21-043)
「ヒメヒオウギズイセン」(夏の花 21-044)
「シロタエキク」(夏の花 21-045)
「ジギタリス」(夏の花 21-046)
「サルスベリ」 (夏の花 21-047)

 

「グラジオラス」

グラジオラス(学名: Gladiolus)は、アヤメ科グラジオラス属の植物の総称。日本には自生種はなく、園芸植物として植えられている。別名、トウショウブ(唐菖蒲)、オランダショウブ(阿蘭陀菖蒲)。名前は古代ローマの剣であるグラディウスに由来し、葉が剣に類似していることが根拠といわれる。日本では明治時代に輸入され、栽培が開始された。根は湿布薬の材料に使われる。

特徴
原産地は、アフリカ・地中海沿岸など。赤、黄、橙、白などの花を開花する。葉(一説には花が咲く前の一連のつぼみ)が剣のようなので Gladius(ラテン語で「剣」)に因んで名づけられた。

栽培
春に球根(球茎)を植え、夏の7 - 8月にかけて開花する春植え球根として流通しているものが一般的である。一部の原種には秋植え球根で、春に開花するものもある。

花言葉には勝利・密会・用心などがある。

 

グラジオラス
お見舞のグラジオラスもうつろひし 鳴沢富女
さて蝶はどの花序選ぶグラジオラス 高澤良一 暮津
まあいいか少しうるさいグラジオラス 川崎展宏「冬」
グラジオラスのぐらりと揺れし夜の隅 嶋田麻紀
グラジオラスの白い群生学徒の忌 上月大輔
グラジオラスまつすぐ咲いて疎まれる 田邊香代子「破綻の雲」
グラジオラスゆるるは誰か来るごとし 永田耕一郎
グラジオラス一方咲きの哀れさよ 村山古郷
グラジオラス一辺倒に咲きゐたり 三宅静舟
グラジオラス地の豊かさが色に出て 渡辺紀子(夏日)
グラジオラス手向けてガイド嘉門次碑 宮脇白夜「天使」
グラジオラス揺れてをの~席につく 下田実花
グラジオラス日日咲きつぎて天青し 川井蓼村
グラジオラス緋色は友を減らすかな 鎌倉佐弓 天窓から
グラジオラス老い継ぐことの繊細に 阿保恭子
グラジオラス裾のところが不憫なり あざ蓉子
刃のごとくグラジオラスの反りにけり 佐久間慧子
壮絶にグラジオラスの倒れをり 郡山やゑ子
妹とグラジオラスのすぐ傾ぐ 田口満代子
彩どりを考え春植えグラジオラス 高澤良一 暮津
根っからの音痴に生まれグラジオラス 高澤良一 暮津
汀女忌の白きグラジオラスを抱く 伊藤淳子
画用紙をはみ出すグラジオラス描きぬ 望月百代「夏日」
真日恋へばグラジオラスは濃かりけり 加藤多吉
紫のグラジオラスや雨静か 二階堂大河原
終曲聴くグラジオラスの薄き翅 鍵和田[ゆう]子 浮標
船室に活けて反り身のグラジオラス 高木公園
鼓笛隊グラジオラスの耳ひらく 雨宮きぬよ


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