歌にも歌われて有名になった「エーデルワイス」。アルプスなどの高地に生える高山植物で、高温多湿の日本ではなかなか生きづらそうだ。よくみかける野草のキク科ハハコグサ属のハハコグサに似ている。薬草としても名高いらしい。全体が白の羽毛に覆われ、大型の広い花弁が星型に開く。
(2020-06 神奈川県 箱根)
エーデルワイスは、多年草でキク科ウスユキソウ属に分類されます。主にヨーロッパのアルプスやヒマラヤ山脈など標高が高い山に生えています。
学名 Leontopodium alpinum
科・属名キク科・ ウスユキソウ属
英名 Edelweiss
原産地 ヨーロッパアルプス 生息環境:高山の石灰岩地
開花期 5〜6月
花の色 白
別名 セイヨウウスユキソウ(西洋薄雪草)
ハナウスユキソウ(花薄雪草)
アルペン・エーデルワイス
ステラ・アルピナ
エトワール・ダルジアン
古くから薬草としても多く利用され、消化器・呼吸器疾患の処方薬として利用されて来ました。紫外線の強い高山帯で育つことから抗紫外線効果もあるようです。現在ではエーデルワイスのエキスがたくさんのスキンケア用品に使われ、美容にも使用されております。
またエーデルワイスは品種改良があまりすすんでおりません。高山は「涼しくて乾燥した環境」であり、気温の高い夏や湿気の多い梅雨がある日本の四季が苦手です。