山吹色に近い温かみのある黄色のバラ「グラハム・トーマス」。イングリッシュ・ローズの代表作とも呼ばれる。デビッド・オースチンの作出になるバラだが、親交のあった育種家のグラハム・トーマスがみずから、自分に捧げられるバラを選んだという。殿堂入りのバラであり、つるバラとして育てられているところも多い。
(2020-06 東京都 神代植物公園)
昨年の記事はこちらから。
山吹色がやさしげなグラハム・トーマス(薔薇シリーズ11)
グラハム トーマスの詳細
濃厚なティーローズの香り、めずらしい深みのあるピュアイエローの中輪カップ咲き、最も有名なバラのひとつで、色の豊かさとパフォーマンス性からもイングリッシュローズを代表する名花です。
まっすぐに伸びてよく茂り、勢い旺盛なので、つるバラとしても育てられます。シュラブとして育てる場合は、夏の剪定をすることでよりたくさんの花を咲かせるでしょう。
2000年には高名なジェームス・メイソン賞を受賞し、41カ国加盟のバラ協会が投票で決める「バラの殿堂入り」も果たしました。
バラの栽培家で、ガーデンライターでもあったグラハム・トーマスはデビッド・オースチンのナーサリーに足繁く通い、励みになるようなアドバイスをたくさん与えてくれました。
このバラは本人によって選ばれたものです。 1.5 x 1.25m または 3-3.5m のつるバラとしてもご利用いただけます。
品種名 グラハムトーマス
英語名 Graham Thomas
系統 シュラブ
作出年/国 1983年/イギリス
作出者 デビッド オースチン(イングリッシュローズ)
香り 強い
開花習性 非常に返り咲く
花形 八重/多弁 10cm