野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

花も葉もがっしりとしていて大柄なハンカイソウ(箱根シリーズ 025)

2020年07月01日 08時56分39秒 | 

花も葉もがっしりとしていて大柄なハンカイソウ。名前のハンカイは巨漢の樊噲の名からとった。樊噲は古代中国において鴻門の会で項羽に殺されかけた劉邦の命を救った前漢の武将である。切れ込みの多い葉のあまりの手ごわさに、家畜も食べないために繁殖するという。

(2020-06 神奈川県 箱根) 

 

ハンカイソウ Ligularia japonica (キク科 メタカラコウ属)

 ハンカイソウは本州の静岡県以西の本州、四国、九州に分布する大型の多年生草本で、朝鮮・中国・台湾などにも分布する。湿原の周辺や、開けた渓谷、湿った草原に生育する。草丈は1mほどになり、太い地下茎から複雑に切れ込んだ葉を出す。6月から7月にかけ、高さ1~2mほど花茎をのばし、直径10cmほどの花を咲かせる。種子は長さ1cmほどであり、冠毛があって風によって散布される。家畜が食べないため、放牧地の谷筋などで群生していることがある。切れ込みの多い葉は、半日陰の生育に対応したものであろう。


薄青からピンクまで色変わりするヤマアジサイ「石鎚の光」(アジサイシリーズ 20-25)

2020年07月01日 08時37分48秒 | 

薄青からピンクまで花の色が変わるヤマアジサイ「石鎚の光」。写真の個体は青からピンクに変わり始めのもの。細くとがった弁がちいさくまとまった八重咲きになる。両性花はいずれ脱落して装飾花だけのシンプルな花容になるらしい。愛媛県石鎚山系産。

(2020-06 神奈川県 箱根) 

 

ヤマアジサイ「石鎚の光」

石鎚の光 (ヤマアジサイ)
愛媛県石鎚山系産のヤマアジサイ。
装飾花は細弁の八重咲きで、両性花は脱落します。
花色は薄紫色で咲くことが多いですが、薄青色から桃色まで変化します。

 

ヤマアジサイ・シリーズ

「日高新錦山」(アジサイシリーズ 20-01)
「日向の青てまり」(アジサイシリーズ 20-02)
「瀬戸の月」(アジサイシリーズ 20-03)
「クレナイ」(アジサイシリーズ 20-04)
「天龍碧」(アジサイシリーズ 20-05)
「楊貴妃」(アジサイシリーズ 20-06)
「別子手鞠」(アジサイシリーズ 20-07)
「久住小でまり」(アジサイシリーズ 20-08)
「九重の花吹雪」(アジサイシリーズ 20-09)
「土佐涼風」(アジサイシリーズ 20-10)
「小甘茶」(アジサイシリーズ 20-11)
「満天星」(アジサイシリーズ 20-12)
「海峡」(アジサイシリーズ 20-13)
「嶺の妖精」(アジサイシリーズ 20-14)
「濃紫」(アジサイシリーズ 20-15)
「土佐のまほろば」(アジサイシリーズ 20-16)
「富士の滝」(アジサイシリーズ 20-17)
「舞子」(アジサイシリーズ 20-18)
「アジアン・ビューティー」(アジサイシリーズ 20-19)
「藍姫」(アジサイシリーズ 20-20)
「笹の舞」(アジサイシリーズ 20-21)
「広瀬の華」(アジサイシリーズ 20-22)
「さくら姫」(アジサイシリーズ 20-23)
「紫式部」(アジサイシリーズ 20-24)


ほんのりとピンクに染まるラン「デンドロビウム・シノノメ」(蘭シリーズ 20-55)

2020年07月01日 07時59分22秒 | 

白地の花弁が末端からほんのりとピンクに染まるラン「デンドロビウム・シノノメ」。リップは黄色で朝に昇る太陽にも見える。ほんわかとした感じが好ましい。

(2020-02 東京都 神代植物公園) 

 

ラン「デンドロビウム・シノノメ」

Den. Sinonome デンドロビウム シノノメ(東雲) 交配種 着生蘭 黄色とオレンジ色の花 中輪。作者不明だがリップの黄色を太陽に見立て周りのオレンジ色から東雲を連想。

 

 

蘭シリーズ・リスト


「エピデンドラム・プリティーレディーミスミ」(蘭シリーズ 20-01)
「スリーピング ルナグラード 」(蘭シリーズ 20-02)
「シンビジウム・アリス・ルナ」(蘭シリーズ 20-03)
「オンキディウム・アンプリアツム」(蘭シリーズ 20-04)
「エピデンドラム 'スター・バレー'」(蘭シリーズ 20-05)
「デンドロビウム・スペルバウンド・ミュー」(蘭シリーズ 20-06)
「シンビジューム・スウィートワイン」(蘭シリーズ 20-07)
「カトリアンセ  ジュエル・ボックス シェヘラザード」(蘭シリーズ 20-08)
「カトレヤ・ウェンディーズ・バレンタイン」(蘭シリーズ 20-09)
「カトレア・コッキネア」(蘭シリーズ 20-10)
「デンドロビウム・フォーミディブル」(蘭シリーズ 20-11)
「ファレノプシス・サクラコ・ファレノ」(蘭シリーズ 20-12)
「ファレノプシス・シレリアナ」(蘭シリーズ 20-13)
「ファレノプシス・メモリア・アン・フェジェン」(蘭シリーズ 20-14)
「ファレノプシス・リトル・メリー・チェリー・ソング」(蘭シリーズ 20-15)
「ファレノプシス・シルク・オレンジ」(蘭シリーズ 20-16)
「ドリテノプシス・シティーガール モリタNo.2」(蘭シリーズ 20-17)
「ファレノプシス・ビーチアナ」(蘭シリーズ 20-18)
「ドリテノプシス・リビングストンズ・ジェム」(蘭シリーズ 20-19)
「ファレノプシス・オトヒメ」(蘭シリーズ 20-20)
「ファレノプシス・ゴールデン・エンペラー "スイート"」(蘭シリーズ 20-21)
「ホンコンシュスラン」(蘭シリーズ 20-22)
「エピデンドラム・コスモ・ドリームカラー アスカ」(蘭シリーズ 20-23)
「エピデンドラム・カショクサイサイ」(蘭シリーズ 20-24)
「デンドロビウム・アオヤマ」(蘭シリーズ 20-25)
「デンドロビウム・ラウシー・ビカラー」(蘭シリーズ 20-26)
「オンシジウム・トゥインクル」(蘭シリーズ 20-27)
「デンドロビウム・ロイ・トクナガ」(蘭シリーズ 20-28)
「マキシラリア・ポルフィロステレ」(蘭シリーズ 20-29)
「デンドロビウム・カシオペ」(蘭シリーズ 20-30)
「デンドロビウム・キンギアナム」 (蘭シリーズ 20-31)
「オドンティオダ・ラブリー・アップル」 (蘭シリーズ 20-32)
「クロウエシア・グレイスダン 'Chadds Ford' 」 (蘭シリーズ 20-33)
「オンシディオダ・チャールズワーシー」(蘭シリーズ 20-34)
「ワルツェウィツェラ・メリオン」(蘭シリーズ 20-35)
「デンロビウム・エンジェルベイビー グリーン愛」(蘭シリーズ 20-36)
「デンドロビウム・ファレノプシス・サクラ」(蘭シリーズ 20-37)
「リカステ・ナガイ・インターナショナル」(蘭シリーズ 20-38)
「リカステ・ワイルドファイア・タカツ」(蘭シリーズ 20-39)
「デンドロビウム・イエローチンサイ・マジカルカラー」(蘭シリーズ 20-40)
「デンドロビウム・タイ・ジャスミン」(蘭シリーズ 20-41)
「デンドロビウム・スノーフレーク・オトメ」(蘭シリーズ 20-42)
「デンドロビウム・チンサイ」(蘭シリーズ 20-43)
「スパトグロッティス・ゼブリナ 」(蘭シリーズ 20-44)
「オンシジウム・マカリイ・ゴトー」(蘭シリーズ 20-45)
「デンドロビウム・ミレニウム・グリーン」(蘭シリーズ 20-46)
「セロジネ・スペシオサ」(蘭シリーズ 20-47)
「オンシディオダ・モーニングメドレー・サクラ」(蘭シリーズ 20-48)
「セロジネ フラクシダ ’ラッキーボーイ’」(蘭シリーズ 20-49)
「オンシジウム・スプレンディダム」(蘭シリーズ 20-50)
「セロジネ・クリスタータ」(蘭シリーズ 20-51)
「ミルトニア・バート・フィールド ドロレス」(蘭シリーズ 20-52)
「デンドロビウム・アンドリー・ミラー」(蘭シリーズ 20-53)
「ミルタシア アズテック エバグラデス グリーン」(蘭シリーズ 20-54)


白地に赤の抱え咲きのバラ「ノスタルジー」(薔薇シリーズ238)

2020年07月01日 07時36分54秒 | 

白地に赤の抱え咲きのバラ「ノスタルジー」。次第に平咲きになって花芯の白い部分がみえてくる。花の色に変化があって、みていても飽きないだろう。ドイツのタンタウ社の作出。「ラ・ギャルソンヌ」という別名もどこか納得。

(2019-11 川崎市 生田緑地バラ苑) 

 

バラ「ノスタルジー」

ノスタルジー Nostalgie

開花につれて抱え咲きから平咲きになります。
独特に変化する花色で、花もちは大変よい品種です。
半ツル状のシュートが出る事もありますが、
冬の剪定で強く切りつめると、丈が低く沢山の花をつけます。
別名 【La Garçonne、Nostalgia】

品種名 ノスタルジー      Nostalgie
作出  1995年 ドイツ Mathias Tantau
系統  HT ハイブリッドティ
交配  不明
花色  白地にローズ赤
花形  丸弁平咲き 
花径  中輪
芳香  中香  ★★★☆☆
開花  四季咲き ★★★★☆
樹高  1.6m

 


ブーゲンビリアと風雲急を告げる空

2020年07月01日 07時00分46秒 | 

近くの垣根でみつけたブーゲンビリア。花は真ん中の黄色の部分で、赤い花にみえる部分は苞だそうです。ショッキングピンクの色に驚かされました。名前は良く知っていたのに、しげしげと眺めたのはこれが初めて。

ブーゲンビリアの基本データ

学名:Bougainvillea
科名:オシロイバナ科
属名:ブーゲンビリア属
原産地:中央アメリカ、南アメリカ
和名: 筏葛(イカダカズラ)
英名:Bougainvillea
開花期:4~5月、10~11月(育て方により異なる)
花色:赤、ピンク、黄、オレンジ、白、紫、複色
発芽適温:20℃
生育適温:5℃以上

 

今朝の空は風雲急を告げるという感じです。ただし今のところは涼しくて風もあり、気持ちのよい朝です。気温24.4℃、湿度83%、風速8 m/s。梅雨にしては過ごしやすい一日になりそうです。