野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

カップ状の白い花が群れるように咲く「ギンパイソウ」(箱根シリーズ 033)

2020年07月09日 11時24分10秒 | 

白い大き目のカップ状の花が群れるように咲く「ギンパイソウ」。緑の葉もよく茂るので、グランドカバーに向いている。

(2020-06 神奈川県 箱根) 

 

 

「ギンパイソウ」

【ギンパイソウ(銀盃草)について】
ギンパイソウ(銀盃草)は、ナス科ギンパイソウ属の宿根草です。その名前からして、日本に自生していそうな印象ですが、実は、アルゼンチンやチリが原産です。
夏の暑さがやや苦手ですが、植え場所や置き場所を選べば関東以西の暖地でも夏越しができます。また、這性で、葉が密に茂りますので、グランドカバーとしても利用されていますが、初夏に咲く白花もなかなか魅力があります。
【栽培メモ】
耐寒性があり、耐暑性もそれほど弱くありません。プランターに植えていますが、夏のプランターの置き場所に注意すれば、高知の夏でも越すことができます。ただし、猛暑日が増えてきたこともあり、夏場に蒸れて株が傷むことがありました。

【ギンパイソウ(銀盃草)の概要】
草丈 葉はへら形で、草丈は10cmほどです。
花 花径3cmほどの白花が初夏に咲いて、涼しげな印象を受けます。
耐寒性 強い
耐暑性 比較的強い
耐寒性、耐暑性がありますが、夏の高温多湿と強光がやや苦手です。
(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

学名 Nierembergia repens

学名の説明
Nierembergia・・・・・スペインの J.E.Nieremberg への献名です。
repens・・・・・「ほふく性の」


細く尖った装飾花は八重で繊細なヤマアジサイ「赤軸久住の花火」(アジサイシリーズ 20-33)

2020年07月09日 10時55分42秒 | 

細く尖った装飾花は八重で繊細なヤマアジサイ「赤軸久住の花火」。中性花との色のバランスもよい。名前どおりに軸は赤紫になる。

(2020-06 神奈川県 箱根) 

ヤマアジサイ「赤軸久住の花火」

ブルー萼片は細く小型の八重咲きの花を咲かせます。さらにこの花は、株に力がつくと、1本の花茎が枝分かれし、複数の花を咲かせる子宝咲となります。
やや小型の木姿で新しく伸びる枝は赤紫色をしており、特徴ある品種です。

 

ヤマアジサイ・シリーズ

「日高新錦山」(アジサイシリーズ 20-01)
「日向の青てまり」(アジサイシリーズ 20-02)
「瀬戸の月」(アジサイシリーズ 20-03)
「クレナイ」(アジサイシリーズ 20-04)
「天龍碧」(アジサイシリーズ 20-05)
「楊貴妃」(アジサイシリーズ 20-06)
「別子手鞠」(アジサイシリーズ 20-07)
「久住小でまり」(アジサイシリーズ 20-08)
「九重の花吹雪」(アジサイシリーズ 20-09)
「土佐涼風」(アジサイシリーズ 20-10)
「小甘茶」(アジサイシリーズ 20-11)
「満天星」(アジサイシリーズ 20-12)
「海峡」(アジサイシリーズ 20-13)
「嶺の妖精」(アジサイシリーズ 20-14)
「濃紫」(アジサイシリーズ 20-15)
「土佐のまほろば」(アジサイシリーズ 20-16)
「富士の滝」(アジサイシリーズ 20-17)
「舞子」(アジサイシリーズ 20-18)
「アジアン・ビューティー」(アジサイシリーズ 20-19)
「藍姫」(アジサイシリーズ 20-20)
「笹の舞」(アジサイシリーズ 20-21)
「広瀬の華」(アジサイシリーズ 20-22)
「さくら姫」(アジサイシリーズ 20-23)
「紫式部」(アジサイシリーズ 20-24)
「石鎚の光」(アジサイシリーズ 20-25)
「坊ヶ鶴の華」(アジサイシリーズ 20-26)
「桃色ヤマアジサイ」(アジサイシリーズ 20-27)
「伊予獅子手毬」(アジサイシリーズ 20-28)
「津江の小手まり 」(アジサイシリーズ 20-29)
「白鳥」(アジサイシリーズ 20-30)
「トカラの空」(アジサイシリーズ 20-31)
「脱藩の暁」(アジサイシリーズ 20-32)


タイ原産のラン「デンドロビウム・フレデリックシアナム」(蘭シリーズ 20-63)

2020年07月09日 08時11分09秒 | 

タイ原産のラン「デンドロビウム・フレデリックシアナム」。高い樹木に着生するランらしい。写真にはみえないが、リップに茶色の斑点が二つ入るのが特徴とか。

(2020-02 東京都 神代植物公園) 

「デンドロビウム・フレデリックシアナム」

Dendrobium friedericksianum Rchb.f 1887 SECTION Dendrobium Photo by Woon Leng Nursery

Common Name Friederick's Dendrobium - in Thailand - Lueang chantabun

Flower Size more than 1 3/4" [more than 4 cm]

A deciduous leafed, spring bloomer on an axillary, short, racemose inflorescence with 2 to 4, waxy, long-lived flowers that arises from the nodes near the apex of leafless canes that comes from Thailand, Malaysia and Cambodia where it is found in low elevations in tall trees at least 20 meters up so it is a hot to cool growing, medium sized, epiphytic plant with suberect, basally slender and cylindrical to clavate above, light yellow stems carrying in the apical third, several quickly deciduous leaves that needs a slight lessening of water and holding of fertilizer until the spring.

 

蘭シリーズ・リスト


「エピデンドラム・プリティーレディーミスミ」(蘭シリーズ 20-01)
「スリーピング ルナグラード 」(蘭シリーズ 20-02)
「シンビジウム・アリス・ルナ」(蘭シリーズ 20-03)
「オンキディウム・アンプリアツム」(蘭シリーズ 20-04)
「エピデンドラム 'スター・バレー'」(蘭シリーズ 20-05)
「デンドロビウム・スペルバウンド・ミュー」(蘭シリーズ 20-06)
「シンビジューム・スウィートワイン」(蘭シリーズ 20-07)
「カトリアンセ  ジュエル・ボックス シェヘラザード」(蘭シリーズ 20-08)
「カトレヤ・ウェンディーズ・バレンタイン」(蘭シリーズ 20-09)
「カトレア・コッキネア」(蘭シリーズ 20-10)
「デンドロビウム・フォーミディブル」(蘭シリーズ 20-11)
「ファレノプシス・サクラコ・ファレノ」(蘭シリーズ 20-12)
「ファレノプシス・シレリアナ」(蘭シリーズ 20-13)
「ファレノプシス・メモリア・アン・フェジェン」(蘭シリーズ 20-14)
「ファレノプシス・リトル・メリー・チェリー・ソング」(蘭シリーズ 20-15)
「ファレノプシス・シルク・オレンジ」(蘭シリーズ 20-16)
「ドリテノプシス・シティーガール モリタNo.2」(蘭シリーズ 20-17)
「ファレノプシス・ビーチアナ」(蘭シリーズ 20-18)
「ドリテノプシス・リビングストンズ・ジェム」(蘭シリーズ 20-19)
「ファレノプシス・オトヒメ」(蘭シリーズ 20-20)
「ファレノプシス・ゴールデン・エンペラー "スイート"」(蘭シリーズ 20-21)
「ホンコンシュスラン」(蘭シリーズ 20-22)
「エピデンドラム・コスモ・ドリームカラー アスカ」(蘭シリーズ 20-23)
「エピデンドラム・カショクサイサイ」(蘭シリーズ 20-24)
「デンドロビウム・アオヤマ」(蘭シリーズ 20-25)
「デンドロビウム・ラウシー・ビカラー」(蘭シリーズ 20-26)
「オンシジウム・トゥインクル」(蘭シリーズ 20-27)
「デンドロビウム・ロイ・トクナガ」(蘭シリーズ 20-28)
「マキシラリア・ポルフィロステレ」(蘭シリーズ 20-29)
「デンドロビウム・カシオペ」(蘭シリーズ 20-30)
「デンドロビウム・キンギアナム」 (蘭シリーズ 20-31)
「オドンティオダ・ラブリー・アップル」 (蘭シリーズ 20-32)
「クロウエシア・グレイスダン 'Chadds Ford' 」 (蘭シリーズ 20-33)
「オンシディオダ・チャールズワーシー」(蘭シリーズ 20-34)
「ワルツェウィツェラ・メリオン」(蘭シリーズ 20-35)
「デンロビウム・エンジェルベイビー グリーン愛」(蘭シリーズ 20-36)
「デンドロビウム・ファレノプシス・サクラ」(蘭シリーズ 20-37)
「リカステ・ナガイ・インターナショナル」(蘭シリーズ 20-38)
「リカステ・ワイルドファイア・タカツ」(蘭シリーズ 20-39)
「デンドロビウム・イエローチンサイ・マジカルカラー」(蘭シリーズ 20-40)
「デンドロビウム・タイ・ジャスミン」(蘭シリーズ 20-41)
「デンドロビウム・スノーフレーク・オトメ」(蘭シリーズ 20-42)
「デンドロビウム・チンサイ」(蘭シリーズ 20-43)
「スパトグロッティス・ゼブリナ 」(蘭シリーズ 20-44)
「オンシジウム・マカリイ・ゴトー」(蘭シリーズ 20-45)
「デンドロビウム・ミレニウム・グリーン」(蘭シリーズ 20-46)
「セロジネ・スペシオサ」(蘭シリーズ 20-47)
「オンシディオダ・モーニングメドレー・サクラ」(蘭シリーズ 20-48)
「セロジネ フラクシダ ’ラッキーボーイ’」(蘭シリーズ 20-49)
「オンシジウム・スプレンディダム」(蘭シリーズ 20-50)
「セロジネ・クリスタータ」(蘭シリーズ 20-51)
「ミルトニア・バート・フィールド ドロレス」(蘭シリーズ 20-52)
「デンドロビウム・アンドリー・ミラー」(蘭シリーズ 20-53)
「ミルタシア アズテック エバグラデス グリーン」(蘭シリーズ 20-54)
「デンドロビウム・シノノメ」(蘭シリーズ 20-55)
「パフィオペディルム・ハリシアヌム」(蘭シリーズ 20-56)
「フラグミペディウム・シリミイ」(蘭シリーズ 20-57)
「パフィオペディルム・ロビンフッド」(蘭シリーズ 20-58)
「シンビジウム・ラッキー・レインボー・サントラピーヌ」(蘭シリーズ 20-59)
「パフィオペディルム・インシグネ」(蘭シリーズ 20-60)
「パフィオペディルム・リアーナム」(蘭シリーズ 20-61)
「パフィオペディルム・ビロスム」(蘭シリーズ 20-62)


名花として名高い白薔薇「アイスバーグ」(春薔薇シリーズ20-008)

2020年07月09日 07時15分01秒 | 

名花として名高い白薔薇「アイスバーグ」。「氷山」という名前よりも、ドイツで作出された際につけられた最初の「白雪姫」の名前がふさわしい。上品で優雅な花容はすばらしい。1983年に殿堂入り。

(2020-06 東京都 神代植物公園) 

昨年の記事はこちらをごらんください。

温かみのある白バラの名花「アイスバーグ」(薔薇シリーズ05)

バラ「アイスバーグ」

フロリバンダ・ローズを代表する最高傑作の1つ、名花中の名花です。雪がつもったように株いっぱいに咲き、弱剪定で育てると小型のアーチにも使えるほど枝が伸びてくれます。原名は「白雪姫」を表す「シュネーヴィッチェン」。名の通り白いメルヘンにあふれています。細めの枝がたおやかに伸び、花首は俯くのですが、その風情が大変美しい。ハイブリッドムスクローズ(HMsk)のロビンフッドが花粉親となっている所以でしょうか。母ばらはこれまた白ばらの名花「ヴィルゴ」、花色はこちらから受け継がれたようです。花容も大変優れています。黒星病にかかることはありますが、発芽率が高くすぐに新しい葉を芽吹かせ、結果的に大株に育つたくましさを併せ持っています。花はメルヘンにふさわしく、ほのかなティの香りがあります。

品種名 アイスバーグ
ローマ字 Iceberg
系統 フロリバンダ (F)
Floribunda
咲き方 四季咲き
香り 微香
花径 7㎝
樹高 1.3m
樹形図 1c番 半横張り
作出年 1958年
作出国 ドイツ
作出者 Reimer Kordes
別名 Schneewittchen , 白雪姫

 

春バラシリーズ
「エリナ」(春薔薇シリーズ20-001)
「ピース」(春薔薇シリーズ20-002)
「パパメイアン」(春薔薇シリーズ20-003)
「ダブル・ディライト」(春薔薇シリーズ20-004)
「ドゥフトボルケ」(春薔薇シリーズ20-005)
「グラハム・トーマス」(春薔薇シリーズ20-006)
「サリー・ホームズ」(春薔薇シリーズ20-007)