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黄色い小さな花弁が目立つオンキディウム・アンプリアツム(蘭シリーズ 20-04)

2020年05月08日 08時11分57秒 | 

黄色い小さな花弁が目立つオンキディウム・アンプリアツム。リップの大きな鮮やかな黄色の花が枝にたくさんつく。スズメラン属だが、ほんとうにスズメのように枝に群がっている。黄色の花弁の褐色の斑点も、スズメの頬の斑点のようにみえてくる。

(2020-02 東京都 神代植物公園) 

 

オンキディウム・アンプリアツム

オンキディウム・アンプリアツムはラン科スズメラン属(オンキディウム属)の常緑多年草である。
オンキディウム属は中南アメリカを中心に400種くらいが分布する着生種である。
園芸的には英語風の読み方の「オンシジウム」や「オンシジューム」で流通している。
同属のオンキディウム・バリコスム(Oncidium varicosum)に雀蘭(スズメラン)の和名があり、属名の和名はスズメラン属という。
本種の原産地も中南アメリカで、グアテマラからペルーにかけて分布する。
標高1000メートルまでの森に生える着生種である。
草丈は30センチから120センチくらいである。
茎は枝分かれをして蔓状に伸びる。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は11月から5月くらいである。
長い花茎の先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、大きな唇弁のある鮮やかな黄色の花をたくさんつける。
花径は3センチくらいで、褐色の斑点がある。
属名の Oncidium は、ギリシャ語の「onkidion(小さな突起)」からきている。小さな突起のある唇弁の形を表したものである。
種小名の ampliatum は「広い」という意味である。
学名:Oncidium ampliatum



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