it's no game

無職で怠け者の日常 ... だったが
記録するのが苦痛になったので更新停止
再開するかどうかは知らん

大阪、お見舞い記

2014-09-18 23:23:36 | Weblog
何時に起きたっけ?
今日はあまりにもショックが大きすぎて細かなことは全て吹っ飛んでしまった。
まあ覚えていることだけを記録しておくか。





早く出かけるって言ってたのに結局11時半の新幹線で行くことになってた。 (いつの間に ... )
10時過ぎ、家を出発。
約30分後、駅に到着。

前日、弟君が独自に病院までのルートを検索していたらしく母からそのルートを提示されたのだが、出発地から到着地までがJR線で統一されておらず、母の分の割引が適用されないことが発覚。
弟君には悪いが同じくオイラが前日にJR線で検索していたルートを選択することに。

というわけで母は大正駅までの往復チケットをみどりの窓口で購入。
その間にオイラはお土産を購入。

ホームで少々待った後、目的の新幹線に乗車し、いざ大阪へ。



新大阪駅、到着。
ここからかなり歩いてJR京都線(15番線)のホームへ。
運よくちょうど発車寸前の電車に急いで駆け込み、次の駅である大阪駅へ移動。

数分で大阪駅(6番線)に到着。
エスカレーターで一つ上の階へ上がり、連絡通路を通って大阪環状線内回り(1番線)のホームへエスカレーターで降りる。
うむ、昨日苦労して調べただけあってすんなり移動。
案内表示も巨大で、人ごみの中でも非常に目立っていたので迷いようがないね。
全部地上駅だから良かったものの、もしかして地下鉄利用だったら迷ってた?

4分遅れで電車到着。
十数分くらい? 電車に揺られて無事、大正駅に到着。

ここからはタクシーで病院まで。

面会時間の数分前に病院到着。
一階でちょっと時間潰し(トイレ休憩)。
面会時間になったので4階へ上がってナースステーションで病室を尋ねる。
母が面会票を書いている間、オイラは先に病室に案内されて伯父と久しぶりに再会 ...





したんだけど、病室のベッドで横になっている伯父を見て愕然とする。

元気な頃の面影が全く無く、名前を言われなければ本人と分からないほど顔の相が変わってしまっている。
おまけに体は痩せ衰え、まさに骨と皮の状態。
すぐに母の元へ引き返し、会ったらショックを受けるかも ... と言っておいた。
再び二人揃って伯父の元へ。


母は平静を装っているものの、やはりかなりのショックを受けている様子。
たった3年(4年?)前に会った兄があの状態ではね。
伯父に声をかけると最初は誰が来たのかも分からない様子だったけど、繰り返し声をかけるとやっと誰が来たか理解した様子。
カッと目を見開き、その姿からは想像も出来ないような力でオイラの手をギュッと握った。
すると同時に伯父が泣き出した。
うれしかったんだね。
会話については「ア~ア、アゥアゥ、ア~」とほとんど言葉にならない言葉を発するような状態。
聞いていてとても辛い。

病院に来る前に聞いていた話では「手術に向けて体力をつけている最中」ということだったのでちょっと起き上がって多少弱々しくても普通に会話が出来るのかなあと思っていたのに全然違ってた。

少し落ち着いたところで、持って来たお土産を食べるか聞いたら「食べる」と聞き取れたので細かく砕いで食べさせたんだけど、それでもかなり飲み込むのに苦労している。
そんなことをしていたらちょこちょこカーテンの陰から様子を窺っていた看護師さんに
「申し訳ありませんが止めてもらえますか」と怒られた。
普段は絶食状態で点滴で栄養を摂っているんだそう。
口から食物を摂ることは全くないんだって。
そもそも本人が食べることを拒否しているとのこと。
母が「それじゃ、体力は回復しないよ」と声をかけたけど明確な応答は無し。





娘さんが近くに住んでいるのと息子が時々来るらしいんだけど、それ以外はほとんど面会者は無いみたい。
若い頃の放蕩ぶりが災いして避けられているのか兄弟も(うちの母以外は)全く寄り付く気配がないみたいだし。



30分、長くても1時間ほど滞在したらすぐ帰るつもりだったけど、伯父のあの姿を見たら母は「これが最後になる」と思ったみたい。
「もうちょっと長くいようか」って。



伯父は久々の面会者(しかも久々に会う兄妹)に興奮して体力を消耗したのか、しばらくすると眠りについた。
でも安眠とはいかないみたい。
眠りながらも頻繁に「ゴホッ」、「ゲフン、ゲフン」と痰が自力で切れないのか苦しそう。
こう言ってはなんだけど、ほぼ延命治療に近いんじゃないのかなあ。
とても手術をするために体力を回復させているようには見えなかった。
主治医の先生に直接聞いたわけじゃないけども。




それから母と二人で伯父のそばに付き添ってその姿を見守る。
時々、目を覚ますのでその時には二人で声をかけてやる。
数分後にはまた眠りに落ちる。
その繰り返しで時間が過ぎて行く。




17時過ぎ、コンビニで弁当を買ってきて病棟の休憩所で食事。
息子が仕事が終わってから病院に来るかなあと思って待ってたけど、なかなか来る気配が無い。
一応、今日会いに来ることは知らせてあるんだけどな。
面会時間いっぱいの19時まで待つことにした。



結局息子は来ず。
今日は(母とオイラの二人以外は)誰の来訪も無かった。

19時、伯父に「また来るからね」と声をかけ病院を後にする。
正直、二度目があるのかはオイラには分からない。
一応、母が息子に電話を入れておく。
「会いに来てくれてありがとうございます」って言ってたよ、と母。





来た時と同じようにタクシーで大正駅まで行こうとしたけど、タクシーが全然通らねー。
夕方、弁当を買ったコンビニに寄って大正駅に行くためのバス乗り場を聞く。
ふむふむ、大通りに出て左(大正駅方向)に曲がり、歩いていくとバス停があるのでそこから難波方面行き「以外」のバスに乗れば(多分)大正駅に行けるとのこと。
店員さんに丁寧にお礼を言って歩き出す。

バス停はすぐに見つかった。 待つこと数分でバス到着。 混み混みのバスに乗り込む。 ほほう、料金は定額なのか。 バスの中で路線図を見たけど「大正駅」ってバス停が無いな。 心配してると前方にJR環状線の高架が見えてでかでかと「大正駅」の表示が。 「大正橋」で下車。

母の提案でJR環状線ではなく、タクシーで新大阪まで行くことに。
何分くらい走ったかな? 料金は¥3,200なり。
ウチの最寄駅から自宅までの距離より近いじゃん(笑)。

20分ほど待って新幹線に乗車。
伯父の姿がショックだったのか帰りの新幹線の中では全く眠れなかった。
ハッキリと見たわけじゃないけど母は泣いてたみたい。
なんて声をかけていいか分からなかったので、そのまま眠ったふりをした。



降車駅に到着。
「この時間でも新幹線を降りるサラリーマンがたくさんいるんだね」って母が驚いてた。
まあ、大企業がいくつもある町だから出張帰りや、また(前乗りで)出張に来たサラリーマンかもしれない。
もうバスは無いのでタクシーで自宅まで。

ふう、やっと自宅に帰って来た。
今日もお見舞いの様子を父に報告。



ワンコの様子が少しおかしい。
床にへたり込んだまま全く動かない。
後ろ足の筋力が衰えてきていて立ち上がるのにも苦労しているのは承知しているけれども、これほど動かないのは変。
今日一日留守にしている間に何があった?


今日はあらゆる意味で消耗した。
一息ついたら急激に眠気が襲ってきた。
逆らわずにおとなしく寝よう。