it's no game

無職で怠け者の日常 ... だったが
記録するのが苦痛になったので更新停止
再開するかどうかは知らん

『スター・トレック イントゥ・ダークネス』の日本語吹き替え

2013-05-15 21:48:32 | 映画
『スター・トレック イントゥ・ダークネス』の日本語吹き替えで起用されるタレントって栗山千明さんなのか ... 。
とりあえず心配していたゴーリキーじゃなくて一安心? (爆)



実は彼女がこれまで声優として仕事をしたものは一切観たことが無いのだけど、なんか不吉な予感がするようなしないような。 記事には「これまでも数多くの吹き替えをやってきた」ような記述があるけどね。


個人的にはプロの声優さんにやってもらいたかったな。 てかいつも思うんだけどなんで素人を起用するのかね。 何のために「声優」って職業があるのかって思う。 話題作りってのがあるのかもしれないけど、映画会社の人達にはもっと作品を大切にして欲しい。 素人起用に関しては例のゴーリキーの件で懲りたと思っていたけど ... 懲りずにまた素人とは(はぁ ...)
でもそんなにこだわるなら字幕で観ろ!と言われそうね。
まあ、確かに正論かも知れないけど字幕だと映像に集中できないしなあ。


そこでプロの声優さんの出番だと思うんだけど、何故かズブの素人が起用されちゃう。 大作になればなるほどその傾向が強くなるような気がしてんだけどどうかな? 大作だからこそプロが必要とされるはずでは?
まさか映画会社の中の人達が「今シーズンの話題作ですからこのキャラクターには旬のタレント誰々で行きましょう」なんて会話をしてるとは思いたくない。
あくまでも現場はプロの声優にやらせたいが、モロモロの大人の事情(圧力)で素人に決まっちゃう ... なんてことがあるんだとしたら憂鬱になる、と言うか映画を観る人を完全に無視してるよね。



栗山さんの演技を観ない内から気が早いかも知れないけど、商品化される際には元の声優さんに戻した版を発売して欲しいと密かに願うものであります。

久しぶりに富樫森 監督 『非・バランス』

2012-10-31 23:51:20 | 映画
何年か前にTVで観た富樫森監督の『非・バランス』を久しぶりにDVDで観直しました。

最初に思ったのが「映像の輪郭が甘くシャープじゃ無い」、「映像が少々黄ばんでみえる」の二点。
おかしいな? TV放送で観た時はもっとハッキリして、自然な発色だったと思ったんだけど ... 。

DVDのパッケージの裏面には堂々と「デジタルハイビジョンマスター使用」と赤字で強調されてますが、その表現からは程遠い映像です。 再生環境が悪いのかな? DVD専用プレイヤー(当時の購入価格¥140,000)なんですけど。 念のため他の映画(DVD)で視聴してみましたが問題無かったです。 はて?

そこでPS3で再生してみることにしました。

結果、ほんの少しだけ「黄ばんだ感じ」は無くなりました(まだ黄色い)が、やはり輪郭は甘いです。 暗い場面では細かい部分が完全に潰れてしまって境界が分からなくなってます。 映像自体が古いんですかね? でもまだ2001年の映画ですよ(たかだか11年前です)。 DVDと言うメディアの限界なのか。 これが監督が意図した映像なんでしょうか(そうは思えませんが)。 それともまだ再生環境(TV含む)に問題があると言う事なのか? いずれにしても残念感は否めません。



肝心の内容ですが、こちらは文句無しです。 自分にとってはかけがえのない作品であることが再確認出来ました。 思春期の少女のひと夏を描いた、特に盛り上がる場面も無い坦々とした作品ですが、繊細かつ丁寧に作られた小品だと思います。

観ていると自然にチアキと当時の自分を重ねてしまいます。 最初は心を閉ざしているのですが、ふとしたきっかけで菊ちゃんと関わることによって徐々に心を開いて行くチアキが愛おしいです。 演技の稚拙さも気になりません。 観ていると何故だか知らない内に涙が溢れてきます。 ラストシーンは爽やかで余韻がありとても静かです。 

昨今の、作中で盛り上げる場面をいくつも作り、聴衆を思いっ切り高揚させておいてラストシーンでスッキリさせる、という作品とは一線を画します。

どうしてこの作品が廃盤なのか理解出来ません。

是非ともBlu-rayでの再発を望みます。