母の日に桜が咲いているのは
素敵だなぁ
H札幌病院のホスピスに入院していた母は
背中の麻酔の失敗で視覚に異常をきたした。
その時、紫陽花の季節だった。
麻酔から目が覚めた母は
何をしたの!?と、叫んだけれど、
次の日に持って行った紫陽花を見て、
ちゃんと見えるよ。といって、ふわふわとさわっていた。
見えていたら、さわって確認なんてしていない・・・
あんなに痛い癌だったのに
麻酔の失敗に怒らずに、
紫陽花のさわり心地を喜んでくれた。
もう何年も過ぎたのにいまだに紫陽花が苦手である。
どうしたら記憶をすりかえられるかな。
写真は はなをぺろん のトム君。
こちらの花は、かわいい鼻ですな。
今でもお母さんの優しい笑顔と声を思い出します。