フルート吹きのほっと一息

フルートのこと、音楽のこと、作曲家のこと。そして愛犬トム君との日々。
一緒に楽しんでくださると嬉しいです

モーツァルトの協奏曲

2006年12月21日 | flute 2006

音大で、これを勉強せずに卒業する人がいるだろうか?
モーツァルトの協奏曲は学生時代の必須課題だ。
古典派の均整の取れた音楽に見え隠れする
バロック時代の名残と次のロマン派への香り。
モーツァルトは短い生涯だったけれど
莫大な量の作品を残している。
勉強中の幼少期から旅の終焉までのもの、
中期の作品、後期の作品を彼の生涯と照らし合わせて
読み込んで行くと音楽の背景にあるものがよく解る。
よく、増永先生が音楽の必然性という言い方をしていたが
なぜこう演奏しなければならないかという理解に繋がる。

D durを改めて練習している。
鮮やかな演奏もいいけれど、年を重ねた分もっとちがう
演奏が出来るようになりたいなと、
行間に伺えるモーツァルトとその時代の精神を読んでいる。


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