私の恩師、増永弘昭先生がH・P・シュミッツ先生と共著で
1987年に出版された本です (シンフォニア刊)
上級を目指している人を対象に書かれている内容です
こういった観点で練習するんだなという目安にもなります。
少しご紹介します
「まえがき」
本書はH・P・シュミッツ教授(故人 ベルリン音楽大学名誉教授)が
クラスの学生に対するレッスンに際して生徒の技術の高低にかかわらず
新入生には必ず半年間にわたって教えられ、その後のレッスンにさいして
いつも指導しておられる毎日の基礎的なトレーニング方式です。~後略~
第1章 楽器を持たない姿勢
第2章 楽器をもちいない呼吸の練習
第3章 楽器を持った姿勢
第4章 軟口蓋で鼻腔を閉じる練習
第5章 音の練習 1~6
第6章 ヴィヴラートの練習
第7章 跳躍の練習
第8章 重音と自然倍音の練習
第9章 指の練習
第10章 タンギングの練習
第11章 音階練習
第12章 分散和音の練習
「あとがき」
前略~私達は生まれつきフルートを吹くようにはできていません。
毎日の練習によってそれを作りかえていかなければなりません。
本書では、それをいかに効果的に実現するかという点をまず取り上げ
できるだけ短期間にフルートを吹く身体を作ることを目的としました。~後略
前略~私達は生まれつきフルートを吹くようにはできていません。
毎日の練習によってそれを作りかえていかなければなりません。
本書では、それをいかに効果的に実現するかという点をまず取り上げ
できるだけ短期間にフルートを吹く身体を作ることを目的としました。~後略
最近、あらためて読みなおしているところです。
「この本を出版した頃の増永先生」と今の私。
実は同年代なんですね。はぁ~・・・
師はあんなに素晴らしかったのに弟子がこんなじゃダメだ。
と思い、総復習をしようと誓うこの頃でございます。
ちなみに表紙は出版社の作ったもの。
先生もシュミッツもヘルムート・ハンミッヒという楽器を使っていました。
表紙の笛はおフランスのタイプでインラインのリングキー
(・・・・・ちょっと不満ダ )