フルート吹きのほっと一息

フルートのこと、音楽のこと、作曲家のこと。そして愛犬トム君との日々。
一緒に楽しんでくださると嬉しいです

ドビュッシー トリオソナタ

2008年11月25日 | 作品あれこれ

ドビュッシーのトリオを練習しております。
ソナタなんです。
ドビュッシーは6つのソナタって書いているんですけど、
どうも三つだけあるらしい。特に調べていないけど・・・
残りの三曲は書ききれずに亡くなったようだ.

ゼロからものを造り出すっていうのは
ものすごくエネルギーがいる。             
気力体力精神力。

だから六曲も連作ソナタを書こうと思うあたり、
ものすご~くバイタリティのあるオジさんだったに違いない.
しかもドビュッシーにはドビュッシーにしかない
完璧なオリジナリティがあって
それが初期から晩年にかけて
ロマン派ドビュッシーサウンドから現代?ジャズ?と
思われるような進化を遂げている。

いやー。面白い.
で、そのソナタを練習していると
愛も夢も絶望もあきらめも希望もひらめきも
見えてきて、その感性に酔いしれてしまう。

数年前までは演奏の事ばかり気になっていたけど、
今はそんな事より
作品から作曲家の心が見えてくるような気がする。

なんて増永先生に言ったら、にやっと笑って
「年を取った証拠です」なんて言われるんだろうね。
「はいはい。そーですよ」っと~。


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