フルート吹きのほっと一息

フルートのこと、音楽のこと、作曲家のこと。そして愛犬トム君との日々。
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ソ連で!〜平尾貴四男

2018年12月06日 | flute 2017~2018


CDを聴いてあら素敵とスコアや楽譜を買って吹いてみたら

なんてつまらないオーケストレーション。

なんてつまらないメロディ。

 

素敵に聞こえてもつまらないこともあるのだ。

聴いていて素敵でも演奏していて面白いとは限らない。

それでも聴いていて素敵なら商品的価値はあろうもの。

それが演奏家を引き付ける力があるかどうかは別。

 

昨年の「嵯峨野の秋」の勉強はガツンと効果ありで

邦人作品がますます面白くなった。

 

20代半ばで演奏した平尾貴四男のソナチネ。

共演したのはイリーナエフチェンコさんというソ連の大学の先生。

彼女の構成力と演奏の強さはハンパではなかった。

西洋音楽は音符の配列だけで素敵な音楽の世界に誘ってしまう

素晴らしい作品が多いけれど

音楽を紙の上に記号として書いているのが楽譜なのだから

書けることには限界がある。

ソルフェージュの先にあるものが見えていなければ演奏として

成立しないのだけれど

素晴らしい世界を見せてくれたなと今だに感謝感謝。

 

改めてもう一度取り組んでいる年末でございます。

 

歯が一本抜けてしまったトムちゃん(泣)


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