CDを聴いてあら素敵とスコアや楽譜を買って吹いてみたら
なんてつまらないオーケストレーション。
なんてつまらないメロディ。
素敵に聞こえてもつまらないこともあるのだ。
聴いていて素敵でも演奏していて面白いとは限らない。
それでも聴いていて素敵なら商品的価値はあろうもの。
それが演奏家を引き付ける力があるかどうかは別。
昨年の「嵯峨野の秋」の勉強はガツンと効果ありで
邦人作品がますます面白くなった。
20代半ばで演奏した平尾貴四男のソナチネ。
共演したのはイリーナエフチェンコさんというソ連の大学の先生。
彼女の構成力と演奏の強さはハンパではなかった。
西洋音楽は音符の配列だけで素敵な音楽の世界に誘ってしまう
素晴らしい作品が多いけれど
音楽を紙の上に記号として書いているのが楽譜なのだから
書けることには限界がある。
ソルフェージュの先にあるものが見えていなければ演奏として
成立しないのだけれど
素晴らしい世界を見せてくれたなと今だに感謝感謝。
改めてもう一度取り組んでいる年末でございます。
歯が一本抜けてしまったトムちゃん(泣)