ああ、まわらない・・・。何がって、指よ。指。・・・んも~っっ。
指がまわらないとぼやいているのは今に始まった事ではありませんが、
どんな曲でも3カ所は難所があるかな。
沢山練習したら確実に安心して出来る。というものでもないようで、
指が慣れるのを待つというよりは
気をつけ方を工夫する。とか、聴き所を変える。とか、
こうやれば出来るがちょっとでも気がそれていたら出来ないとか。
指回りは呼吸とも関連するし拍子感とも関連するし。
何とも表現出来ない努力をいつもしています。ふーっ。
ほんとはね。指じゃなくて意識と頭が回ってないんですよね
20年前と今では違うよねーと思っていますが、どこが違うのか??
沢山失敗しているので苦手パターンはわかる。
本番は気持のコントロールがモノを言う。
技術の事を放置して音楽を作りたいけれど
技術抜きでは行けないので練習は一生続くのね。
人によっては
手首が固まってしまって指が動かなくなるとか、
ガタガタに上がって震えてしまうので速くなら出来るけど
ゆっくりの曲をゆっくり演奏出来ない (それでもうまい・・・)
という演奏家もいたりして
みんな、それぞれの壁と対峙している・・・
人生の折り返し地点を過ぎて見え方や感じ方が変わって来て
違う視点で同じ曲を演奏したりしているけど、
こういった事を面白いと思えればやっている事は常に新しい事かも。
そんな風に考えながら演奏会を振り返ってみて
長く続けて来て良かったなーと、一人幸福感に包まれています