フルート吹きのほっと一息

フルートのこと、音楽のこと、作曲家のこと。そして愛犬トム君との日々。
一緒に楽しんでくださると嬉しいです

C.P.E.バッハ

2010年08月02日 | 室内楽
おお、八月だ。
今年もすでに七ヶ月消化。
いい日々を送れたかな?



最近の私、
エマニエルバッハのトリオソナタをがっつり譜読み。
全体がわかんないと練習がつまらないので、
珍しくピアノのパートも練習しています。
(珍しく歯がたつんです・・・)

カール・フィリップ・エマニエル・バッハって、
私にとってはなぜだかいつも気になる存在の作曲家。
父バッハが30歳の時の次男。(首、短いねぇ) 
今練習している曲は
エマニエル33歳、父バッハ63歳の時のもの。
同業者の父と息子ってライバルなのかな?
先生と弟子の関係なのかな?

この頃のエマニエルはまだフリードリッヒ大王のもとで、
悶々としながらチェンバロを弾いていた頃
バロック時代のど真ん中のトリオソナタ。
・・・この頃、父バッハは音楽の贈り物という
   珠玉の名曲を書いている

なんだけど、練習していると
なんでこんな現代的な和音が出てくるの??
とか、このあっさりした対位法の使い方は
初心者向けに書いているのかしら?なんて思ったり。

フリードリッヒ大王はフルート愛好家だったけど
名手ではなかったようだし、エマニエルバッハの作品は
演奏してもらえなかったという資料があるみたい。
まぁ、むずかしかったのかな。

いずれにせよ、バロックの音楽を飛び越えたい
飛び越えようとする心意気を私は感じたりするんですね。
まぁ、実際エマニエル晩年の作品なんて
ものすごい変わり様。
なんだか熱いものが伝わってくるんです。