相台万朗Sodaiブログ

和歌山からきて今は千葉県人に、東京銀座でウエスタンバンジョーの店を36年間やらせていただき、もっかしたずみしてます。

気楽にいこう (連載ー417)

2022年08月12日 | 言葉
都会の人、みんな賢く見えた。
みんなと言うから、私が最低だ。

 忘れもしない、日比谷図書館に行ったとき、腹が空いているから臭いに敏感だ。入ると下からカレーのにおいがプーンと鼻をついた。
何をするために来たのを忘れ、臭いのする方に引き寄せられた。
 ふと気づいたら、持ち合わせもないし、2階の自習室に階段を上った。

シーンと物音一つも聞こえない賢そうな人が厚い漫画の本をひろげて読んでいた。

よーく横目で見ると、象形文字のようなものを読んでいた。

 腹が空いたので、臭いのした地下に降りて行ってかけうどんを七味をいっぱいかけて食べた。

 その日は、帰った。今度は少年漫画にカバーをして難しそうな秀才に見せることを考えていた。
 
私は、西の国から来たもので東京の味はみんな辛い。
駅構内の立ち食いうどんでも醤油味で辛い。

 西の国は昆布味で薄い。
ある店に入って腐った豆をご飯の上にかけて食べると言うから、  

すいませんこれ腐ってるから取り替えてください。と言ったら笑われた。
 今では大好物な納豆との出会い話だ。

 追いつき、追い越せはしないがバイトもして6年も社会勉強をして、5年間サラリーマンを経験した。ヒヤヒヤものの人生だった。

 ビズリーチで姉の商売のお手伝いをさせられた。
それはそれは我儘な人で世間知らずで弱音を吐かなかった。銀座で40年もやらしてもらった。

 姉は、脳梗塞で死んじまった。私も14年前に脳溢血で倒れ、今もリハビリで看護婦さんによくしていただいている。
 40年前だろうか、銀座の泰明小の前の喫茶店で宮城久弥さんと原田実さんと逢った。

 実は、もう一店舗、銀座に出したくて姉と相談していた。

お二人とも、大スターとも知らず、宮城さんがカントリーの仕事というから、てっきりゴルフだと勘違いした。
姉はシャンソン歌手だから、これも化粧品と勘違いした。
お二人の出会いで本場テネシーにも行かしていただいた。
異国の友達も出来たが金も使った。
その時、話せなかったので、今は、英会話を気楽に聞いている。

宮城久弥さん、原田実さんとお会いでき、まったくの素人と演奏をしていただいた。
私の人生の大半を占めていた。
フィドル(バイオリン)プレーヤーだが歌手だった気がする。歌いやすかった。

 先日、思い出したのか宮城さんの奥様にご連絡してCDを送っていただいた。皆様にも聴いていただければ幸いです。
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