「ドーハの悲劇」「ジョホールバルの歓喜」「タイでの無観客試合」・・・W杯出場決定戦の熱い想いは今回無かった。「日本がW杯に出ることが当然」とは思ってないし、最終予選は楽なゲームが無いとも分かっている。しかし、今回は組み分けが幸運すぎた・・・。豪州以外は未出場国で抜きん出た選手もおらず、最終予選の重圧に自滅する事は予想どうりに現実となった。ウズベキに「欧州クラス」のFWが1・2人いたら1-3で負けていたゲームだった。 まぁ、レフリーが理解不能のジャッジで久々にアゥエーゲームの醍醐味は十分堪能できたし・・・「中東の笛」というのは実にある意味「オモシロイ」。。。
しかし、今回の日本代表は実に苦境に強くなった、やはり「W杯3回連続出場」という経験値は貴重な財産なんだろう。 そして、「中山ゴン」のスピリットと、「ゴンの数倍の確かな技術力」を持った「岡崎」というストライカーの登場が日本を救ったような気がする。(とりあえず、FWの決定力不足という声は消してくれたと思う・・・)
足が速いわけではない、ドリブラーでもない、ゴール前に飛んできたボールを愚直にゴールに叩き込む。「ストライカー」の登場である! ウズベキ戦でも、「恥骨トラップ」「足のどこかに当たれシュート」そして、跳ね返ったボールを「脳天ヘッド」・・・。完璧のドロ臭さ、まさに「昭和の日本的ストライカー」の覚醒である。さすが、私がひと目で気に入ったFWである。君なら世界を驚かせてくれるかもしれない。。。。あのプレースタイルを貫くと・・・本大会までに怪我をしない事だけを祈る。