サムライブルーが迷走中である(加えて言えばグランパスもドラゴンズも「何やってんだ!」の真っ最中である・・・)
そんな中、「相手より1点でも多く取れば勝つ」というスポーツの大原則を頑なに実践しているのが、我等が「なでしこ」たちである。
・・・ま、決勝トーナメント1回戦ロスタイムに海堀ちゃんの「ポロリの失点」は笑って許そう(個性的なチームメイトの守護神様に恵まれたワタシにとっては、GKのそういうプレーにはとても寛容なのである・・・)
そもそも、ユニフォームに胸に黄金のチャンピオン・エンブレムをまとった「なでしこ」は現役王者なのである。 求めらるものは連覇へのチャレンジであり、それを阻止すべく挑んでくる強豪との戦いなのである。。。次元が違うわ・・男どもとは。。。
それにしても、レジェンド澤は別格として、「男前」のメンバー揃いである。 近賀ねえさんを筆頭に、海堀ちゃん、岩清水(←コイツはスゴイ!)、熊谷、坂口、宇津木、大儀見・・・実に男前である。。。宮間、大野、有吉、岩淵に至っては、まるで「高校球児」のようである。
そんな中、唯一の「女性選手」が紛れ込んでいる。。。。
下の写真だけでお分かりでしょう。
「内股」でピッチを駆け巡り、遠くから見てもすぐ誰か分かってしまう。(ワタシは今まであのようなプレースタイルを見たことはない・・・)
そう、我らが「鮫ちゃん」である。。。。
思えば、前回W杯開催前に起きた東日本大震災で彼女の運命は翻弄されることになった。
その当時の所属は「東京電力サッカー部(東電マリーゼ)」、彼女自身も福島原発の社員であったのだ。
震災後、直ちに彼女のチーム、協会のスタッフは「鮫島を守れ」というミッションのもと、米国リーグへの移籍を敢行する。(環境を変えないと「鮫島はサッカーをやめてしまう」という周囲の判断だったようだ・・・) そしてW杯に全試合出場し優勝する。
その後も、海外チームを渡り歩き、W杯予選前にベガルタ仙台(戻るなら、この地しかなかった)に移籍し帰国を果たすが、靱帯損傷という大きなアクシデントに見舞われてしまう。。。。
そして、負傷も回復し再びW杯本大会のピッチに戻った。。。。
鮫島 彩 「なでしこ」の不動の左サイドである。
「なでしこ」と呼ばれるには、それだけの訳がある。
それは、男どもが当然のコトのように口にする「金や名声や名誉を勝ち取るため」ではない。
だから、決して、なでしこは我々を裏切らない。