遥か彼方へ

行きかう年は旅人なり
いずれの年よりか、片雲の風に誘われ漂泊の思いやまず
我、前だけを見据え最期まで走らむ

岩手山登山(上)~鼻水も飛び散る頂上へ

2022年10月17日 | 山旅

10月12日(水)

 

頂上への稜線は冷たい強風で

 

~・~・~・~・~・

 

 

▲ 岩手山登山口・馬返し第一駐車場での朝 標高608m

 雲はうっすら広がるが、これは登らざるを得ないな。

6時20分出発。

 

▲ 登山口

 

 

▲ YAMAPではコースタイム3時間余、体力度3(中間?) となっているが

ボクのガイドブック「日本三百名山」(JTB)では、登山レベル上級、体力度5☆ になっているので、悪しからず。実際、累積標高1459mというのはボクの過去上限に近い。

 

体感イメージ的には

▲ 登山口の横にあった案内図↑ に近い。

 

ブナ林のあと

▲ 少し紅葉も入ってきた。2合目近辺。

連日の雨だったにも拘わらず登山道はぬかるんではいない。

急坂の連続で、雨水も単純に溜まらないのだろう(笑)。

 

 

▲ 下界は、残念ながらガスっぽい。

それでも、一応見えるから良しとしよう。

左手の山は、昨秋登った姫神山1124m、山頂がわずかに見えている山は、だいぶ前に登った早池峰山1917mだ。

 

 

▲ 2・5合目の分岐にきた。7:50AM

左が旧道。右が新道

グレートトラバース3でヨーキクンは、初め新道で登り始めたが樹林帯が続くだけなので、変更。旧道から登りなおした。ので、ボクは見晴らしの良い旧道から。

 

▲ 4合目。8:30AM

ガラガラの岩場が続く。

見晴らしは良く、振り返れば

 

▲ 下界

 

 

▲ 左横は紅葉帯が続く

 

しかしこの紅葉も、まもなく

▲ 赤土のガレ場に変わる。

岩手山は紅葉の山ではない。この時期は、ただひたすら登る山。

 

 

▲ 7合目。

やっと旧道と新道が交わるポイントまで来た。10:14AM

ここからは傾斜がやや緩やかになる。

 

▲ 目の前に、岩手山の山頂・外輪山が現れてきた。

 

 

▲ 下界。

 

 

▲ 8合目避難小屋まで来た。

ここは予約なしで避難的に宿泊できる。1300円だったかな。トイレはキレイ。

さらに、ほぼ平地を進むと

 

▲ 後ろに鬼ヶ城とその下に不動平避難所が見える。

この右横に見えるゴロゴロ石のある山道で、下りでアクシデントが発生する。それはのちほど。

 

▲ 不動平の分岐点 10:53AM

不動平避難所には寄らず、とにかくてっぺんを先に目指す。

 

▲ 気温は不動平で4度Cほど。

 

 

▲ さあ、あのてっぺんへ。

 

 

▲ 砂礫の道を上がっていく。

 

30分ほど登って

▲ 外輪山に到着。11:19AM

目の前には、いわゆる「お鉢」が広がる。

 

▲ 左側から時計回りに回っていくつもりだ。

この先の右には

 

▲ 薬師岳と別名のある尖った頂上が見える

その右には噴火丘の妙高岳があって、その左下に御室火口がある。

 

 

▲ さらに右に目を転じれば、妙高岳と、背後には外輪山が続く。

 

さらに外輪山を右に回れば

▲ 現在地に至る。

広いお鉢だ。

 

では、頂上(薬師岳)へ進もう。

▲ 外輪山の稜線上には、いくつものこういった石像が点々と置いてある。

棟方志功の版画みたいな、ほんわかした像だ。

 

 

稜線を歩き始めると、強い風が真っ向から吹き付けてくる。それに寒い!

▲ 三人の方が前を歩く

少しでも風よけになるかと思って、すぐその後を続くが、残念ながら変わらない。

寒さで、鼻水がツーと落ちてくるが、そのまま吹っ飛んでいってしまう。

 

▲ 南極越冬隊員はこんなものかと思いながら、強風に身をかがめて歩を進める。

もう少しだ。

あの尖塔が立っているところが頂上だろう。

もう少し。

 

▲ 頂上到着!! 2038m 11:37AM

出発から5時間ちょっと経っていた。CT比1時間弱プラス。

 

あまりに寒いので、(計測する余裕がない多分ゼロ度C)、長くはとどまってはいられない。

▲ デジカメの操作も間違えたのだろう、モノクロになっている(笑)。

 

 

▲ とにかく登頂、成功!

 

寒いが、撮影をしなくては。報道使命がある。

 

頂上から、右回りに

▲ あの外輪山をこれから回って

中央に噴火丘の妙高岳。(登れない)

 

 

▲ 正面から噴火丘を眺める

 

 

▲ 噴火丘の右手下に噴火口の御室火口。

 

 

▲ 右手の稜線が切れ落ちた所からここまで周ってきた。

 

ワイド撮影で見れば

いかに大きいお鉢だということが分かるだろうか。

 

スマホ・タブレットなら、縦画面で

 

全部一回でレポしたかったが、簡略・削除できず2回に分割させてもらいます。

 

【続く】