遥か彼方へ

行きかう年は旅人なり
いずれの年よりか、片雲の風に誘われ漂泊の思いやまず
我、前だけを見据え最期まで走らむ

進路は三陸海岸へ

2022年10月20日 | 一般旅

 

たまたま出逢ったSLとめがね橋

 

~・~・~・~・~・~

10月14日(金)

 

▲ キャンカーのドアを開けたら、赤トンボが停まっていた。逃げようともしない。

暖かい陽を浴びて、ここがいいのだろう。 それか、もう移る力が無いのか。

 

ああ しあわせのとんぼよ どこへ おまえはどこへ飛んでいく

ああ しあわせのとんぼが ほら 舌を出して 笑ってらあ

 

しあわせのとんぼであってくれよ。 ボクもそうありたいし・・ やっぱり笑われるな。

今日は昨夕からのこの道の駅・紫波(しわ)にいよう。岩手山登山のブログを書いてしまわなくては。

 

▲ 夕食は、きのう盛岡のイオンで買ったこの海鮮鍋で。

キムチ汁を掛けるのだが、掛けて煮たら汚くみえるようになったので、それは割愛で(笑)。

 

 

10月15日(土)

朝、次の道の駅を調べたら、「観光名所『めがね橋』のたもとに位置する道の駅」と載っていた。じゃ「めがね橋」とやらをみましょうか。と、道の駅みやもり へ。

 

▲ うむ、これが「めがね橋」か。

べつに・・(笑)

しかし、カメラ愛好家がパラパラ集まってきて。

 

▲ 初めにカンカンと信号が鳴って、まもなく電車が走ってきた。

パチパチパチとカメラ愛好家。

なんだ鉄ちゃん(鉄道愛好家)か。

ぼかあ鉄ちゃんじゃないし、興味もないし。

すると、バイクツーリングのにいちゃんが、「SLは何時に通るかご存じですか」とボクに聞いてくる。一応ボクもコンデジを首からぶら下げいるし。知らねえよとは言わずに、「えっ、SLが通るの?!」

 

▲ しかし、なんか鉄ちゃんが続々集まってきて。

道の駅の食品売り場で、食品の買い足しをして、レジに行ったら

「まもなく、来ますよ!」とおばちゃんに、せかされた。

そうか。ここはSLが全てのとこだ。

 

ボクも待つ。

▲ また、カンカンと信号が鳴ったら、ポーっと汽笛一斉

SLが ほんとに来たよ。

 

 

▲ ドッドッドッ と

もうみんな、パシャパシャで。

 

余談だが、右の最前列には三人のおばちゃん達が座っているだろう。

この方たち、最初はもっとめがね橋近くで、めがね橋を見上げる形で待機していたのだ。したら、鉄ちゃんのオジサンに注意されて。多分、みんなの撮影の邪魔になるからと言われて(動作で分かった)、それでもオバサン動こうとせず。そりゃ移動の自由は憲法で保証されている。でも、少し離れて座る形で落ち着いた。

 

▲ ドッドッドッ

SLは樹林の中へ入っていった。おばちゃん達もじっと見ている。

 

 

▲ そして黒い煙りだけ残してSLは消えていった。

カメラ愛好家たちは、すぐさま写り内容をチェックする人、そそくさと立ち去る人。

おばちゃん達は、まだ座って、SLの余韻を楽しんでいるようだった。

 

ボクも報道使命があるので連写に忙しかったのだが、そのため実眼でSLをじっくり見ることはできなかった(笑)。実眼でSLを心に焼き付けるのと、写真に残すのと、どっちがいいのだろうか。

 

▲ めがね橋の説明看板があった。

めがね橋自体は戦前・昭和18年からあった。昭和63年8月からの「ロマン銀河鉄道」の運行に合わせて、橋もライトアップ開始してから一躍注目されたようだ。ま、賢治の「銀河鉄道の夜」を想起させるもんな。それならボクも見たいな。

 

▲ 道の駅もふさわしい食事処にして

銀河亭でめがねばしらーめんだ。

 

 

▲ めがね橋ラーメン 850円

ピり辛みそ味で旨かったよ。

他にもメニューはある。

 

 

▲ 道の駅みやもり(宮守)でした。

 

 

▲ 一応、めがね橋とのツーショットも。

 

 

岩手の東方にさらに進んで

▲ 道の駅・遠野風の丘

ボクが柳田國男の「遠野物語」を読んで遠野を訪れたのは・・ じゃなくて朝ドラ「どんど晴れ」を見て、「座敷わらし」やら「河童池」に興味を持って同じくミーハー的な家内と遠野を周ったのは15年前。その時道の駅は無かった。

 

▲ 食事処とか土産物店もあか抜けていて良さげ。

行く前に、ボクはもちろん柳田先生の「遠野物語」を読んで、姥捨ての地にも思いを馳せたものだ。

で、このあと、JR遠野駅、市内をクルマで周ったが、なんか裏さびれた感じだけで寂しかった。

こういうのは想像力イマジネーションが必要だ。

 

さらに東へ進んで、

▲ 「ようこそ!! 鉄と魚とラグビーの街 釜石へ」

鉄~釜石鉄工所か、教科書にも載っていたが、あとは知らん。

 

 

▲ 道すがらの、山の中にあった立ち寄り湯

もう、よく覚えていない。

 

そして

▲ 道の駅・さんりく(三陸)

いよいよ海岸線に出てきた。

きょうはここでお泊りだ。