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心に花の咲くblog

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コンスタンティン(2)

2005-05-14 23:01:29 | 映画の花の咲く方へ
2回目観てしまった・・・。
世間の評価は知らないが、僕の中では久々のヒット。

この映画を魅力的にしている点についてスピード感と前回書いたのだが、そのスピード感を出す為に用いられている手段として徹底的な説明の映像化があると今回感じた。『表現のアイコン化』とも言えるだろうか。とにかく詳細な説明、改まった解説が無い。

・悪魔が現れると時間が止まる
・椅子などでの地獄覗き
・両手の紋章を合わせると結界を破れる(?)
など

これらについて、観客は映像を観ることによって学び映像として理解する。一見不親切ではあるが、それを差し引いても得られる躍動感が勝っていると思う。

さて・・・

※ここから先はネタバレを含むので、観てない方はご遠慮ください。これから2回目を観ようとする方には丁度良いかもしれません。











説明がないという点では、ラストにコンスタンティンがサタンから黒い塊を二つ取られるシーン。友人に言われるまで、実はあれが何だか気が付かなかった。念のために書いておくと黒い塊=肺がん。
このようにストーリーのテンポにつられて何だか分からなかったシーンが自分の中で話題性を高めているのかもしれない。

そしてこの映画で見落とせないのが細かい演出。

・ミッドナイトに腹を掴まれシャツに付いた焦げ後を見てコンスタンティンが一言
 「高いシャツだったのに・・・」
・自己犠牲により救われ、天に召されそうになった時、サタンに向けて立てた中指
・人間になったガブリエルが殴られた時の表情
・ラスト屋上シーンでタバコと思いきやガムを噛む

これらのシーンは本当に傑作!

そして1回目に観たときは見落としたエンドロール後のおまけ。

自分の墓から天使の格好でチャズが現れ天に昇っていくシーン。

これは何を意味しているのか?

①実はチャズはハーフブリードor天使で今回の件に裏で手を貸していた。ラストの屋上シーンでコンスタンティンが「後始末をする」と言っており、アンジェラは「裏があったのね」と言っている。このことをコンスタンティンは知っていた。
②①と同様だが、コンスタンティンは知らなかった。
③単に良い行いをしたためチャズは天に召された。

①と②を考える。
天に向って飛んでいくチャズを見るコンスタンティンの何気ない顔から判断すると①のように思えるが、一連のチャズとコンスタンティンのやり取りを考えるとやはりこれは②か。

では②と③では?
個人的には②の展開の方が好みだが、上でも書いた通り、おまけシーンのコンスタンティンの表情ややり取りを考えると普通に③と結論付いてしまう。

答えを見つけるためDVD化されたらもう一度観てみるとしよう。

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