CとAな日々～in my life with CHAGE and ASKA：第２７回

13/06/11
第27回：

土砂降りの雨の中、Twitterで復活ライブ延期のニュースを読んだ。
そしてその理由がASKAの体調不良にあるという。
CHAGE AND ASKAが復活するというニュースを見た時、白状するとそれほど自分の中で盛り上がりがなかった。
それはそこに集中するだけの余裕が自分の生活になかったからかもしれない。

ところが6月11日、降りしきる雨の中でASKA体調不調のニュースを読んだ時は何かが違った。
家に帰ると、何だか一気に力が抜けてしまった。
歌詞を引用しながら書くのであれば「まるでブレーカーが落ちたみたいに動けなくなって」。
気が付くとソファーの上で5時間くらい寝ていた。起きると時間は0時に近かった。そしてそのまますぐに朝まで寝てしまった。

プライベートでも仕事でも大きく変化が続いたこの数年間。
何だか色々ありつつもあっちこっちにと折り合いをつけながら、補強をしながらきたつもりだったけど、突然打ち込んでおいた楔が抜けて、バラバラになってしまった感じがした。楔が抜けた事よりも、そこかよ楔の位置？！ってことに自分でも驚いてしまった。

別に孤独な人生だったワケじゃない。
だけれど、フトした瞬間、小さな小さな瞬間に、ほんの少し背中を押してくれたり、顔を上に向かせてくれたのは紛れもなく彼らの声と詞だった。もうそれは何年も何年も前から。
歌はいつまでも残り続ける。それでも、このニュースが僕に与えた影響は計り知れなかったのだと思う。
誤解をおそれず、こう言っても構わない。
「僕のこといつも歩かせてたのはやっぱり歌だったのかもしれない」