何であっても、交渉の現場で格闘しているビジネスパーソンにとってはお馴染みの手法が書かれていると思うかもしれませんが、体系的に並べて頭を整理するのはとても大切な事。
手法は知っていてもbad cop, good copという名称は知らなかったりと新たな発見もあり。
ボトムラインって軽々しく言ってはいけない!という項目は、何かにつけてfinalとかbottomとか言いたがる私にはとても勉強になりま . . . 本文を読む
ちょっと苦笑いしてしまうところもありますが、絶対ないとは言い切れないかもしれない。
具体的に
すぐに1ドル=80円=4元
いずれ(2012年以前に)1ドル=60円=2元
となる。
と、具体的な数字を挙げているのはフェアだと思います。
個人的に円高は困ったものですが、元高はある意味仕事には好都合。
国益としてどうかは別ですけどね。
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「言葉は成熟する」
に、やっぱりそうだったのかとうなずいたり、
「(アイディアのもとは)何でもすべて取っておくのが良いことではない」
にそうだったのかと感心したり。
本書では情報の取り扱い方、その生かし方、それを思考方法について丁寧に書かれています。
もともとは論文に取り組む学生に相手に書かれていますが、どんな仕事をしている人も、多かれ少なかれ新しいアイディア、発想を求められる時代、読んで損のな . . . 本文を読む
本書の紹介にも書いてある通り、任天堂に関する書籍は案外少ない。
特にそのビジネススタイルや内部構造に迫るものは全くなかった。
Nintendo DSやWiiでSCE、マイクロソフトという名立たる巨人の攻めを巧みにかわし、躍進する事で急にスポットライトが当てられ生まれた本書。
残念ながら内容は、過去の日経ビジネスで組まれた任天堂特集の焼き直しに近いので、任天堂の未知の内部に迫るという目新しさはないも . . . 本文を読む
著者の別の本『交渉術』を読んだ時は、見方によって風景は変わるものと思ったのですが、はたして変わった風景が正しいのかは微妙なところ。
「何かを始める時は、いつ終わらせるかも決めておく」
本書に書かれていたこの言葉は大切ですね。
区切りを付けるというのは何事においても難しい事です。
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今週の特集「激安デジタルの脅威~液晶テレビは誰でも作れる」では、ついにデジタルという名の本当の意味が姿を表したような印象を受けました。
Know-howという存在価値が高レベルでのみで発揮される世界では、普及品で求められるのは低価格という言葉のみ。
技術大国であるからこそ不利な戦いとなるジレンマを抱える日本。
その各社の苦境がまざまざと書かれています。
インターネットは誰もが歌手に、誰もが物書 . . . 本文を読む
中国出張に行く前に読んだ本。
松下電気(現:パナソニック)出身の方が書いた本なので、話の内容が小売りを前提として書かれています。
業種が違うのでピンとこない点もありましたが、債権回収の難しさなどは共感できるところです。
日本を知ってもらう努力をする、中国を知る努力をする。現地社員への教育や、通訳の使い方など、業種を問わずに中国でビジネスを開始しようという人にも役立つ知識もある程度書かれているた . . . 本文を読む
出張中に読んだ本。
現地のレストランなど公共の場所で、その国について書かれた本を読むと周囲の目が気になるものですね。。
日経が出しているだけあり、データとして中国を語った一冊のような気がします。
章以降の、日本と中国の文化の根底にある思想の違いなどは興味深いです。
実際に現地で打ち合わせや食事をしている時にはあまり感じる事はありませんでしたが、常に自分の意識下で覚えておく事は必要かもしれません。 . . . 本文を読む
『交渉術』というタイトルですが、全体的な構成は著者が関わってきた北方領土の返還交渉や、ロシア滞在時の物語に焦点があっており、『術』というよりは『体験』に近い気がします。
交渉というと知的でスマートなイメージの本ばかりが並ぶ中で、スパイ映画のような、また泥臭い裏側などに焦点を置いた珍しい一冊。本書ほどの内容にはならないまでも、目的の規模が大きくなればなる程、危ない橋は渡らざるをえないのかもしれませ . . . 本文を読む
営業という仕事をする中で心掛けている事があります。
ひとつは『現場重視』。
もうひとつは『見える化』です。
特に言語や商習慣の違うお客や業者と話をする時は「自分で実際に見たもの」を「相手に目で見えるカタチで」伝えるようにしています。
伝え方は様々、いつも自己流なのでidea探しに読んでみました。
. . . 本文を読む
講演録ベストセレクションです。
テーマは違えど思想は同じなので公演同士での重複もありますが、それは思想がそれだけ多くに共通するからなのでしょう。
多くのことは倫理観や精神論的なところもあり、もっと業界紙を読んだり、それこそ語学を勉強しろと言われそうですが、これらの話は生きていく上でも非常に根底にある事です。
精神論に傾きすぎてはいけませんが、それこそ心の栄養にはなるのではないかと思います。
さ . . . 本文を読む
「社員の声なきは、会社に対する反逆である」
久しぶりにこのセリフを思い出しました。
前職の上司が、伊藤忠出身だったので会議でこのセリフを言っていたのです。
確かにこんなエネルギッシュで破天荒な(?)人の下で働いたら、鍛えられる...いや、鍛えられ過ぎます。
第一部の前半は、あんなことをやった、こんなことをやったという実績に焦点があてられ、当事者でないとあまり面白くない。ところが第一部後半、そ . . . 本文を読む
週刊誌、日経ビジネスの推薦図書は大体はずれがないのですが本書はハズレ。
売れそうなタイトルを考えてから無理矢理内容を作った感が否めません。
説明、視点は良かったと思うので、同著者の他の作品を読んだ方が良いと思います。 . . . 本文を読む
読む人によると思いますが、どちらかと言うとオーケストラの内情やこぼれ話、名指揮者の逸話に興味がある人向けかなという本。
結びの言葉にもあるように、著者としてのターゲットはビジネス書愛好家。
だから音楽用語や作曲家にはかなり詳しく注釈が付いています。
どちらにしても異分野の話を聞くことで閃く発想もあるのは確かなので、面白い試みの本ではあると思います。
「ダメな部下がいるのではない。ダメな上司がいる . . . 本文を読む