ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

イタリアの印象派を観にいく

2013-11-16 01:24:43 | 美を巡る
131108.fri.-2


損保ジャパン東郷青児美術館で
「トスカーナと近代絵画展」を見る。

14~15世紀、ルネサンス美術を席巻した
イタリア、フィレンツェ。
その後西洋美術の中心はフランスへと移るが、
その19~20世紀にフィレンツェを州都とする
トスカーナでは、どのような絵画運動が
あったのか?

19世紀前半、
リソルジメント(イタリア統一運動)の頃、
好んで描かれたのは
初期ルネサンス時代の出来事。
かつてピッティ宮殿近代美術館で見た
サバテッリの「チマブーエとジョット」に
再会できたのは感激~!
ルネサンスのみならず、西洋絵画の父と
いわれるジョットが、画家チマブーエに
見出された伝説を描いた絵です。



19世紀後半には、
イタリアの印象派ともいわれる
マッキアイオーリ(斑点派)の画家達が活躍。

トスカーナの自然、郷土の風景、静物画を経て、
20世紀になると、形而上絵画に代表される
デ・キリコらが現れ、
パリのシュルレアリスト達に影響を与えました。

案外、見落としがちな美術史やその作品を
再認識できる展覧会が、最近多くなって
嬉しい。
そんな小一時間でした。

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