今はもう開催していない
当時、人気の花火大会
何年か続けて、あなたとふたりで
行っていた
その場所は
丘の上で
道を上り詰め
辿り着く
現在と違い
花火会場までの経路も、どこで観るのがいいのかも
情報が少なく
人づて、伝聞や経験だった
それでも、毎回感動できる場所に陣取れたような気がする
何回目かの
あるとき
あなたは、関係者で
優先的に、いい場所を
確保できることを聞かされたが
それは
あなたの優しい配慮なのか
背景にある、あなたがする嫌な想いなのかわかろうともせず
断ったが
それだけ
自信があったのかもしれないし
おごりがあったのかもしれない
最近
あなたから、画像付きメッセージで
宿泊しているホテルの部屋から
意図せず
花火大会が見られ
とてもきれいだったと
うれしそうだった
そして
やりとりで
あなたが
花火大会が
凄く好きなのも知った
たぶん
以前、ふたりのときも
話してくれたのかもしれないが
自分勝手な
自身の記憶に
ほとんど残っていなかった
当時も、今も
その感覚は
自信ではなく
うぬぼれに違いない
それが
わかっただけでも
なんとなく
【公式】槇原敬之「桃」(MV)【23rdシングル】 (2001年)Noriyuki Makihara/ Momo
B'z / 今夜月の見える丘に