喝采

教会の前面で

拍手喝采をあびるその姿に

感極まるよりも


その

あなたの肌に頬をつけたときの

誰にもわかり得ないような

好きな匂いと温もりのほうが心地よくて


そんな許されない感覚は


誰かに許しを請い

救いを求めるよりも


むしろ、そんな自身に嫌気がさし

それでいいと思えたり














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魅力

ずっと前に、あることをきっかけに

ゴルフをはじめる。

それまでは、まったく興味がなかったが

あるひとに誘われて。


だれかの画像や動きを真似て、

似せて自身の姿を重ね合わせる。


満足げでいると


そのうちに、自身を映す機器が進化し

より簡単に自らを知ることができるようになる。


本当の自身を。


そして、

自身の思っている姿とは程遠い何者かをそこに目の当たりにする。


はじめのうちは、その乖離に呆然とするほどだ。


それが、その感覚の差が

なんなのかが少しずつわかってくると

おもしろくなってくる。


ときどき、たいして、おもしろいものではないのかもしれない

そんなことも思う。


ときどき

手ごたえや、軌跡、音が、頭に残る。

すごく気持ちがよかったりする。


続けている。





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詞

離れていても

ふたりだけの約束を守り続けて



約束は決まりごとでなく、こころにしたためた一行の詞

それを、いつまでも唱えるように


想うたびに

もう一度


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