SEKIRARA(回想)

男と女。真実。日々の雰囲気、感じたこと、そしてせきららな関係を綴ります。
「あなた」とは複数の特定の人物です。 

感謝する

2008年07月26日 19時18分08秒 | ヒミツ

愛するということがわからない幼稚な自身と、愛に生きざまを賭けるあなた。

あなたが言う愛は

私には、きっともっと長い時間をかけなければわからないような気もするし

私には理解できないのかもしれないと思う。

こんな馬鹿者に向き合ってくれるあなた。

言葉を確かめながら再び日常へ旅立つ。

あなたにとっての私、私にとってのあなた。

ただひとつ確かなこと

あなたとの巡り合いに感謝し

きょうもすごす。


待ち合わせ場所

2008年07月21日 01時59分50秒 | ヒミツ
続 6月13日のつづき 平日の夜
どんな人かはメールの文章が短く計り知れなかった。

旦那さんは仕事が忙しく家庭を顧みない男なのか、どんな生活をしているのか。

興味があった。

おそらく私自身は、ろくでもない男

そんなふうに思われているのか。

どう思われているか、それはいざ知らず

引き付けられる性欲とは少し次元の異なる

欲望のようなものメールからは感じた。

ひとの素直な気持ちを。

家が割合近いということで、旦那さんが出張の日を選んで逢う約束をしようと思った。

「こどもさんはどうするの」

「中学生だから、晩御飯を食べれば後は居なくてもこどもだけで」

「なんて言って出掛けるの」

「奥さんどうしの飲み会って言います」

時間は夜9時で約束する。

場所は少し離れた大きな公園の駐車場。

昼間は近所のこども連れで賑わっているが、夜はほとんど人も通らない

そんな場所。

それでも引っ越してきたばかりでわかるのか不安だった。

「そこならよくわかります」

そこならあなたと初めて確実に他人目につかず待ち合わせできます。

そんな返事だった。

音をたてる

2008年07月17日 06時13分59秒 | ヒミツ
黒いレザーのソファーに座ってもらう。

裸で。

汚すことを気にしなくてもいいから

音をたてる時にはいつもこの場所、ここに座る。

脚を開いたあなたに正面から向かい、あの音をたてる。

左手の二本の指で

指の腹で陰唇をこすりあげ叩く。

あなたの早い反応が音にも表れる。

指と陰唇があなたの体液を介していやらしい音をたてる。

「聞こえるかい」

あえぐ声のトーンを抑え我に返ったあなたに、その音を聞かせる。

よく聞くようにさせる。

あなたは再び悶絶する。

ふたりの間で食事の時にも聞いたことがない音を割れ目の間から発しながら。

きょうの雰囲気

2008年07月12日 01時26分37秒 | ヒミツ

サミットが終わる。

期間前から最終日まで幾ばかりか仕事で関わった。

議題にもなった地球温暖化。

地球が温たまって海の氷が溶ける、海面上昇、異常気象、食糧確保への悪影響。

それを防ぐにはどうする。

学識者ではないので、今からやろうとしていることが防ぐ手だての1パーセントにもほど遠いのか、微力前進あるべきなのか。

経済と国力、国益。

目に入るさまざまな誰かの意見を自身で判別し

自身のやるべきことを見い出さなければならないと思う。

しかし、本当のことわからない。

柔軟といわれる優柔不断に対応するのではなく

強い意志を持って対応できる人間でなければ軽蔑される。

そう思い、何かを判別し続けてきた。

意見、誰かの話すことを。

自身の優柔不断さに閉口しながら。


目の前にないものに想像だけで迷い、目の前にあるものにも翻弄される。

2008年07月09日 12時05分22秒 | ヒミツ



地下のダイニングバー

オーダーする時以外和風の引き戸が閉まり、完全にふたりの空間になる。

そういう閉鎖的な個室はあまり好みではない。

かといって隣の話がはっきり聞こえるほどの店も好きではない。

ふたりの会話がはっきり聴き取れ、まわりの雰囲気が見える場所がいい。

こういうところはあなたの好み。

L字型に配置された少し硬めの座席。

そんなことはしないとわかっていても

ほどよく酔うと、私の耳元で

「しよう。」とつぶやく。

その気がないのを確かめると、不貞腐れる。

わかっているのにいつもそう。

今度は座席に仰向けに横たわり不貞寝。

脚を私の膝の上に投げ出す。

素足の薄い肉付きのスレンダーな脚が綺麗だ。

爪の手入れされた23センチの足で

私の腿を悪戯しながらあなたに要求される。

それに応え足の指を一本一本マッサージする。

困ったものだ。

いつもそう思う。

対称

2008年07月05日 13時02分36秒 | ヒミツ

サミットのテーマではないが
環境負荷が少ない乗り物、自転車で通勤している。

雨の日に仕方なく乗る地下鉄より快適。


赤信号の交差点で止まる。

ふと手元を見る。

ハンドルの左右のグリップの長さが微妙に違う、ゴムの長さが。

購入した頃は気づかなかった。


鏡を見て、自身の顔がまったく左右対称でないことにいつの頃か気づく。

おとななら、みなそうだ。

気づいた頃がいつだったか忘れたが、ショックだったような。

対象に造られたものでも微妙に違う。

そこに個性があったり、表情のよさがあるようにも思える。

もちろん

あなたの

2008年07月02日 02時04分47秒 | ヒミツ
長めのソファーにふたりで横たわる。

あなたの長い髪を触る。

静かに撫でる。

髪そのものには意志はないが、指先や指の根元に髪がすべり、あなたの感覚が感じられるような気がする。

頭皮から足の指先まで突き抜けるような感覚。

同じ感覚のひと。

逢えてよかった。