SEKIRARA(回想)

男と女。真実。日々の雰囲気、感じたこと、そしてせきららな関係を綴ります。
「あなた」とは複数の特定の人物です。 

大晦日

2007年12月31日 17時47分53秒 | ヒミツ
年末が好きだ。

幸いというか年末年始は仕事は休み。

なんとなく、ことしあったことを想い出す。

いい想い出、悪い想い出。

つながること、途切れてしまったこと。

いくら考えても、なにも変わらないような気もするし

自身が大きく変わったような気もする。

12月31日で時(とき)が止まるわけではないが、

強制的に時間が限られ、全てのひとに平等に与えられているような

そんなイメージが好きだ。
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優しさと逃避

2007年12月30日 01時17分35秒 | ヒミツ
優しくなれる理由。

優しくなれる理由は、よりどころがあるから。

そのよりどころは日常の中にはない。

日常からの逃避のような行動は

ひととして何かが劣るのかもしれない。

劣るとすれば、ひとりでは自身に裁きを下すことができないこと。

日常においても撲殺されたくないから

幼稚な猜疑心に苦しめられる。

それでもふと気づくと

日常、誰かに優しい言葉をかけている。

その言葉をかけることができてよかったと思う日がある。

あなたに日常からの逃避だけを見い出しているのではないと思う。

そこにも日常のように徹底した話し合いや議論がないといけないのかと思うことがある。

ふたりの時間はいつも止まったような世界。

そこからの逃避はない。
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指をはわす

2007年12月22日 01時27分41秒 | ヒミツ
あなたの右隣に座る。

私の右手の人差し指で

あなたの左手の人差し指と中指の間を触る。

少し強めに。

そのまま掌から手首、ひじの内側に向かって

そっとゆっくり私の人差し指をはわす。

指をはわしながら、また掌に戻る。

それを

他の指の間でも繰り返す。
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ひととき

2007年12月20日 00時26分43秒 | ヒミツ
わりと大きなショッピングモールの駐車場

照明に照らされ黒いアスファルトに立つあなたの姿がキレイだ。

あなたは私の白い車を横から眺め嬉しそう。

そんなあなたの様子を見るのが嬉しい。

いつも笑顔でいられない。

哀しい歌が好きなふたりの一時。
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生の根幹

2007年12月16日 18時08分31秒 | ヒミツ
ひとの生の根幹、エネルギーとはなんだろう。

怒り、怒ること、静かに密かに怒ること。

ねたみ、うらやむことが競争社会。

怒ることは決して嫌ってはいけないが

もっと大切なものは優しさであると思いたい。
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天使

2007年12月11日 02時27分19秒 | ヒミツ
深夜、二次会も終わりトボトボと歩く。

雪の季節なのに、足元には全く雪がなかった。

ほろ酔い気分が幸いし少し暖かくも感じられた。

昼間は賑やかな駅前を横切り、ラーメンでも食べようと店へ向かう。

終電も終わったのだろうか、人通りはほとんどなかったと思う。

時折、正面から歩いてくるのが男性か女性かも意識せずただ目的に向かい歩いていた。

突然、正面から来た女性に話しかけられた。

あどけなさが残る女性は被ったニット帽との組み合わせで、ぬいぐるみのように可愛いらしかった。

無垢な表情。

暗闇の中、天使と巡りあった気がした。

何故、私なのかわからなかった。

新手の無心かとも思った。

バイト初日で予想外に遅くなり

公共交通がなくなってしまったことや

携帯の電池も切れ、困り果てているあなた。

そんな間抜けでは、今時この街でやっていけるわけがないとも思った。

あなたは私のアドレスをノートのようなものに書いた。

寒さの中、凍える子犬のようなあなたに、家に帰れるだけのタクシー代を渡し見送った。

そして

次の日、会議中にあなたからメールが届いた。

あなたが自分でも覚えられないと言っていたように、昔からあるキャリアの長い長いメールアドレスだった。

ハタチのあなたとのメールが始まった。
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追求 追及 追究

2007年12月05日 16時09分48秒 | ヒミツ
性に対する意識は若年のほうが総じて高いと思われている。

知識のなさ、経験のなさ、探究心、若いということ。

しかし

年齢を重ね

結婚や出産といった人生においての

大きな節目や体験をすることにより

性についても再考する場面が多くなるのではないか。

平面的な形が決まると

それを破り、奥に突き進みたくなるような。

若年とは異なる探究心、どこから溢れてくるのかわからない

自身の何かを追求、追及そして追究するエネルギー。

肉体だけではなく

また、

精神論でもなく、その融合したようなおぼろげなもの。

ひとは

そのエネルギーを

おそらく常識といわれる範囲内で隠す。

深いところで

そのエネルギーを

それぞれの何かで抑えようとしている。
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薄らぐ記憶 想い

2007年12月01日 00時27分47秒 | ヒミツ
対面しながら話したこと、電話で話したこと、

その内容が驚愕の事実であれ

歓喜に満ち溢れることであれ

いつかは記憶も薄らぐ。

勿論、両極端の内容は

最も記憶に強く残っているはず。

それでも想い出すたび、想い出す今の自身の場面や立場ごとに

イメージは曲がっていったりする。

そして、手紙は記憶を呼び戻す記録としては従来、素晴らしいものではある。

今、メールはその送受信のスピード感により

よりリアルな記録となる。

電源を入れると

目の前に現れる文字に想いをはせられる存在。

直接の会話や電話した時の記憶よりも

自身の記憶を正確に蘇らせることが少しはできるはず。

そう思いたい。
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