すがりつきたかったり
抱きつきたかったり
しゃぶりつきたかったりする。
そんなことが軽蔑される時代に
あなたとそういうことをしていたのは
もちろん軽蔑されていると思う。
それでもあなたとしたい。
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わかりやすく表現することが大切だとされている。
誰にでもわかりやすく説明できることがもてはやされる。
わかりやすく表示される仕組みもある。
万人にわかりやすいことは嘘偽りがないように思え、
伝えられている側はわかったつもりにならなければいけない雰囲気がある。
一方、表現の上手さだけに感嘆感激し
その表示の一層奥にあるなにかや
隠された嘘であったり偽り、誤りを見抜くこと、
感覚が鈍くなっていく。
ひとそのものは、わかりづらいものであり
わかりづらければ、理解しようとしてもがく。
もがきを忘れた人間は寂しい。
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いつのころからか
デジタル時計というものが登場した。
時が流れるのは自然の摂理だが、時を刻むのは人類の英知と思うのはおごりだろうか。
ひとつの数字を7本のラインで構成するデジタル時計も好きだ。
しかし、2本の針で時を描くアナログ時計も好きだ。
深夜なにげに目が覚めた時
はっきりと時刻を確かめられるのはデジタル時計だ。
タイマーのように残り時間を刻むのが得意なのはデジタルのようだが
実は時をイメージしやすいのは、針で描くアナログだったりもする。
私の部屋には
デジタルの置時計がふたつ。
アナログの腕時計がふたつ。
お互いに負けてない。
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