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認知療法

2007-07-30 | 医療
うつ病の治療について
浜松医科大学名誉教授の高田明和先生は認知療法の
効果をその著作の中で強調しています。

うつはゆがめられた考え方から生まれる。
その考え方とは
①何か失敗するとそれで全てが駄目だと思う
②失敗すると何をやっても駄目だと思う
③自分の否定的なことだけを取り出す
④自分のよい点を無視する
⑤他人の心を憶測する。将来を予測する
⑥ものごとの重要性を過大に考える
⑦感じたことが現実と思う
⑧こうする以外にないと思う
⑨自分はだめだとラベルを貼る

これらのゆがめられた考え方から脱却する
つまり従来の考え方を変える治療が認知療法です。

現在うつの治療というと薬物療法が主流ですが
副作用や再発が問題となってきています。
反面、認知療法は治療効果が高く再発が少ないのです。
考え方を変えることはたやすいことではないので
すぐに効果が現れるものではありませんが
考え方を変えるプロセスをこなせば
多くの方に恩恵が得られるでしょう。

家族の方の協力が得られる方は
当初は家族の方にペースメーカになってもらって
この療法を薦めたいと思います。



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