漢字では木に冬と書いてヒイラギ、読んで字の如し、初冬のこの時期に花を咲かせる。
民家の庭先から突き出した枝にも一杯白い花を付けて居る。
葉腋に白い小花を密生、花は四弁、花径は約5mm。
葉の鋭い棘は節分の夜、鰯の頭を突き刺し、家の玄関に掛けた昔を想い出す。
撮影2013.11.22
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東アジア原産で、日本では本州(関東地方以西)、四国、九州、琉球の山地に分布しているほか、外国では台湾でも見られる。
樹高は4-8m、葉は対生し楕円形から卵状長楕円形、革質で光沢あり、縁には先が鋭い刺となった鋭鋸歯がある。
また、老樹になると葉の刺は次第に少なくなり、葉は丸くなってしまう。 花期は11-12月、葉腋に白色の小花を密生させ、雌雄異株で雄株の花は2本の雄蕊が発達し、雌株の花は花柱が長く発達して結実する。
花は同じモクセイ属のキンモクセイに似た芳香があり、花冠は4深裂して、径5mmになる。果実は長さ12-15mmになる核果で、翌年6-7月に暗紫色に熟す。