何度か見た気もするけど花が付いて居るのはこれが初めての様な ・・・
川向こうの低山へ月一ぐらいのペースで出かけるが前回、5・24には気づかなかった。
山道斜面から30~40cmにもなる細い花序を伸ばし、その先端に花を4~5輪咲かせている。
葉は細長い線形、花序の下方には咲き終わった花殻(実)をづらっと10段以上も連ねて居る。
花は白い紡錘形、長径約5~6mm、花冠は薄ピンクで六裂、花径約3mm。
紡錘形の花房や花序には、細かい縮れた毛がいっぱい生えて居る。
撮影2015.6.13
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キンコウカ科ソクシンラン属:多年草
関東地方南部以西~沖縄の山の麓や道ばたの日当たりのよい草原に生える。
地下茎は短く、多数の根をだし、葉は線形、長さ10~30cm、鋭尖頭、無毛、3脈がある。
古い葉は繊維となって基部に少し残り、花軸は高さ30~70cm、線形で長さ25~6mmの苞状葉を散生、ちぢれた毛を密生する。
花は斜上し密に穂状につき、苞は線形、長さ3~10mm、小苞は1、長さ2mm、花は筒状、長さ6mm、上部は白色で淡紅を帯び、下部は淡緑色、外面にちぢれた毛を密布する。花冠は6裂し、裂片は披針形、長さ2~3mm、鈍頭、直立、下部は子房と合生する。
子房は下位、長さ2.5mm、花柱は長さ1mm、先は3裂し、裂片は直立する。
雄しべは花被片につき、6、花糸は長さ0.2mm、葯は長さ0.5mm、さく果は長さ4mm、種子は長楕円形、長さ0.4mm。花期は4~6月。