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里山の花

日々目にする花の画像を記録していきます。

カワラナデシコ

2013年06月26日 | 6月の花

我が木津川提にも待に待ったカワラナデシコがポツポツ咲きだした。

「大和撫子」なる言葉も有るぐらいだから古来種

しかし最近ではすっかり帰化植物に追いやられ、勢力範囲を狭めている。

なんとか元気に子孫を増やせ「大和撫子」・・・・

撮影2013.6.17

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日本では、自生地の開発や園芸用の採集、動物による食害、外来種の影響等で減少している地域もある。

また、カワラナデシコは草原等の開けた環境を好む種であり、そのような環境が遷移の進行に伴い、日当たりの悪い陰的な環境に変化すると生育に適さなくなる。

これは自然現象ではあるが、昔は、草原や山地、河原等の環境は人の手により草刈や枝打ち等され、里山的な利用が行われてきた。

これで、日当たりの良い開けた環境が継続してきたという背景がある。

近年の人間の生活習慣の変化で、このような「人為的なかく乱」が行われなくなると、カワラナデシコに代表される人間と密接な関係のある普通種が、その自生地や個体数を減少させてしまう結果となりうる。


柘榴(ざくろ)の花

2013年06月25日 | 6月の花

濃緑の葉っぱが背景で鮮紅色の花がハレーションを起こしている。

燃えるような激しい色で目が痛くなるような気さえしてくる。

おかげでピントはボケボケ・・

もう花芯は小さな実に変わっているものも・・・

撮影2013.6.13


イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)

2013年06月24日 | 6月の花

家の周りの空き地で今年始めて見かけた花。

付近の山野では見かけたことが無いので女房がどうかしたのだろう・・・・。

検索すると多分イブキジャコウソウだと言う事だった。

撮影2013.6.15

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イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)は、シソ科イブキジャコウソウ属の落葉矮小低木です。日本・中国・モンゴル・ヒマラヤが原産、国内では北海道から九州に分布する在来種で、名の由来は、滋賀県の伊吹山に多く分布しジャコウ(麝香)のような芳香がある事から。

日本には本種1種のみが自生し、日本のタイムとも呼ばれています。

日当たりの良い高山の岩礫地から海岸までに生育します。茎は細く木質化し、地を這い、分枝して節から根を出し群落を作ります。葉は対生します。卵形あるいは狭卵形で、長さ5~10mm、幅2~6mm。全縁で、短い柄があり、基部はくさび形、先端は鈍頭。葉の両面には腺点があります。

枝先に穂状花序を付けます。花冠は淡紅色の唇形花で、長さは5~8mm、幅8mm内外。花色は低地ほど淡くなります。


ニンジンの花

2013年06月23日 | 6月の花

田舎道、野菜畑の採り残した人参に白い小さな集合花が花開く。

この花を見ると確実にこのアカスジカメムシが寄っている。

それもどいつもこいつもドッキング状態・・・・・。

普段見ることのないこのカメムシは一体何処からやってくるのやら??

花もカメムシも子孫を残すためには余念がない・・・

撮影2013.6.7

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セリ科の二年草で、おもに根を食用にするため世界中の温帯を中心に栽培される。

根は品種によって太さ2~5センチ、長さは10~20センチの円錐形のものから、1mになるものもある。色は橙、赤または黄色。根出葉を多数出し、葉柄は長く、葉身は細かく裂ける。

2年目の春にとう立ちして高さ0.6~1メートルになり、多数の白色五弁の小花をつける。果実は長さ約3ミリの長楕円(だえん)形で多数の短い刺(とげ)があり、二分果からなる。

野生祖先種はアフガニスタン、中央アジアおよびカフカス地域に広く分布するが、栽培型に酷似した形態と遺伝的変異が豊富に存在するアフガニスタンのヒマラヤ・ヒンドゥー・クシ山麓地域が栽培型の成立した起源地と推定される。


ウツボグサ

2013年06月22日 | 6月の花

六月十日現在、木津川提にはウツボグサの群落がいたる処で見られる。 

この種は帰化植物に負けずにその勢力範囲を保って居る。

よく似た帰化植物もたくさんあるが・・・・・・・

 

帰化植物に駆逐されず、なんとか負けずにその勢力を保って欲しい野の花・・・・

時として、 こんな酷い場面に出会うこともある

撮影2013.6.5

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ウツボグサ(シソ科 ウツボグサ属)

ウツボグサはあぜ道や山際の草地などに生育する多年生の草本、日本各地、東アジアの温帯に広く分布する。

6月から盛夏にかけて特徴ある花序を出し、美しい花を咲かせる。

和名の由来となっているウツボは弓矢の矢を収める「靫あるいは空穂」に形が似ている事に由来する。

花穂の太い部分を矢の先端を入れる部分に見立てたのであろう。

ウツボグサの茎は他のシソ科の植物と同様に断面は四角であり、葉は対生している。

花序もよく見ると基本は四角形である。苞葉が密に対生しており、1つの苞葉に3つの花が咲くので、上から見ると合計12の花を数えることができる。


ホソバオグルマ??

2013年06月21日 | 6月の花

 

木津川河川敷で一株だけ見かけたまるで秋の終わりのような花 。

色々検索するが中々ピッタリの物がみつからなく、花名が確定し難い。

花形や草形はカセンソウに似ているのだが・・・・花弁数がかなり少ない。

 

まあいずれ、キク科植物には違いないけど・・・・。

撮影2013.5.16/6.12

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ホソバオグルマ(細葉小車) / キク科 オグルマ属 多年草 / 7~9月 / 主に関東地方・九州   湿地、湿り気のある日当たりのよい草地。高さ40~80cm。茎葉は幅1cm以下の線状披針形。   頭花は黄色、直径約1.8~2.5cm。総苞は長さ4~6mm。2cm。母種のオグルマより小形。


ベニバナセンブリ(リンドウ科 シマセンブリ属)

2013年06月19日 | 6月の花

最初に見かけたのは木津川河川敷・・・・、余りの可憐さに見とれてしまったがやっぱり帰化植物。 

その後田舎道の片隅で見かけたときはその姿の余りの違いに唖然とした。

周囲環境の違いか土質の違いか?草丈、花数も全く違ってこれが同種なのかと思うほど ・・

こちら木津川河川敷のもの

 

こちら道端の荒地に咲いていたもの・・・

撮影2013.6.6

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リンドウ科 シマセンブリ属

ヨーロッパから中央アジアにかけて広く分布し,日本や北アメリカにも帰化している。

高さ60センチくらいの一年草或いは越年草で,ピンク色の花をつける。

  花は密な集散花序で、花冠は淡紅色、まれに白色で、基部の約3分の2は筒で、長さ8~10mm、裂片は5個で楕円形、長さ約6mmで平開する。

萼は花筒の約半分、雄しべは先熟、5個で花冠中部に合着、花冠口部から超出し、葯は黄色で花柱を囲み、裂開時には強く捻じれる。

雌しべは1個、花柱は長く、柱頭は平らで2岐する。


ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)

2013年06月18日 | 6月の花

大型の帰化植物、繁殖力が旺盛で近頃ではどんな山中に行っても見かけるほど。

僕の背丈以上にまで伸びまるで潅木の様・・・

花は長い穂先に5mm程の花径持ち、房状に咲く。

この青い実が、もうじき黒紫に色づくが有毒で食用には向かない。

撮影2013.6.11

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ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属の多年草、別名、アメリカヤマゴボウ。 花言葉は野生、元気、内縁の妻。

別名の通り北アメリカ原産。日本では明治時代初期以降、各地で雑草化している帰化植物。


オオマツヨイグサ(大宵待草)

2013年06月17日 | 6月の花

この時期木津川提で黄色い花で目立つのはこれ・・・・・。

宵待草と言う割には朝の散歩時間にも咲き誇っている。

まさかこの花を知らない人もいないだろうが・・・・

しかし検索してみるとこれも北米原産の帰化植物らしい。

撮影2013.6.3

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オオマツヨイグサは北米原産の帰化植物。秋に芽生えてロゼットで越冬し、初夏に花茎を伸ばして美しい花を咲かせる。

夕暮れから花を開き始め、朝にはしぼみ始める。花の直径は8cmほどもあり、中心部には蜜をたたえて蛾の来訪を期待している。

朝は黄金色であるが、夜に咲いているところを見れば、白っぽく見えてしまう。


ゼニアオイ

2013年06月16日 | 6月の花

初夏の花としてお馴染みのゼニアオイ 。

田舎では民家付近の道端に独り生えしてることが多い。

今や日本でも完全に市民権を得た帰化植物。

撮影2013.5.19

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ゼニアオイは地中海沿岸原産の帰化植物。河川敷や線路脇の空き地、高架橋の下などの荒地に生育する強健な越年性の2年生草本。

劣悪な環境にも生育ができるのは地中海気候にも適応した種であることも関係あろう。草丈は1.5mほどになり、株元から分かれて直立する。

花は5月から10月にかけて次々と咲き、直径3cmほど、花弁は淡紫紅色で濃色の筋がある。

基本種のウスベニアオイは茎に開出毛がある点と葉が中~深裂する点が異なる。


ハクチョウゲ

2013年06月13日 | 6月の花

民家の垣根から顔を突き出して居るのに昔からよく出会う。 

帰化植物らしいが子供の頃から見覚えがあるので古くから帰化していたのだろう。

梅雨の時期、蛍が飛び出す頃に咲くので

僕の記憶の中には、なぜか蛍と関連してインプットされて居る。 

撮影2013.5.19

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アカネ科 常緑低木 中国・台湾原産 :大きさ 背丈0.3~0.6m

原産地は東南アジア、ハクチョウゲという名前の由来は、その花が丁字型の白い花を付けるところから来ていて、白鳥とは関係が無く単なる当て字である。

生垣や庭木としてよく栽培されるのは、強い刈り込みにも良く耐え、細かい枝が容易に分岐するためであると同時に、病虫害にも耐性がある。


ホウズキ(鬼灯)の花

2013年06月12日 | 6月の花

 

ホウズキは食用植物では無く観賞用なのでどこの菜園にも有る訳でなく野道端に独り生えしてる事も多い

ナス科植物だというだけあって色は違うが、ナスそっくりの白い花が咲く

花は全て俯向き加減に咲くので撮影しづらい。

撮影2013.5.19

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ホオズキは、ナス科ホオズキ属の多年草、草丈は60~80cm、淡い黄色の花を6~7月ころ咲かせる。

この開花時期にあわせて日本各地で「ほおずき市」が開催されている。

花の咲いた後に六角状の萼(がく)の部分が発達して果実を包み袋状になり、熟すとオレンジ色になる。


ノビル(野蒜)

2013年06月11日 | 6月の花

 

やっとノビルのムカゴに花の付いたのが見れる時期になった。

木津川提にノビルのローソクが頭を上げ始めて約二ヶ月 ・・・

連日のように見ながら通る散歩コースの木津川提には大群落が・・

ほぼ半月も経つと殆どすべてのノビルがこんな状態・・・・・重たいムカゴがゆらゆらゆら・・

これはもうムカゴ・・、それじゃ花はいつ咲いたのか??連日のように見ていたのにそんな気配は無かった・・・

うろうろ花を探し歩くうち、ある場所のノビルには一斉に花をつけていた。

遺伝要素か自然環境か??一部グループでは花を付けその他大部分ではムカゴのままで花は付けない。

勿論ラッキョウや、ニラの花にそっくりそのままの花を付ける。

一方、零余子から直に発芽したこんな個体も・・・

このような個体も限られた場所でグループ化していた。

この発芽したノビルにまたあのローソクが付いたら、さぞかし奇妙奇天烈

こんなものまで見つかりました・・・

アルビノムカゴとでも言ったら良いのか・・・・。

一粒で三度美味しいこんなノビルも見つけました。

花を付けるノビルは千分の一、ムカゴから発芽する個体は更にその十分の一も無く、花と発芽を一緒に付ける個体はこの一個体だけ確認した。

撮影2013.4.26/5.2/5.14/5.24/6.6

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ノビル(野蒜)はネギ属の多年草、一部地域では、のびろ、ネビルとも呼称される。

地下に球根を持ち、地上に細い葉を伸ばす。葉は線形で20 - 30cmのものを数本出す。雑草にまぎれて花茎が伸びてきてはじめて気がつくことが多いが、葉の表面に白く粉を噴くので慣れると見つけやすい。

タバコ位の太さにしかならず、小さな玉葱のようである。まっすぐ立ち上がる花茎は60cmに達し、先端に一個だけ花序(散形花序)をつける。

花は長さ数mmの楕円形の花弁が六枚、小さいチューリップのように集まったもので、白または薄紫を帯びる。花柄はやや長い。

花は開花するが種子ができる系統はごくまれである。代わりに花序には開花後ないしは開花前から小さな球根のような珠芽(むかご)を着生し、それを散布体とする。珠芽は紫褐色で固く密生する。

たくさん集まると表面に突起の出たボールのようになる。むかごの着生が遅れれば通常の花序となるが、開花前からむかごの肥大が始まり、開花がほとんど認められないことが多い。


セイヨウオトギリ(セント・ジョーンズ・ワート)

2013年06月10日 | 6月の花

木津川河川敷でまた見たことの無い花に出遭った。

検索の結果、セイヨウオトギリだと判明。

現在其れ程の群生は見られないが・・・・・。

これから勢いを増しそう・・・・。

どう見ても強そうで多産系に見えるが???。

撮影2013.5.27

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セント・ジョーンズ・ワートは黄色い花を咲かせる根茎性の多年草のハーブであり、ヨーロッパに自生し、後にアメリカへも伝播し多くの草地で野生化している。

聖ヨハネの日(6月24日)の頃までに花が咲き、伝統的にその日に収穫されたためその名が付いた。地上部全体が刈られ乾燥させられハーブティーとして用いられる。

セント・ジョーンズ・ワートの医療的利用の最初の記録は古代ギリシアにまでさかのぼり、以来利用されてきている。

またネイティブアメリカンも人工妊娠中絶薬 抗炎症剤、収斂剤 消毒剤として使用してきた。

現代医学において標準的なセント・ジョーンズ・ワートの抽出物はうつ病や不安障害の一般的な処置として用いられている。