チャロン通信

チャロナー共が夢の跡

学生ドルカスVSウメハラ

2010-03-05 19:32:35 | バーチャロンの達人・伝説
お晩様でございます。
コメント返信しているだけで更新したと勘違いしてかなり間があいてしまいましたことをお詫び申し上げます。


最近ネタがちょっと貯まったのでいい感じで更新出来るかもしれません。



前回の記事での一部であった学生ドルカスVSウメハラですが、結構ご存知の方が多いのではないでしょうか。知らない方はこちらを読んでおいてもいいかもしれません。
http://www.vampire-dcc.com/column_versus_02.shtml
ウメハラ氏は2D格闘では神話の存在で、まあほとんどの2D格ゲーでムーミン並かそれ以上の強さと思っておけばあっているでしょう。

学生ドルカス氏はそのウメハラ氏に「98%勝った男」とされる戦いをしたのです。
さてなんで学生ドルカス氏はギリギリのところで負けてしまったのか。
それを語っていきたいと思います。




二人しかいない仕事場で、学生ドルカスは静かに語り始めた・・・・・


学生ドルカス・・・・当時山本サスカッチ。今はまあ人の顔をしているが、自分のチームが負けたときに
「俺は無敗だ 残りのザコが足を引っぱりやがってまったく...」
とチーマーがガンを付けてくるような顔でコメントをしているような・・・・
彼が1日平均14時間ゲーセンに入り浸り、勝ちに貪欲 殺伐としていたゲーマーだった頃の話である。
スポランHP 下から2枚目の写真で右の目付きの悪い男)

時はヴァンパイアセイヴァーの全国大会。
「大してやってないけどどうせまた優勝はウメハラだろう」
そんな空気の中、学生ドルカスは
「優勝するためにはウメハラを倒さなあかん 絶対にウメハラを倒す」
ウメハラ専用戦術を編み出すために連日のウメハラ専用の研究と実践で、
ついにウメハラにこの当時大きな弱点が存在することに気づく。

まあこの弱点は一応企業秘密にするとして・・・・

その方法はとてつもないぶっぱなしであったが、
ウメハラ氏を狩るのに十分であった。



そして全国大会・・・になるはずだったが
前日に学生ドルカスはウメハラ氏と野試合一試合だけを行い、結果完全な勝利を手にする。
ウメハラ氏は先程のURLを読んでいただければわかるが
「これは完全に負けたが、まずここで一試合やっちゃだめだろ これは油断だ」
というスタンス。

「なんでそこで一試合したんだい?」
もちろんな質問を私は学生ドルカスに放ってみた。
「男らしゅうないやんけ」
「はい?」

「わからんうちに殺してもなんの価値もないやんけ」
「成程・・・・」

つまり、彼にとって目的は優勝ではなく・・・・・・・なんかこう・・・・もう少し・・・


全国当日。
学生ドルカスは「予定通りウメハラとあたり」、そのぶっぱなし戦術による圧倒的なリードを得る。

もはや勝敗は決まった。ウメハラ氏も「これは負けたな」と述懐しているとおりである。
しかしラスト数秒で学生ドルカスが取ったのは


研ぎ澄まされたぶっぱなしを放棄した、ガードであった。


「どうしてそうなってしまったんだい?」
私はキーボードにやった手をおろしながら静かに尋ねた。
彼から出てきたのは一言。
「・・・・・・・・ひよったんや」
「そうか」
私はその一言で手をキーボードに戻した。本当にそれだけだったのだろう。
そのあっさりとした結論は、彼が10年以上夢に出るまで悩み、苦しみ抜いた結果出てきたものであることはあまりに良くわかったのである。

「仕事に戻るか」
「・・・・そうやな」


職場に似つかわしくない遠い夢の話が終わったとき、
寂しさだけを残していつもの空気が戻った。


そんな話だったのさ。

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2 コメント

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Unknown (フェイ・イェン専属バトラー)
2010-03-06 16:05:33
これで…やっと…眠れ…る…。

学生ドルカス氏に漢の生き様を見、wikiにまで記載されるウメハラ氏の凄まじさを感じた…。
そして、トッププレイヤーとはジャンル問わず才能を開花させ、開花させるために苛烈な努力を行うのですね…。
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Unknown (エスポワール)
2010-03-07 21:38:54
そうですね。
彼はOMGも恵まれない位置に行ってしまいましたが
彼の努力が出来るということが今の彼にも生きているのでしょう
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