チャロン通信

チャロナー共が夢の跡

新宿西口御前試合エントリー記事です

2010-11-27 23:08:21 | エスポワール杯6 2010

電脳歴7DA年12月30日

新宿西口で御前試合が行われることとなった。御前試合は慣例として真剣を使用することになっていたが、周囲の諌めにもかかわらず秋葉大納言・ムーミンの一意により今回はバーチャロンを用いる事が決定され、チャロナー達による凄惨な殺し合いが幕を開ける・・・

<主要人物>

イシダ虎眼・・・常に曖昧な状態で糞尿を漏らし続けている奇怪なチャロナー

エスポ間左衛門・・・美少年・青年に切られることを快感とする「被虐の大バス」使い

伊良子ソヨカゼ・・・イシダ虎眼に散々ハメられ放逐されるも後に「無名ハメ流れ」を開眼する

 

12/30 14:00試合開始、参加人数10名募集
(本大会に関するお問い合わせはクラブセガ新宿西口様では受け付けておりません)

<ルール>

■トーナメント戦でも総当たり戦でもありません、試合は一試合限りのエキシビジョンマッチです
■対戦方法は試合前のくじ引きで決定されます(基本は1ON1になる場合が多い筈です)
■一休とアジムと鷹嵐は使用不可です
■オラタン以外で決着がつく場合があります
■主催側の気まぐれでルールが変更になる場合があります


<参加条件>

■体力に自信のある方 精神的に健康的である方
■ある程度の事は笑って済ませられる冗談の判る方
■女装は有利です
■女性の女装は超有利です
■対戦相手を親の敵のごとく憎むと超絶有利です

 

(エントリー記入例)
コードネーム: イシダ虎眼
バーチャロイド(流儀): 町田無双許しテムジン
コメント(任意): い、いくぅ~


九州5

2010-11-24 22:37:37 | 他の大会レビュー

※ここから野試合ばっかりしていた私はとても大会の別な人への記憶が怪しいものとなっております。
※回想は表情からの想像です

2回戦第一試合。

ス丸vsエスポワール
ス丸は1回戦でチャバネを狩るという偉大な行為を成し遂げている。

「くたびれきってやがる」
一見してそう思った。


くだらない話をしよう。

私がテレビを見ることは少ない。しかし数年前テレビ番組を見ていると、水泳の金メダリスト、北島康介を含む何人かが神妙に着席している。

「ゴール直前になるとゴールに必要なエネルギーだけを使うようになってしまい、本気を出し切れなくなりタイムを落とす」

その問題とどう戦うか、というのをトレーナーが説教するシーンだった。



「お、おい、どうなっちまうんだよ」
興味津々で2つに割って適度に冷えた大判焼き・クリームを
――私はバーチャロン界最強を自負する猫舌だ 吉野家で病院送りになりそうになったほどだ――
口に入れようとして

ガンガンガン
「宅急便でーす」
ガンガンガンガン
「宅急便でーす」

なんだよ・・・・

戻ってくる頃には、番組は終わっていたのである。
「マジかよ」
マジだよ、俺。


彼はチャバネという不退転を倒す事により、ゴールに大幅に近づいてしまった・・・そう考えられないだろうか?

あるいは、トーナメント中のバーンアウト(燃え尽き)症候群。
スラムダンクの山王戦ようだ。

「押せば倒れる」
油断ではない。
今日はレーザーもネットも出ないうちにキャンセルするほどの乱れた精神状態ではない。

プロテインも会場で十分に摂取しきれる量を補完し、既に3回取っている。
(ここではソイだ。カゼインは九州のスーパーで入手しづらい)


ジェスターのごもっともなアナウンスがある。
「さて去年エスポワールはス丸にやられていますが・・・」
(ス丸のライフは0だ)
私は賑やかな会場とは裏腹に、寂しかったのである。


ス丸はパーフェクトに散った。

かげろうの成虫は、消化器官を持たない。
必要無いからだ。成虫になったら、すぐ死ぬだけだ。

私はス丸の散り方を見て、晩秋の杉並木の木漏れ日を舞うかげろうを思い出さずには居られなかったのである。

そしてまた、このリーグを抜ける頃に、同じ目に会うだろうと。
私は宅急便により、それ用の対策を得られていない。
準備が出来ていないモノは、運が助けてくれないモノだ。

次々と戦いは消化されていく。

特攻兵は生き残った。二号店も生き残った。ニーナ元帥も生き残った。ビタCも生き残った。

谷BT VS BANG-Mはキッチリと谷氏が勝つのである。

エルムも女性・・プレイヤーに一切の迷いはない。


続く





九州4

2010-11-16 22:55:11 | エスポワール杯6 2010

私が住職と共に靴磨きをした後会場に着くと、最早何人居るか分からない状態だ。
金を入れるタイミングさえあれば黙々と練習している連中に入る事にする。

毎回のお約束のオープニングが終わり、また野試合を始める。
スピードの修正である。箱は圧倒的に遅い。
アーケードのスピードに慣れなければならない。

トーナメント表は悲惨な事になっている。
くじ運という単語は良く聞くが、これは・・・・・・・・・・・・・・・・・・



これは・・・・・・?

九州漢祭り優勝者3人2位1人
全国大会2位2名
フル0回戦

(※ライアン・・・ス丸)


「いや、作為ねーから!」
特に何も言ってないのにこちらに走ってきてわめき出す運営・恋ドレイ
(隣のブロックにはこれまたやばいのがたくさん居る)
「ずいぶんと楽しいところに放り込んでくれるじゃないの」
そんな台詞を吐く。

ここ自体は確かに楽しいわけで何とか出来るかも知れんが・・・・
そこから先が辛い。そこから先が最悪の展開になり得る。
私は結構こういった類のシチュエーションを見ているが、
おそらく、このブロック突破をした奴はその後悲惨な事になるだろう。
もしこのリーグを抜けたのなら、優勝しうるのはチャバネくらいだろうか?

「ひどい場所ですね!」
「いやー面白い所じゃないの」
何度もそんなやりとりをしながら0回戦第一試合を終え、野試合を楽しむ。

ホテル組住職が帰ってくる。
「おお、住職、チャバネどうだったよ」
「泡沫になっちまったよ」
「ん?お前が?」
「アンホーリーだったんだよ!」
「お前が泡沫になってどうすんだよ!」


ホテル組ぎすけが帰ってくる。
「おお、ぎすけ、どうだったよ」
「”負けちまった”よう・・・」
「えっ そうなん?うーん、そう・・・・」

パッフィーが帰ってくる。
「おお、パッフィー、どうだったよ」
「やられたー」
「そう・・・・・・」
その後キレを戻す野試合を見せるパッフィーに対し
「アンタ野試合の方が強いよ 大会の時黙りこくるのを何とかした方がいいよ」
「そうかもなー」

ホテル組すた様が無事勝つ。

うっぴぃが帰ってくる。
「負けたんだろ?バルに」
「そうなんよー」
「バルに、ね、バルに・・・・・・・・」
「いや、ちょっとまってよ 聞いて」
「バルにね・・・」

ホテル組かいえだは無事、0回戦を勝つ。

これで漸く一回戦が始まる。はっきり言って負荷が高い。


一回戦はジェスター・ナガイ。
エスポワール評:
「素晴らしい動きだった。たたきつぶすための攻撃に特化している。こういうエンジェランにはストレートに撃つレーザーこそ相応しい」


ホテル組は次々と潰れていく。

二号店・メラニン・ビタC等は無事抜け、
エルムも一回戦女性プレイヤーに一切の迷いはない。


続く







※クリックで拡大


九州3

2010-11-08 20:30:15 | エスポワール杯6 2010

「忘れ物を取りに来ました!」
2号店がいきなりドアを開けるなり定番のある童顔で・・・どこかいたずらを企んでいるが、無邪気な子供のような笑顔でドアを勢いよく開く。

私はこれまたいつも通りの・・・あまりにうちに忘れ物をする奴らが多い故・・・そう、まだiphoneのこれまたキレイなデザインの充電器忘れていった奴が居て・・・子供の面倒を見るのに疲れた大人のような定評のある顔で答える。

「なんだよ 何忘れたんだよ・・・携帯コールするか?」
携帯を取りだそうとポケットに手を突っ込むと2号は続ける。
「忘れてました!勝つことを!」




・ 九州漢祭り 2010



「エスポ起きたか」
「スゲーくだらない夢を見ていたような気がするよ かいえだ」
このホテルに滞在しているバーチャロンプレイヤーは現在12名。
一部屋で容易にその人数を超える人数が集い、快適に飲み会を開くことが出来る。
福岡に九州漢祭りが移ってきてから毎年利用しているホテルである。

「女性陣は支度が丁寧だね」
洗面所が開くのを待ちつつ早速MRP(食事の Meal 代わり RePlacement)を溶かしているとかいえだが
「何くってんだよ」
と話しかけてくる。
「究極の食事だよ・・・・健康面 減量面 増量面 ホルモンバランス面 精神安定面・・・ 人間が取るべき "ちゃんとした食事" を粉にしたモンだ」

-エスポの野郎、また大げさなこと抜かしてやがる
かいえだはいつもこういう顔をするのだ。

-いずれ本当に価値が分かるときが来る
私はいつもこういう顔をするのだ。

「人は自分の「全て」を形成するはずの口に含むモノを趣味で選びすぎるようになってしまった」
そう思うと、とたんに寂しくなる事がある。取り返しの つくうちに・・・・


いや、ちょっと待て。
昨日結構飲んじまった。


なんだっけ・・・そう・・・・・なんだっけな・・・・・・
昨日は何話したんだっけ・・・・




前日夜 当ホテル組前夜祭
「今回俺優勝するよ!」
エルムドアがいつも通りの・・・・なんだ・・・?これはどう表現すればいい・・・・"エルムドア顔" で・・・・
(すまない、考えるだけで1日が終わりそうだったんだ)
そう、なんだか、楽しそうな顔だ。
テーブルに座った連中に訴える。

みんな暗い顔だ。
「うーん・・・・・・・・」
2号は決して子供たちの尊敬を勝ち得ない姿形をしている不審者をにらみつける表情。

「いや、エルム君にはまだはやい」
かいえだが軽妙なリズムで突っ込みを入れる。この類の話題を押さえるには手慣れたモノだ。

「てめーはかてねーよ!」
ビタCは高い声ではあるが妙に耳にしっくり来る

総スカンである。

こいつらの気持ちは空気的なモノだ。分からんでも無い。
同じ年頃のビタCが同じ事を言っても

「おお、がんばれよ!」
でスルーされるモノである。


「俺エルムドアが優勝すると思うぜ いやマジでね」
その発言は同情からではない。


ゴトッ
言い終えてテーブルに置いたウイスキーのグラスがやけに響く。

なんかしゃべれよ。おまえら!
2号は自分のおやつだと思っていたかっぱえびせんが遊覧船のカモメのエサになると知って愕然としている小学生の表情。

-エスポの野郎、また大げさなこと抜かしてやがる
かいえだはいつもこういう顔をするのだ。

ビタCは肉食獣の気配を遠くに感じた兎のようにピクリと首をこちらに向ける。

「なんっていうかな・・・・強さとかじゃないんだな・・・・エルムドアはさ もっとこう真摯な・・・・」
テーブルの端っこを人差し指でトントンと叩きながら・・・
「そう、必死なんだよ 諦めね―奴に終点はねーぞ」
自分で言うのも何だが、私は本当にうさんくさい動きをする。

エルムドアはかいえだと正反対の表情だ。
何を考えてるのか分かるはずもないが
「エスポの野郎、わかってやがる」
なのか
「エスポの野郎、勝つ気ねーのか」
なのか
その両方
なのか
そんな感じだ。

OK,わかった。2号たち。
エルムドアだけ良い気にさせるわけにはいかない。そう言ってるんだな?
「確かに司に比べれば戦力はかなり乏しい。まあ明日を待とうぜ」

「俺がエルムをぶっ殺してやる!」
ビタCはモチベーションを上げている。

「そうだ・・・・・・!」
私は写真を顔の箇所だけくしゃっと摘んだような笑顔でビタCを激励した。

負けることは許されぬこの身なれど
勝つばかりとは限らぬ

2号、さっさと負けたら阿蘇くじゅう国立公園だぜ。本当にスゲー所だ。
そんな打ち合わせは出来てる。





続く