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旧える天まるのブログ
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ダーウィンは見た

2019-01-30 14:44:44 | 雑記の宿
 先々週のNHK日曜夜7時半から放送された『ダーウィンが来た!』では、確かハンガリーのとある川にかげろうが大発生して、僅か2時間余りの寿命のうちにオスとメスが交尾し合う風景がとても儚く、自然がおぎなす愛の形が見事でした。

 

 こちらのダーウィンでは、のどかな河川敷公園にモグラが現われ平面な芝生に落書きをしてるという珍事がおきました。



 モグラは、寒い時期にもかかわらず、お構いなしに地面に落書き。



 この時期、白鳥やマガンが沢山浮かんでいたりもするのですが、周辺にいたのはサギが一羽、こちらを見ていただけでした。




 大雨に備え川には土手が張り巡らされていますが、モグラが荒らしまわっていることが確認されたため、大雨によって水かさが増した時には、ここから決壊する恐れもあります。

 『モグラにレッドカード』『ダーウィンは警告します』

ゴールドラッシュ池袋イーストヘルス: える天まるのブログ灯の果て夢の果て続編 (灯の果てノベルズ)
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うーまんどらいばー<美人薄命>

2019-01-24 08:17:41 | うーまんどらいばー
前回
うーまんどらいばーWOMAN



「わたしはワイルドな魔法使い」
「ファンからは礼儀正しくて真面目だと書いていてくれる」
「ワイルドな魔法使いよ」
「しかし、妹を殺した、あの小娘をどうにかしたい!」
「妹は美人だったのに。わたしと同じ恵まれた美貌だったのに」
「妹よ…」




アンルイス 美人薄命

美人薄命
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PASSION








「この辺かな?」
「コンパスだとこっちの方向だけど…」



「ギャー!!」

「キャー!」



「現われたな」

「だ、だれ?」

「妹の姉だよ」

「妹?」

「おまえが殺した妹の姉」



「悪いM女の?」

「ずうずうしくも妹のぞうりでここまで来るとは」

「あなたは悪いM女のお姉さん?」



「そうよ。わたしはワイルドな魔法使い」
「礼儀正しくて真面目だと書いていてくれてるワイルドな魔法使いよ」

「そういえば、あなたのこと知ってる」

「おほほほ」
「恵まれた美貌のわたしは」
「ファンからは礼儀正しくて真面目だといつも書いていてくれてるのよ」
「おほほほ」

「あなた、ブログで自分はドMだと書いてたでしょ」
「わたしがそのことを動画配信で聞いたら」
「ドMじゃないと否定した」



「上から目線で自分はドMとか書いといて」
「なに?あの態度?」
「とりまきが礼儀正しいとか真面目とか書いてても」
「わたしには信じるに足らず」
「嫌気がさして、あなたが出演してない動画をわざわざみているのに」
「出演していないのにもかかわらず、あなたの名前が書き込めれたりして」
「もう、うんざりなの!」
「あなたのことでチームメイトには毎回愚痴を吐いて」
「自殺するか?も相談してたのよ」
「チームメイトも迷惑だったと思う」



「ドMだったらドMらしくしなさいよ」
「ああもう、具合が悪い…」

「そこまで、言う事ないじゃない」
「妹を殺しておいて」

「あなたの妹はわたしの親友だった」
「けど、わたしをおもちゃにした悪いM女」

「許せないわ」
「覚えてらっしゃい」



「なにをプンプンしてるんだい?」
「ここはオリエンテーリングの中継地点だよ」



「ああ、探してたの」
「このあとどうすればいいの?」

「チェックポイントに印をつけて」
「次の目的地にむかうのさ」



「さあ、チャックポイントに印をつけて」

「やったー」



「ふにゃふにゃふにゃ…」

「どうしたの?」

「わたしはちんこがないのです」
「ちんんこがないので、ちゃんと立っていられなくて…」

「柱みたいなずうたいしてて」
「ふにゃふにゃじゃ役に立たないじゃん」

「ちんこがほしい」

「ちんこ、嫌い」



つづく

次回
うーまんどらいばーTell Me That You Love Me

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弁天のカゼ

2019-01-22 19:24:30 | 雑記の宿
 
弁天のカゼ
琵琶を持たずにバナナを剥いて
粥のレンゲに塩気なく
耳無し芳一
物語る


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愛の新世界

2019-01-17 22:06:53 | 雑記の宿
 年末年始から幾分日が経ち、A型のインフルエンザが流行してはいますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。

 今年は大河『いだてん』が始まり、本日発売の『小説すばる』を書店に買いに行ったら、店内に『いだてん』コーナーが設けてあり、クドウ文具センターから5、6軒隣先の『朝野堂』に飾ってありましたので、散歩がてら立ち寄ってみるのもいいかと思います。

 19日土曜日には『久米宏ラジオなんですけど』では『いだてん見ましたか?』をテーマに『いだてん』の再放送がある午後1時にいじわるな企画をやるようなので、その辺もラジオで聴いて見ると面白いかもしれません。『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』で高田先生から『いだてん』が発せられるか?も楽しみでございます。



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『愛の新世界』

 昨年末に久々にDVDを借り鑑賞しました。1994年の作品で、1995年頃にレンタルビデオで観て以来、その当時は大人計画のことも知らずにいましたので、あとになって大人計画のメンツが出演されていたと聞いて、どの場面に出ていたのか?気になり久しぶりに『愛の新世界』を探ってみました。

 記憶に残っていたのは主役の鈴木砂羽さんはともかく”故萩原流行”さんや”杉本彩”さんは印象に残っていましたが、昨年亡くなられた”大杉連”さんや『いだてん』第2話で金栗四三の父親役で2話目にして儚くも病で亡くなってしまう役を演じた”田口トモロヲ”さんも危険な客役で出ていたのには驚きました。”田口トモロヲ”さんのシーンは記憶にずっと残ってましたが、改めて見ると”田口トモロヲ”さんが若くて、しかも声は『プロジェクトX』のナレーションの声のままで”哀川翔”に土下座しているというのが面白かったでした。


 作品は、有名写真家の荒木経惟さんが関わり、動画に写真を散りばめ融合し、そこに演劇が加わり物語が構成された映画で、私が思ったのは映画も写真も作品を見せる快楽というより、撮影する側に快楽があるように思いました。平行して演劇界というものがあり、演劇は記録史ではなく、生で魅せ合うものであり、主人公は演劇に生きがいを置き、快楽を発散させ、空気と空気が触れ合うこそが快楽というのを感じました。



 大人計画が出演していたのは、「ドリームキッズ」という主人公が在籍している劇団で、映画の中では主役級のド真ん中の位置で出演されてました。当時、演劇界で頭角をあらわし映画に出演されたんだと思いますが、私には映画の中では無名の存在でしたので記憶の中には、ぼんやりとしたカーテンに隠れ「演劇集団が役の中にいた」だけの、うる覚えな印象しかありませんでした。



 主役の鈴木砂羽さんは聖母的な印象も見せつつも「ドリームキッズ」メンバーはセリフも多く、阿部サダヲさんも出ていましたが、かけだしの頃だったのか?おとなしめな感じでしたが、宮藤さんはセリフも多めでうるさかったでした。

 
フラガール
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 のちに『フラガール』という映画も出てくるわけですが、なんとなく『フラガール』を見ているような感じがしたのは、私の言い過ぎですけども。



 大博覧会でパーマをかけていた時期があると音声で聴きましたが、この頃だったのかな?と、思いました。映画のクライマックスでは「ドリームキッズ」の演劇が発表されるシーンがあるのですが、劇中作・松尾スズキとあり、映画の中での演劇シーンの芝居は、”松尾スズキ”さんが演出したもので、ゲームプログラマーが自分の作ったゲームに嵌ってしまい、どうしようもない人間になるというもので、90年代前半に考え切り込んだ内容は、今みると深いものがありました。みなさん若かったです。私は90年代に一度この映画を観ていましたが、今思えばしっかりしてなかったなーと、つくづく思いました。


 

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うーまんどらいばー<WOMAN>

2019-01-14 21:51:39 | うーまんどらいばー
前回
うーまんどらいばーリンダ



 わたしは旦那の浮気にモヤモヤしながらも、今日も駆け巡った。



 モヤモヤした気持ちを乗せたまま、わたしは駆け巡り一日が終わろうとしていた。



 その時、誰かがわたしを見て手をふっている。振袖姿でわたしに手をふっていたのだ。



 停車すると、こないだの親友だった。

「あら、ひさしぶりー」

「ひさしぶりー、どうしたの今日は?」

「成人式よ」

「成人式?これから?」

「うん」
「あなたも行きましょうよ、成人式」
「そんな格好してないでさ」
「さあ、着替えて着替えて、晴れの日よ」

わたしは親友に言われるままに成人式の振袖に着替えた。



「成人式は卒業式と一緒」
「あばれまくって日教組に目に物言わせてやる!」
「それが伝統儀式よ」
「先輩もやってたんだから、あたしたちもやらないと」
「伝統が途絶えちゃう」
「さあ、左翼たちに向かって特攻よ」




 わたしと親友とで成人式の中を特攻し、駆け巡った。親友は荒れ狂い成人式会場はめちゃくちゃになった。



 わたしたちは友情が深まり、その後、ラブホテルへ行き汗を拭い合った。

「あたしたちは同期の桜ね」



「この後、どこに行くの?」

「あたしは軍隊に入る」



「わたしもあなたについていくわ」

「エマニエル」

「エマニエル?」



「キミのことは好きだ」
「なんでかわかる?」
「あなたを傷つけたくないからそう言ってるの」
「つまり、愛してはいない」

「どうして…」



「エマニエル」
「キミはエロティシズムを極めるのだ」



「え!」
「誰?」
「や、やめて!」



「キミはレイプにより」
「快楽を捧げ」
「エロティシズムを堪能し」



「時には、戦う者に賭け」



「勝者に快楽を捧げるの」
「エロティシズムを邁進し続けるのよ」
「エマニエル」



「わたしはエマニエルじゃない!」

「何を言ってるの、キミはエマニエルよ」

「いいえ、わたしはブリ子」
「エマニエルなんかじゃない!」

「フェイクだエマニエル」

「フェイクはあなたよ」



「この軍人マニア!」

「フェ、フェイクだ!エマニエル」

「フェイクしか言えないのね」
「そんなの、すべて許されるわけないわ」

「キミのことは好きだ」
「なんでかわかる?」
「あなたを傷つけたくないからそう言ってるの」



「つまり、愛してないからなのね」

「エ、エマニエル…」



「悪いM女が亡くなったわ」

「これでこの国は再び穏やかな世界になった」



「え?」
「ここはどこ?あなたたちは誰?」



「ここはレズの国」

「そしてこの場所はN」
「Nの極みよ」

「Nの極み?」

「そう、ここはN極」

「て、ことは局アナ?」

「私たちはN女よ」

「たしかに私たちお局(つぼね)だけど」
「局アナではないわ」

「あなたは悪いM女を殺した勢いで」
「レズの国に送られてきたの」

「おかげでレズに平和が戻った」

「ちょっとまって」
「悪いM女ってなに?」

「悪いM女は、ちんこう衛星の発達により」

「ちんこう衛星?」

「ちんこう衛星によって、この国のナビはヘディングアップに変更され」

「本来、Wの女だったのが逆さまになり、WARUIM女になっていったの」

「S向きのM女になって、レズを荒しまわるようになった」

「S向きのM女?」

「これまでノースアップ、つまりNが上の位置にあることにより、東西南北が判別できたのだけれど」
「ちんこう衛星によって、Gスポットができ」

「Gスポット?」

「ちょっと、GPSでしょ」

「あ、そそ、そのGPSが人々を誘導するようになってから」
「ヘディングアップで動くようになった」

「ヘディングアップにより、人々は方向感覚が無知になり」
「右と左、上と下としか物事を決められなくなり」
「横浜は右にあるとか、わけのわかんないことを言い出したり」
「暴言をくりかえるようになって、東西南北が無視されるようになったの」

「そこにあなたが悪いM女と衝突し」
「S向きのM女は死んだ」

「悪いM女ね」



「で、あなたはEいM女まではいかないまでも」
「EよりのM女」

「犬よりのM女があなたのことよ」

「犬よりのM女?」

「ほら、もう犬がなついてる」

「わたしが犬よりのM女!」
「でもさっきからM女、M女って何よ」

「あーここでは魔女のことをM女って呼ぶの」

「ここではすべてイニシャル」



「ところで、わたし早く神楽坂に帰りたい」
「タクシーはどこ?」

「タクシーは悪いM女にぶつかってペッちゃんこよ」

「じゃ、どうすれば帰れるの?」

「悪いM女が履いてたぞうりをあなたが履いて」
「それでSの極みまで行けば帰れるわ」

「Sの極み?」

「Sの極み、S極には女王様がいて、その人に会えばきっと帰してくれる」

「まずは、悪いM女が履いていたぞうりを履いてみるといいわ」



「履いたわ」

「あーら、お似合いね」

「あんまり、良い気がしない…」



「そこの花びらの上を辿っていけばS極まで行けるわ」

「わからなくなったら、このコンパスでNがどの位置あるか確かめるの」

「オリエンテーリングしたことある?もしくわウォークラリー?」

「したことないわ」

「この地図とNの位置が行き場所を教えてくれる」

「おへそにコンパスをかざせば行先がわかるわ」

「くれぐれも方角を軽視しないでね」



アンルイス WOMAN

WOMAN
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つづく

次回
うーまんどらいばー美人薄命

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