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旧える天まるのブログ
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愛の新世界

2019-01-17 22:06:53 | 雑記の宿
 年末年始から幾分日が経ち、A型のインフルエンザが流行してはいますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。

 今年は大河『いだてん』が始まり、本日発売の『小説すばる』を書店に買いに行ったら、店内に『いだてん』コーナーが設けてあり、クドウ文具センターから5、6軒隣先の『朝野堂』に飾ってありましたので、散歩がてら立ち寄ってみるのもいいかと思います。

 19日土曜日には『久米宏ラジオなんですけど』では『いだてん見ましたか?』をテーマに『いだてん』の再放送がある午後1時にいじわるな企画をやるようなので、その辺もラジオで聴いて見ると面白いかもしれません。『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』で高田先生から『いだてん』が発せられるか?も楽しみでございます。



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『愛の新世界』

 昨年末に久々にDVDを借り鑑賞しました。1994年の作品で、1995年頃にレンタルビデオで観て以来、その当時は大人計画のことも知らずにいましたので、あとになって大人計画のメンツが出演されていたと聞いて、どの場面に出ていたのか?気になり久しぶりに『愛の新世界』を探ってみました。

 記憶に残っていたのは主役の鈴木砂羽さんはともかく”故萩原流行”さんや”杉本彩”さんは印象に残っていましたが、昨年亡くなられた”大杉連”さんや『いだてん』第2話で金栗四三の父親役で2話目にして儚くも病で亡くなってしまう役を演じた”田口トモロヲ”さんも危険な客役で出ていたのには驚きました。”田口トモロヲ”さんのシーンは記憶にずっと残ってましたが、改めて見ると”田口トモロヲ”さんが若くて、しかも声は『プロジェクトX』のナレーションの声のままで”哀川翔”に土下座しているというのが面白かったでした。


 作品は、有名写真家の荒木経惟さんが関わり、動画に写真を散りばめ融合し、そこに演劇が加わり物語が構成された映画で、私が思ったのは映画も写真も作品を見せる快楽というより、撮影する側に快楽があるように思いました。平行して演劇界というものがあり、演劇は記録史ではなく、生で魅せ合うものであり、主人公は演劇に生きがいを置き、快楽を発散させ、空気と空気が触れ合うこそが快楽というのを感じました。



 大人計画が出演していたのは、「ドリームキッズ」という主人公が在籍している劇団で、映画の中では主役級のド真ん中の位置で出演されてました。当時、演劇界で頭角をあらわし映画に出演されたんだと思いますが、私には映画の中では無名の存在でしたので記憶の中には、ぼんやりとしたカーテンに隠れ「演劇集団が役の中にいた」だけの、うる覚えな印象しかありませんでした。



 主役の鈴木砂羽さんは聖母的な印象も見せつつも「ドリームキッズ」メンバーはセリフも多く、阿部サダヲさんも出ていましたが、かけだしの頃だったのか?おとなしめな感じでしたが、宮藤さんはセリフも多めでうるさかったでした。

 
フラガール
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 のちに『フラガール』という映画も出てくるわけですが、なんとなく『フラガール』を見ているような感じがしたのは、私の言い過ぎですけども。



 大博覧会でパーマをかけていた時期があると音声で聴きましたが、この頃だったのかな?と、思いました。映画のクライマックスでは「ドリームキッズ」の演劇が発表されるシーンがあるのですが、劇中作・松尾スズキとあり、映画の中での演劇シーンの芝居は、”松尾スズキ”さんが演出したもので、ゲームプログラマーが自分の作ったゲームに嵌ってしまい、どうしようもない人間になるというもので、90年代前半に考え切り込んだ内容は、今みると深いものがありました。みなさん若かったです。私は90年代に一度この映画を観ていましたが、今思えばしっかりしてなかったなーと、つくづく思いました。


 

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