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旧える天まるのブログ
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『ヨミガエルガール・ジャスティス』限界LOVERS・まとめ

2021-07-10 08:03:14 | ヨミガエルガール・ジャスティス

 

 

『ヨミガエルガール・ジャスティス』① OUT OF LIMITS

『ヨミガエルガール・ジャスティス』②LOOK AT ME!

 

『ヨミガエルガール・ジャスティス』➂Canon x Love S.O.S.

『ヨミガエルガール・ジャスティス』④TROUBLE

『ヨミガエルガール・ジャスティス』➄Pleasure x Newjack x Civilization

『ヨミガエルガール・ジャスティス』➅祈りfeat.

『ヨミガエルガール・ジャスティス』➆Stress

『ヨミガエルガール・ジャスティス』⑧BAD BOYS

『ヨミガエルガール・ジャスティス』➈Fire

『ヨミガエルガール・ジャスティス』⑩Paranoia Paradise

『ヨミガエルガール・ジャスティス』⑪BATTLE EXPRESS

『ヨミガエルガール・ジャスティス』⑫Stop

 

 

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『ヨミガエルガール・ジャスティス』⑪BATTLE EXPRESS

2021-06-27 18:49:29 | ヨミガエルガール・ジャスティス

『ヨミガエルガール・ジャスティス』⑩Paranoia Paradise

 

 

 僕たちは雪ケンケンを蹴散らしたあと、ジェンダーオバサンと奥様は魔女にあった。ふたりはスマートウオッチをみんなに配った。なんやらGPS機能付きでメッセージを聴けたり読めたり、話すとそのまま文字になるとかいろいろ多機能なスマートウオッチだった。なぜなら、これから会うほんとのベーコさんは耳は聞えず、言葉は喋れずで、手話以外に会話を交わすには文字メッセージ付きの翻訳が必要だったからだ。

「ええとそこのラバーズレディーだっちか?」

「今は違うは、ええと、今は七光りマスターよ」

「えッ。あ、はい。七光りです」

「七光りマスターね」

「わたしはナナヒカリ。あ、カタカナのほうがいいか!!。ナナヒカリマスター」

「え、はい。いつから漢字になってた‥‥‥」

「このハンマーでこの館をぶち壊すだっち」

「は、はい。了解しました」

「こちらは奥様は魔女だっち」

「奥様は魔女よ。海棠 秋(カイドウ・アキ)さんは、わたしにつき合って」

「え!ぁはい‥‥‥」

 『海棠 秋』 わたしの本名だった。

「今は、江川ベーコだ!!」

「ルクス!」

「およしな!だっち」

「スーパースターレインジだ!」

「お話しはあとでゆっくりと。今は急ぎなのよ。奥様は魔女よ。さ、行きましょう」

「ま、待て!!‥‥‥」

「あたしに用事があるんじゃなくて‥‥‥」

「やっと満開になりましたなーー」

「遠くで見えたおじの頭は、まるでタンポポの胞子のようじゃったよ。一面のタンポポ。いつかおれが言ったのを覚えているか?おじ」

「おれがでましたな。うははは‥‥‥」

「カットッ!次のロケに行きまーす」

「うはははは‥‥‥」

「お姉さんちゃん!」

「サエさん!」

「あら!奇遇ですねーー。ここではドヨ。プレミアムドヨよ。あなた方もケンケンファンドの投資家さん?」

「いや、ぶっ壊しにきましたーー」

「MJヨリヨリのルビーには、これからは値が高く付くの。それをぶっ壊すなんて‥‥‥」

「お姉ちゃんが、かなり洗脳されてる‥‥‥」

「催眠商法だな!」

「僕たちは正義を貫くんだ!」

「ジェンダー平等だっち!」

DQX撮影⑥ 夜宴 KAWAGANI DQX 紙芝居magNET 演目アイテム

この動画は株式会社スクウェア・エニックスを代表とする共同著作者が権利を所有する著作物を利用しております。また、動画に使用されている楽曲はスギヤマ工房有限会社が権利を所有する著作物です。当該動画の転載・配布は禁止いたします。 (C)2012-2016 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved. (C)SUGIYAMA KOBO (P)SUGIYAMA KOBO

   僕たちコスチュームスーパースター倶楽部は、山菜の森に建てられた雪ケンケンのケンケン館。通称ケンケンファンドを中心に激戦が行われた。雪ケンケンが指揮を執った戦いは、MJと僕たちそして坂野目さんに関わった人たちが総出で集まり広大な山菜の森の籠城戦となった。

 ドヨの魔女コスプレイヤーには踊らされた。

 MJヨリヨリというルビーに踊らされて、ケンケンファンドに投資家たちが集まっていた。

 堅い(固い・硬い)と言われていたMJヨリヨリのルビーを僕たちがなんとか崩壊させることが出来た。雪ケンケンを僕たちが蹴散らせ逃げてはいったが、周辺には雪ケンケンの勇士たちがあちこちにいて、山菜の森。通称、山菜城の本丸があるかぎり油断はできなかった。

「解体に成功したか。スタンプ‥‥‥よくやった!スタンプ‥‥‥ハンマーが利いたなーー。スタンプ‥‥‥花見土木ハイスクール出身の者がいたのか、それは心強かったな。スタンプ‥‥‥。どうもSNSっていうのはよくわからん‥‥‥‥。そういやジェンダーオバサンのスタンプ買わないと。SNSは『損する』だな。どっちが得なんだ」

 僕たちは館の中に入ることが出来た。館にはいくつもの部屋のドアがあり、一部屋づつ部屋のドアを開けた。一部屋だけ鍵がかかりなかなか開かないドアがあった。そこでジェンダーオバサンが持ってきたハンマーを使いドアごと叩き壊して部屋の中に入った。

 誰もいない部屋ばかりだったが、この部屋に入ると人影が映った。

「誰かいただっち!」

「キャァーー!」

「ちょっと落ち着くんだ!」

「なんか女性だ!」

「こっち見てるーーー。に、逃げよ。クス?一緒に逃げよ」

「話しは聞いてきただっち。耳も聞こえなくてだっち、口も利けないだっち。ちょっとメッセージ送るだっち。このスマートウオッチで、『忘れた、REIYUだっち』」

「忘れた?」

「ワスレターだっち」

『トモダチはいません』

「違うだっち REIYU。あ、忘れたREIYUだっち」

『トモダチはいません』

「ちょっと僕のでやってみる」

「クスはいつでも頼りになるね」

「ここでは、ええとーー。なんだっけ? 忘れた」

「ナナヒカリマスター」

『ピピ』『七光りは‥‥‥』

「違う違う 忘れたREIYU。もう一度言うね。ワスレターREIYU」

『ピピ』『何でしょうか?』

 僕たちはやっとのことで、スマートウォッチで会話ができるようになった。

 そしてほんとのベーコさんを救出することが出来た。

 

 一方、別途隊が山菜の森を迂回するように山菜城の敷地内に歩いて入って行っていた。その名もブラックライダーたち。

「ライダーなのになんで徒歩だっちゃ!おいらヘルメットかぶってるだっちゃ!」

「ここは私有地だし、勝手に車両では歩けないの」

「なんでだっちゃ!コロモちゃんの自動車に乗りたいだっちゃ」

「こらッ!」

「哲学者さんまでついて来たですーー」

「僕が護衛しますから‥‥‥」

「見えてきたですーー」

「んッ!」

「強盗だっちゃ!!」

「ケンケンファンド衆のひとりです」

「煽り運転はためだっちゃ!退治してやるだちゃ!!」

「フルニエさん!!」

DQX撮影⑦ キラーマシンガ KAWAGANI DQX 紙芝居magNET 演目アイテム

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 別途隊のブラックライダーたちは、ケンケンファンド5人衆のひとり、GOTOマシンを廃車に追いやった。GoToトラベルな戦いだった。

「ブラックライダーたちがGOTOマシンを解体したようだ」

「これで本丸にだいぶ近づきましたな‥‥‥」

「ん?」

「ウッキーの残党どもだわ!」

「何!!」

「他の5人衆の残党も加わって総攻撃をかけてきた!!」

「返り討ちにしてやるわ!!」

 

DQX撮影⑧ 伝説の三悪魔 KAWAGANI DQX 紙芝居magNET 演目アイテム

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 缶詰屋原の戦いで苦戦したウッキー率いた残党が坂野目の家の側まで押し寄せた。強さには定評がある強敵で、今回ばかりは坂野目もタジタジになったが退治に成功したのだった。雪ケンケンファンドはほぼ壊滅解体状態になり、残るは本丸の解体のみとなり、MJとの関係に決着をつけなければならなくなった。

『ヨミガエルガール・ジャスティス』⑫Stop

 


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『ヨミガエルガール・ジャスティス』⑩Paranoia Paradise

2021-06-23 00:00:50 | ヨミガエルガール・ジャスティス

『ヨミガエルガール・ジャスティス』➈Fire

 

 わたしたちピンクチーマーは、うるこまマンことウクと総大将であるケリーの実質指揮官のアンモニア烏骨鶏を捕まえた。カゴ牢屋の中に入れ、ウクを座らせ尋問を行った。

 ウクは

「坂野目との戦いに勝てばサブカル帝王の座が自分に決まるはずだった」と、その通り一辺倒で応えて黙秘を続けたが、ヒデ君が寝返ったわけを話しだすと、アンモニア烏骨鶏とともに怒りがこみ上げたのか、MJのマダムである北のマダムのことまで口に出して、ついにMJを裏切るかのようにウクは喋り始めた。

「MJの子は雪ケンケンであります」

「あゝ言っちゃった」

「うるさい烏骨鶏!!」

「雪ケンケン?そもそも父親が違うのでは?」

「クローンです」

「クローン?」

「どういうことなの?」

「MJの師匠はコピーライターで実質天下を取りました。ライターな部分はMJは引き継ぎましたが、何分、それだけでは気が済まないお方でした。舶来の物は次々と取り入れ、日本のゲームが流行りだすと、自分も流行らせてやろういったことや、サブカル統一を果たそうとした野望家な師匠でした。けれど、MJの考案したゆるスーツがいけなかった。家臣でもある委託ゴミ収集作業員の謀反によって、ダンボール箱の変が起き、ゴミ回収されて死にました」

「あゝあの有名なダンボール箱の変ね」

「その後はMJがサブカル統一を達成させて、MJフェスまで行い、MJ記の作成までいたしました。けれど、坂野目らがキャッチャーミットの顧問になっていて、僕らは商社の『それ言うか証券』の上場株を手に入ればなりませんでしたが、ご覧の通り缶詰屋原で敗北し、『それ言うか証券』の株は坂野目側に値がつきました‥‥‥」

「で、クローンの話しはどこにいったの?」

「1996年・クローンヒツジが話題になったのはご存知ですか。あれから遺伝子組み換え納豆や様々な商品が出回るようになりました。クローン技術が話題になった頃、MJの師匠とMJが関心を示してました。『コピー人間を我々は作るぞ!』と事務所で意気込んでいました。『これで埋蔵金シームの穴埋めができる』とも言ってました」

「で、クローン人間を作ったの?」

「倫理上ダメなんじゃないのか?」

「結果的には後追いで作成しましたから、倫理的な部分が世に出始めた頃には闇クローンをMJは作ってました」

「闇クローン」

「『ク』がなければローン。闇金融みたいだね」

「闇金が目立って社会問題になってましたから、僕ら闇クロは目立ちませんでした」

「闇クロ!ユニクロのバッタモン!腹が立つやら呆れるやら‥‥‥」

「坂野目さんは植物に詳しいということで関わっていたんですか?」

「植物については、古くからクローン技術が農業、園芸で利用されてますから。体細胞を材料とするクローンはメリクロン栽培として実用化されてます。そういった知識人へ協力を坂野目もうけてました」

「ベーコさんの遺骨の検査をしてみたわ。そしたらベーコさんの年齢より若い人の遺骨だった。けれど遺伝子は一致して。骨年齢まで鑑定してなければ、あれはベーコさんだと認定するところだった」

「おいらたちは一度はそう思った。しかし、メッセンジャーアプリに書いてあった文章の『罠』というのが引っかかって、遺伝子だけじゃなくてそれ以外のも調べたんだ‥‥‥」

「大豪村には彼女のクローンがいまして‥‥‥」

「1996年以降だと、二十歳前後のベーコさんね」

「蘇らなかったんですよ‥‥‥」

「殺したのねやはり‥‥‥闇クローンを」

「MJが不老不死の身体に興味がありましたから、きっと蘇ると思ってました。そもそもの誤算はクローンはホノルル方法を用いて胎子を作ることからでした。コピー人間とはまた違く、別な人格で育ちました。『なんだガキからかよ!』それが一言目でした。MJのクローンで試して、改良を重ね、彼女のコピーができると思いきや、結果は胎子からでした」

「女の仕事はお茶くみとコピーだけしてればいいんだ!って言った男目線の発想じゃ、いやらしいことをすぐにでもしたかったんでしょうけど‥‥‥」

「女性だってイケメンを目の前にすれば、そのようなことを考えるんじゃないですか?」

「人を品物としか見てない。人を生産性としか考えてない。冷戦時代を目にしてきた若者たちから見れば、マルクスとかは悪。いいとこ取りで生産力、生産効率のみ搾取したってお話しで、悪ぶってもいない。搾取の確信犯よ」

「殺したことは間違いないんだね?」

「殺したのはMJ。MJのクローンさ」

「雪ケンケンだね」

「どこにいるの?ドラゴン広場にはすでにいなかった‥‥‥」

「山菜の森で縄張ってますよ」

「MJに裏切られただけあって、よくもまあーーここまで喋ってくれたわーー」

 MJの手がかりがわかったわたしたちは、坂野目さんに連絡をした。

「そうか、山菜府にいるのか‥‥‥」

「山菜の森に雪ケンケンは砦を建設中よ。奥様は魔女よ」

「山菜の森にーー!」

「そう」

「あそこはかなりの広さでしかも難攻不落な土地じゃ。そこに更に砦を建ててるとはーー!」

「入口まで着て見たけど‥‥‥」

「まずは戻ってきてくれ。そして次のことを考えよう」

 ウクからの情報で山菜府に行った奥様は魔女は、一度、わたしたちのところへ戻った。そして坂野目さんも次の策を練っていた。

「息子たちに任せてみよう」

「承知しました」

 ルクスたちは花見キャッスルパーク内で今日も役者のバイトをしていた。

「10のCの11。ようい、スタッ!‥‥‥」

「将軍家御茶道役ともあろう織部殿がだっち、よもや軽はずみなことは、なされまいなだっち」

「ん、いけませぬか‥‥‥」

「いかんだっち。断じていかんだっち。考えてみられよだっち。宇喜多秀家殿の一命を許され、お豪の方お預けで済んだだっちは、お亡くなりになった前田利家のお力だっち‥‥‥そこで軽はずみなことをなされてはどう転ぶかだっち!。天下を取った者の気ままはだっち、秀吉公で嫌やというほどわかっとるだっち」

「カットッ!。次、家康に入りまーす」

「うふふふ。右近はどうした?」

「長崎からルソンにむかっておりまするだっち。港の外で沈める手はずは狂いだっち、取り逃がしたようにございますだっち。国内で死がれてはキリシタンが奮起したでござりましょうだっち。大阪城攻略の前にだっち、まずはめでたき事かとだっち‥‥‥」

「何がめでたいのじゃ!外国勢とつるんで逆襲にでたらどうする」

「はッ。ところで古田織部が加賀へ参りまするだっち。お豪の方の屋敷に茶会に出席するだっちとか‥‥‥」

「加賀の前田へとか。あやつは何を考えておるのじゃ」

「カットッ!お疲れ様でしたーー」

「ルクス。スマホ読んだだっちか?」

「山菜の森へ行くのか」

「クスたちと、そしてクスのお父さんに会ってだっち」

「雪ケンケンのことは知っていたんだーー」

「通信武闘をしてただっちか?」

「あれから習うようにしたよ‥‥‥」

 「おお、よくぞ来てくれたーー」

 僕たちはベーコと曼陀羅ダラ男、クスとココちゃんたちとクスのお父さん、坂野目竹夫さんのところで話しを聞いた。

「前回は都市伝説にはなりませんでしたが、ドジ伝説にはなりましたな。スーパースターレインジ。僕ちゃんたちはそもそも籠城戦が得意なのですよ。野戦に持ち込まれたゆるこまマンがアホだ。コロ中で勝つのは我らじゃ‥‥‥」

「このケンケン館で返り討ちにしてやる。それにしても寒いな。寒い時ほど僕ちゃん得意だから」

 

 

「今度はこちらから申し込んだのか?」

「今回で決着つけてやるんだ」

「それにしてもかなりの難所だな」

「雪ケンケンのところまでなかなか行けない‥‥‥」

「迷路だ」

「曼陀羅さんはあとでくるのか?」

「ここではジェンダーオバサンだ」

「そ、そうだった‥‥‥」

「こないだは結果的に大猫城を降伏したけど、通信武闘に通うことで許しがでたんだからがんばって!」

「う、うん‥‥‥」

「七光りクスって言われないようにね」

「まいったなーー」

 僕たちは雪ケンケンが建てたケンケン館までの山菜の森の中を進んだ。缶詰屋原の戦いに敗れたゆるこまマン側の者たちもそこに集まって、サブカル統一の奪還を狙っていた。『それ言うか証券』で損した者たちも、雪ケンケン投資ファンドを行っていたのだった。

「僕ちゃんのところに着きましたですねーー」

「待たせたわ!」

「あら、威勢が良いですねーー。ベーコちゃん」

「あと、そこについて着たのはドジ伝説のもうひとつのペアですなーー」

「うるさい!!。僕たちは正義を貫くんだーー」

「行くよ!」

DQX撮影⑤ ④ KAWAGANI DQX 紙芝居magNET 演目アイテム

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 僕たちは雪ケンケンと戦った。しかし、この奥には更に参考不落な矢倉があった。その矢倉の中にきっとベーコさんが閉じ込められているんだと、そう信じて戦った。

「この城を落とせるかな。坂野目の雑魚たちめ。あッ坂野目と『め』が一緒になった」

「そこのキミたちは目を合わさないんだな‥‥‥」

「まあ、いいーー。これからはMJヨリヨリがサブカル界の帝王になるんだ‥‥‥」

『ヨミガエルガール・ジャスティス』⑪BATTLE EXPRESS

 


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『ヨミガエルガール・ジャスティス』➈Fire

2021-06-18 09:50:54 | ヨミガエルガール・ジャスティス

『ヨミガエルガール・ジャスティス』⑧BAD BOYS

 わたしたちピンクチーマーはウッキー率いる爬虫類マニアたちと攻防を繰りひろげていた。ウクのうるこまマン勢の中でも活動的に前線を押し上げていた。

 そして、その中でも孤軍奮闘していたのがモグラ率いるヨッシーだった。ヨッシーはウクの数少ない幼馴染で親友のひとりでもあった。鈴木宗男をかばう松山千春のようにウクに非があるときでもいつもかばっていた。ヨッシーの支えがなければサブカル継承の天下分け目のキャンプ場の顔になることもなかったと、言っていいほどウクを次のサブカル帝王候補に引き上げた。モグラ戦が得意なこともあり、候補者は次々と墓穴を掘ったり、落とし穴に落ちてウクが浮上していった。また、モグラは植物オタク、坂野目にとっても厄介な存在だったのだ。

「ヨッシーはいつも僕の味方だった」

「ウク、マニアックなキミには拙者は必要なんだ。たとえ日の光が見えぬとも、拙者はキミの足を引っ張る」

「引っ張る?」

「ごめん、キミを牽引するだった‥‥‥」

「足は坂野目のを引っ張ってくれよ、ヨッシー」

「任せろウク」

 

 

 ヨッシーは坂野目の陣地まで攻めかかった。

 かつて、木材で大成果をあげた坂野目を相手に怯むことなく立ち向かってゆくヨッシー。

 モグラ戦法で木が立つ地盤を緩めて行き、坂野目の足場が不安定になった。

 モグラを退治する者が現れても、ヨッシーは勇敢に立ち向かった。

「ヨッシーがこちらにどんどんと攻め込んできてますぜ!」

「けれど、今動いてるのはウッキーとヨッシーだけね」

「そいつらだけでもかなり押されてますぜ。そこに援軍が加われば、花配り山まで占領されてしまいますぞ、坂野目さん‥‥‥」

「モグラは厄介だな。お、おーー。コロモちゃん!」

「通信武闘で初段になったですーー」

「そうか。私も通信武闘をやっててな。これは頼もしい人が来たぞ」

「早速、ヨッシーを抑えてくれない?」

「はいですー」

 リポーターの仕事をしているコロモちゃんは、仕事が減った間に通信武闘で有段者になった。坂野目さんとは、花が咲くシーズンやガーデニング特集でホームセンターのリポートの時によく逢っていた。そのコロモちゃんがヨッシーを相手にしてる間に次の策を練っていた。

「ほんとにそのようなことを‥‥‥」

「きっと巧くやるわ‥‥‥」

DQX撮影動画② KAWAGANI DQX 紙芝居magNET 演目アイテム

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 ヨッシーは思いのほか強かった。ヨッシーの奮闘でウクことゆるこまマン側の優勢が明らかだった。

 

「我々が優位じゃ。このまま押し切ろう。ヒデ君、ここで行ってくれないか?‥‥‥」

「うーん。やだ」

「そんなこと言わないでさ、このままいけば勝てるよ。いつもお部屋でゲームばっかりしてないでさ、たまには外で発散しようよ、ヒデ君」

「トイレ行ってくる‥‥‥」

「トイレ済んだら行ってねーー」

 ゲームマニアのヒデ君が優勢な陣に加われば、ゆるこまマンの勝利は見えたものだった。ゲームマニアだけあってこういう場面では張りきるかと思いきや、インドア派のヒデ君にはキャンプは馴染めず早く部屋に戻りたそうにしていた。

「よくぞ参った」

「ゲームある?」

「あゝどうぞどうぞ‥‥‥」

DQX撮影③ KAWAGANI DQX 紙芝居magNET 演目アイテム

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 ヒデ君がゆるこまマンのキャンプ場から帰った。というか寝返った。当初からゆるこまマン側にいるとされた缶詰屋原の宿屋で働くセンリンがヒデ君を坂野目のほうに呼び寄せた。そしてセンリンがヨッシーと戦って、コロモちゃん側に加わったことで、坂野目の陣が息を吹き返した。

「ウクのところはWi-Fiも置いてないんだよ。それじゃスマホもできなくて退屈ーー」

「うちはポケットWi-Fiもあるから、心置きなくスマホもいじっていいよ」

「缶詰屋原が落ち着いたら、そこで泊りましょう。あそこならもっと心置きなくインドアが出来ます」

「早くウクたちを退治して帰る。センリンさんがいてくれてよかった。ぼく、アウトドア苦手なんで‥‥‥」

「都会のオアシス、ベランダで植物を育てるのも快適ですぞ」

「そうだね、それもいいね‥‥‥」

 

「ヒデ君が寝返った!!」

「というか家に帰ったんじゃないの‥‥‥‥」

「北のマダム、どういうことですか?」

「さあ‥‥‥」

「ヒデ君をいつも可愛がってたじゃないですか!」

「ヒデ君も反抗期なのよ」

「そ、そんなーー」

「よっしーが!!」

「倒れましたーー!!」

「お酒は用意したわ」

「では、私らが行こうか‥‥‥。途中でコロモちゃんたちと合流して、ウッキーのやまたのおろちと戦う。その間、ピンクチーマーは、うるこまマンを捕まえる段取りにしよう‥‥‥」

「坂野目さんたちが来たわ」

「一端、ここから引き下がろう‥‥‥」

 わたしたちは、ここは坂野目さんに預けて次の段階に入った。

「中央は崩壊した。ここは私たちに任せください」

「うるこまマンを追ってください」

「はい」

 

 

「まずはウッキーらに酒を飲ませる‥‥‥」

「そして寝てる間に攻め落とす」

「了解」

「コロモちゃんはおろちを寝かしておいてくれ」

「はいですーー」

DQX撮影④ KAWAGANI DQX 紙芝居magNET 演目アイテム

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「ウッキーも倒されました!!」

「なぜキミは援軍に加わらないんだ!」

「こんな小さなボクが行っても足で惑いだからさ」

「じゃ、なぜキャンプに来た?」

「キャンプに来ただけさ。喧嘩する気などないよ」

「チッ!」

 ヤシの実原生場にキャンプを張ったゆるこまマンたちは、前半、ヨッシーやウッキーの奮闘で坂野目さんは劣勢に立たされたが、ヒデ君の寝返り、というかネット帰りで状況が一辺した。缶詰屋原でゆるこまマンたちは崩壊し、わたしたちピンクチーマーはウクを追ってヤシの実原生キャンプ場に入った。

 そして逃げてゆくうるこまマンことウクをわたしたちは追いかけたのち捕まえることが出来た。わたしたちはウクに様々な尋問を行うこととなった。

『ヨミガエルガール・ジャスティス』⑩Paranoia Paradise

 


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『ヨミガエルガール・ジャスティス』⑧BAD BOYS

2021-06-14 00:38:09 | ヨミガエルガール・ジャスティス

『ヨミガエルガール・ジャスティス』➆Stress

 

「かかれーー!!」

 僕らがドラゴン広場で雪ケンケンと戦い続けて夜明けになった。そのとき、もうひとつの火蓋が切られた。

「先に行くだっちゃ!!」

フルニエさんがいの一番で缶詰屋原に走り出した。

「ケリー殿、総大将をよろしく頼みます」

「ウク殿にはアンモニア烏骨鶏をつけておいただろ‥‥‥」

「それではマニアック過ぎますがな」

「マニアックがキミの専売特許ではないか‥‥‥」

「‥‥‥」

「バッタの大群を送り込め!」

「ブ、ラジャー!」

「そこはラジャーでいいだろ‥‥‥」

「キャミソウル」

「アイムソーリーだろ!」

「マニアックでごめんね」

「バッタの大群で坂野目のキャンプ場周辺を混乱に貶めてやる‥‥‥」

「バッタだっちゃ!」

「ふッ!邪魔が入ってたか!‥‥‥」

「食い尽くせ!」

「そうはさせないだっちゃ!」

「フルニエ殿、頼みましたよ」

「草花や木をまもるだっちゃ!」

「バッタを送り込みましたねーー」

「缶詰屋原にバッタを放つとな‥‥‥」

「キャンプ場まできたら騒ぎになる‥‥‥」

「缶詰屋原もきっと大騒ぎよ」

「そこまでしてフォロワーを増やしたいのか!」

「イナゴではなくバッタか。お金にもならんなーー。イナゴの佃煮食いてぇなーー」

「あんた高い所にいるんだから、ちゃんと見てなさいよ‥‥‥」

「今は中央で攻防を繰りひろげてる。こちら側の花配り山キャンプ場に入ったことも想定しておかんとならんな‥‥‥」

 キャンプ場は坂野目さんがいる花配り山キャンプ場とうるこまマンがいるヤシの実原生キャンプ場の中央に缶詰屋原があった。キャンプ場では缶詰が重宝される。平地に缶詰屋さんがあることでキャンプ民にとって重要拠点だった。その缶詰屋原で攻防戦が行われた。

「キャンプには寝袋が必需品。その寝袋も『ゆるこま寝袋』でワタシームキャンプが世にひろがれば、MJのサブカル統一が継承される。ウシパジャマもすでに統一されたし。そして時は今!。思い起こせば‥‥‥」

 思い起こせばMJとの出会いはヤシの実の下からだった。

 MJは『ないブームの作り方』で各地を巡っていた。

 「クッキングワタシームになる材料はないか‥‥‥。ん?ヤシの木。そしてヤシの実にウシがいる‥‥‥」

「ウシはいいなーー。ウシでなにか仕掛けよう‥‥‥」

 MJがヤシの実にウシがいるのを見ている側で、僕はタレントになるための修行をしていた。指先だけは器用だった僕はその指先を生かして俳優からお笑いまでこなせるタレントを目指していた。

「そこのキミ?なぜヤシの実にウシがいるんだ?‥‥‥」

 ヤシの実にウシがいるという。雲をつかむような投げかけが僕の耳に届いた。あのとき、あの場所で僕が修行をしてなければサブカル統一といった道すらもなかった。

「ヤシの実にウシがいるとはマニアック過ぎますねーー」

「キミは知らんのか?キミはここで何をしてたんだ?」

「僕はタレントになるために修行をしてました‥‥‥」

「タレントだと。名はあるのか?」

「いいえ。まだ何も考えてません。ただ、指先だけは器用なのでその指先で修行をしてました」

「指先でか。‥‥‥‥喉が渇いたなーー。何か飲ませてもらえぬか?できればそのヤシの実にちなんだ飲み物がいいな‥‥‥」

「少々お待ちを‥‥‥」

 僕は始めに冷蔵庫でキンキンに冷えたヤシの実炭酸水を駆け足で持ってきてはMJに差し出した。僕はバトンを持って走るように炭酸水の瓶を握りながら腕をふり動かしたヤシの実炭酸水をMJに手渡しすと、栓を抜いた途端、ヤシの実炭酸水が噴出した。

「ヌオォォーー!!‥‥‥」

「あッりゃーー!!‥‥‥」

 あっという間にヤシの実炭酸水はちょっとだけになった。そのちょっとだけ残ったヤシの実炭酸水をMJは飲み干した。そして、次の要求をしてきた‥‥‥。

「この辺にエロ本は落ちてないかなーー?」

 MJは少しモヤモヤしてたのか、エロ本を僕に要求してきた。

「少々お待ちください」

「あッあるんだ‥‥‥」

 僕はよく落ちていたのを拾って読んだ、パパイヤ通信をMJに差し出した。

「なんだ、ワンワン倶楽部じゃないのか‥‥‥」

「はい‥‥‥」

 しばらく僕が拾ったぬるいエロ雑誌を読むと、次の要求がされた。

「もう一度、ヤシの実炭酸水を飲ませてくれないか。キミの分もだ、一緒に飲もう‥‥‥」

「かしこまりました」

 僕は急いでヤシの実炭酸水をとりに行った。キンキンに冷えたのではなく、冷房も入らない押し入れから買い置きしていたヤシの実炭酸水取り出した。生温かいヤシの実炭酸水を両手に持って、MJと僕とで一本づつ手に持ち栓を抜いた。

「ヌオォォーー!!‥‥‥」

「あッりゃーー!!‥‥‥」

 案の定、ヤシの実炭酸水は噴出した。キンキンに冷えてるよりも噴出し方が半端なくあふれ出て、手と瓶の周りは生温い液体まみれになった。MJはキンキンに冷えたヤシの実炭酸水は一気に飲み干したが、生温かいヤシの実炭酸水はためらいながらチビチビと飲み、そして手の周りがベタベタした感じになって、ハエが手にとまっても逃げられなくなっていた‥‥‥」

「僕の手がハエ取り紙のようになった」

「凄いですねーー」

「キミはないねーー‥‥‥」

「もう一本、ちゃんとしたのを持ってきましょうか」

「その前に濡れたおしぼりを持って来てくれ」

「雑巾でもいいですか?」

「キミはないねーー‥‥‥。『ないブームの作り方』。よかろう。今日から僕についてきなさい。名前は『木ノ上ウク痔ろう』。じろうの『じ』は痔の『痔』だ。痔ろうの『ろう』はひらがなだ。ないだろ?」

「えッ。はい。ありがとうございます」

 こうして僕は漢字とカタカナとひらがなが入った『木ノ上ウク痔ろう』としてタレントになった。そして『木ノ上』がなくなり、『痔ろう』もなくなり、『ウク』となり、サブカル界、天下分け目のワタシームの戦場に立ったのだ。‥‥‥

 

「ゆるこまマンことウクを生け捕りにするわ。ウクがきっとMJの居場所、そしてベーコさんの真相も知っているはず。それにしても缶詰屋原のバッタの大群にはまいったね」

「フルニエさんが中央でバッタ退治に応戦してくれたから、なんとか先に進めた‥‥‥」

「ウクのいるヤシの実原生場まで行きましょ」

「花配り山から缶詰屋原の商店街まで行くのはそもそも難所だから。初心者は結構ぜいぜい息切れる場所なのさ。フルニエさんは慣れていたから助かった」

「坂野目さんは缶詰屋原の宿屋から、ウクのいるヤシの実原生場に行けばいいのに‥‥‥」

「ウクに籠城されて持久戦になると、缶詰屋原の缶詰も尽きてしまう。そうなると撤退も余儀なくされる。だから、坂野目さんは花配り山にキャンプをして缶詰屋原の攻防戦に持ち込んだ」

「こうしちゃいられないわ。相手からもどんどんと入り込んでいるわ」

 ピンクチーマーが缶詰屋原に入った。ウクを捕まえるためだった。しかし、ウクはバッタの次に爬虫類系を放り込んでいた。

 昆虫の次は爬虫類。キャンプ場に現れると厄介なものだ。

 僕とベーコは昆虫のように硬く、爬虫類のようにしつこいドラゴンと戦い、埒が明かなくなった。

「ここは撤退したほうがいいんじゃない?」

「さすがにここは一度では落ちないなーー」

「今、雪ケンケンがエンタシスマンのほうに行ったよ。その隙に逃げましょ」

「勝ち負けの都市伝説を語られる前に逃げるか!」

「また申し込まれたら受ければいいよ。今のうちにここから逃げましょ。あっち側見てる間に早く!」

 僕らたちは雪ケンケンに都市伝説を語られる前にこの場から脱出した。逃げたと言われるかもしれないが中止にしただけだ。「戦いを中止にした」。ただそれだけの都市伝説だということにして、ドラゴン広場から去った。逆に雪ケンケンに縄を張らせて次のチャンスを待つことにした。

「むこうも都合があるだろうけど、こっちにも都合があるんだ」

「ねむい‥‥‥。今日、学校休む‥‥‥」

「よかった。バイトは今日は休みだ。ベーコはこうして不良になっていくんだな‥‥‥」

「なーんも聞こえない‥‥‥」

「生意気ガール」

「うるさい!」

「ピンクチーマーが合流したそうよ」

「うん。なんとか花配り山に侵入される前に缶詰屋原に入ったか」

「芭駄々さんのアドバイス?」

「むかーし、ヒーローショウのバイトをやっててな。衣装の管理も結構大変で。虫食いで穴が開くとそれだけでショウが台無しになってな。繊維を食べる虫とかのウンチクをよく聞かされたものだ。芭駄々さんは、あーいった害虫駆除にも貢献した人だった。その辺の評価はあまりされてなかったが、やるとなると、とことんな人だった。それは私の園芸の管理にも生かされている。芭駄々さんに耳を傾けない人も多かったが、私は芭駄々さんを頼りにしていた‥‥‥」

「一網打尽にする陣を張ったってわけね」

「それはまだわからん‥‥‥」

「ピンクチーマーがむかってるようだ。ウッキーこの辺で頼む」

「あたいの毒牙でいちころにしてやる!」

「何?あれは‥‥‥」

「ウッキーたちよ。奥様は魔女よ」

「フルニエさんも来てくれたのね」

「バッタをイナゴだと言ったら、周囲が間違って獲り始めたのよ」

「嘘はダメだっちゃ。バッタは食べられないだっちゃ」

「みなさんバッタの大量発生だと思ってるよ」

「フルニエさんは、もしかしてって思ったんじゃないの?」

「食べる気だったんですか?」

「そんなことないだっちゃ。奥様もピンクさんもひどいだっちゃ!」

「奥様は魔女よ」

「合流できてよかった。ピンク夫婦だけだったら、敵う相手じゃなかった‥‥‥」

「おいらが退治してやるだっちゃ!」

「フルニエさん!!‥‥‥」

 わたしたちピンクチーマーはウッキー率いるコスプレイヤーたちと戦った。ここで跳ね返さないと缶詰屋原で崩壊してしまう。爬虫類は縁起が良いとされることもあるが、実物はグロテスク。グロテスク好きのマニアたちを相手にわたしたちは覇権を争った。

『ヨミガエルガール・ジャスティス』➈Fire

 


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