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愛の煉獄

2019-05-14 17:42:24 | 雑記の宿

 

愛の煉獄 [レンタル落ち]
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 「”ノーマル”辞書によると”標準 一般的なこと””普通であり 異常ではない””標準 定番”でも自分にとってはノーマルとは?社会の基準に合わせ周囲の期待や予想を裏切らず、万人に受け入れられるような生活をすること?自分をあざむいてでも...」

と、主人公の言葉からそう発せられたのち、妹の彼氏から2カラット以上のティファニーカットの婚約指輪を受け取ったと、姉の主人公に報告があった。

 主人公の姉は、職業における性差について論文を書いていて、取材に出向いた先で会社経営者の男性と会い、支配と操縦を説かれたのちに言葉のマジックから主人公はその男性に恋心を抱きマスターベーションに耽るようになった。

 そして主人公の物語は、妹の婚約と同時進行で追加され、4ヶ月後、主人公は経営者の男性と会うこととなった。彼は性的サディズムの持ち主であることを知り、アブノーマルなエロスの内容が書かれた書面を見せ同意を求めた。

「君はいつでも関係をやめる権利を持つ、君が去っても追いかけたりはしない」

と、彼は主人公に告げると、主人公もできない条件は告げ、いくつかの歩み寄りとで交渉は成立した。

 ノーマルな世界で、婚約または日本では結納にあたるのかもしれませんが、指輪の受け渡しは投資をしたことにすぎないのかもしれません。婚約期間中は不安と痛みが付き物で、呑気にしてると居なくなられたりと、僕も物語でいくつか書いたことがありますが、落胆した自分から立ち直るのもまた本能に組み込まれているのかもしれません。映像だけで言えばマスターベーションにすぎないことなのかもしれませんけど。「しれません」が4回と「マスターベーション」を3回、合わせて7回同じことを...

 

毛皮のヴィーナス(字幕版)
ロマン・ポランスキー,デヴィッド・アイヴス
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 ザッヘル・マゾッホの小説を脚色した演出家トマの前に現れたワンダとの二人芝居

『毛皮のヴィーナス』の世界へ。(この場で鑑賞可能)

 

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 そして『愛の煉獄』で主人公は

「ノーマルの基準はひとそれぞれ、私もついに受け入れた」

「自分の趣味を共有し、異なる種類のノーマルを創造すること」

 その前からつながってるセリフもありましたが、最後の二行だけを引用しました。映画の冒頭には「これは私の物語」と、語られていて、『作者の物語』であることは確認していただきたい。


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