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たびにでるたび

***旅に出るたび **胸につもる何かを *ほんの少し、眠る前に

頭がおかしくなれば

2011-12-30 22:51:57 | Weblog
もし私が

的確で正常な範疇の判断力を失ったら、

それくらい疲れて神経がまいってしまったら、

一緒にこの街を出てくれる?

私の体調が悪化したら

それを移住の必要性と考えてくれる?

ここにいては

心配事も不安要素も大きくなるばかり

一緒に逃げてほしいの

でなければ

せめてまだ元気なまま死にたい

自分で自分のことを判断できるうちに死にたい

あなたのいない人生は

今の私には無いから

少しでも東日本を離れて

安心して眠れる場所まで

3回目のクリスマス

2011-12-25 02:13:32 | Weblog
結婚して3回目のクリスマスだね

美味しいディナーを食べて

寒いねー、って言いながら

夜道を手をつないで帰った

見上げると星がくっきり出ていて

明日晴れるね、寒いはずだわ

なんて話しながら

鼻や頬の冷たさを感じ

しんとした夜の空気を

深呼吸したくて

でも出来なかった

風が吹いていて

道は落ち葉だらけで

チェルノブイリで

今も立入禁止地区に指定されている場所と

同じだけの放射線量のある東京という街で

深呼吸は

出来なかった

深呼吸できる空気のある場所に住みたい

涙が出そうになった

サンタクロースに何をお願いしたらいいか

大人だからもうわからなくなってしまった

息をとめて

2011-12-22 01:44:58 | Weblog

 

怖い物を吸い込まないように

息をとめて

思考をとめて

心をとめてしまえば

楽になるのだろうか

本当だろうか

ただ耳をふさいで目をそらしただけの

狭く小さな世界に閉じこもるのは嫌だ

私は自由でいたいんだ

朝、目をさましたその時に

私は自由だと

心から思える世界にいたいんだ

 


叶うならば

2011-12-21 01:27:28 | Weblog

そういうこと言っちゃいけないって知ってる

だけど涙がこぼれるのといっしょに

堰を切ったように言葉が出てしまう

その言葉が愛する人を困らせたり

悲しい顔にさせてしまったのを見て

私はますますつらくなる

人を傷つけてまでここにいたくはないのに

 

たぶん今日のこの落ち込みのきっかけは

仕事の疲れと、

スーパーマーケットだった

大葉を買おうとして、安全と考えられる産地のものが

どこのスーパーにも売っていなくて

最近どんどん関東以北の野菜ばかりになる

ときには山積みのキャベツの札に

「愛知県・群馬県・茨城県産」と書かれ

肉や魚は国産としか記載されていないし

卵は選別業者の所在地しか載っていない

放射能汚染検査をしてBq表示した食品だけのスーパーがあれば

きっと一定以上の需要があると思うんだけど

実情、近所のスーパーは

「福島県産ほうれんそう・2束で100円」とか

明らかに生産者の苦悩が見て取れる食べ物を売っている

気にせず買う人も少なからずいるけれど、

値札の意味を、その背景を思う時

私は穏やかな気持ちではいられない

出荷量は過去最高・売上は過去最低、と

福島県内の某食品業者の言葉を読んだのを思い出した

低価格を売りにした外食産業は、安い外国産の米や野菜の代わりに

福島県や北関東産をクソみたいな値段で買い叩いて

食の安全や人々の健康、生産者の生活を度外視して

利益を上げようと必死だ

手塩にかけた農作物を買い叩かれて、生産者はどんな思いだろう

放射能で汚された土地を離れ、安全で美味しいものを作る技術を

どうか守り抜いてほしいと切に思う

そうでないと、どんなに手をかけて大事に料理を作っても

その材料は毒入りで、家族に毒を盛っていることになる

苦しいけれど、認めたくないけれど、それは事実だ

私自身、汚染のひどい地域を故郷にもち

失われたものを懐かしむ余裕もない

けれど、故郷はもう元の故郷ではないのだと自分に言い聞かせ

ただ身ひとつで、心ひとつで、生きてゆくしかない

祖先からあずかり受け継いだ命を

私たちはここから先へつないでゆけないかもしれない

そういう地点に私たちは立っている

叶うかどうかわからないけれど

それでも もし叶うならば

出来る限りの努力を、過去ではなく未来のために

しなくてはならない

 

 


おおブレネリ、わたしのおうちはどこ?

2011-12-17 09:51:50 | Weblog
塔の上から女の子が長い髪の重さに耐えきれず落ちたら翼がはえて助かったんだけどその翼は蝋燭のロウで固めてあったから太陽の熱で溶けちゃって散らばった羽根をあつめて髪飾りにした踊り子のはいた赤い靴が踊りをやめてくれなくてクタクタのまま躍り続けて森に迷って木こりに斧で足を切り落としてもらおうとしたらパンくずを目印に夜道を帰るはずだった兄妹も迷子になっていて一緒に向かったお菓子の家では悪い魔女と眠り姫と白雪姫と小人とかが暖炉の火を上手につけられなくて通りすがりの少女から買ったマッチは擦るたびに幻影ばかり見えてちっとも火がつかないし新しいマッチを買う通貨もないものだからみんな寒くて見かねた黄金の王子様の像は目玉のサファイアをもぎ取ってツバメを遣いにやったんだけどもう寒いし渡り鳥だからそのまま南に向かって川に落としたサファイアが湖に流れ着いたことにも気づかず蟻もキリギリスもさすがに水底までは取りに行けないなと諦めていたらクラムボンは笑うし女神が現れて急に金の斧と銀の斧の話をしはじめたので湖畔の白鳥もう
んざりして人間になったが王妃になるのは楽じゃないなと旅に出て国境あたりで40人くらいの盗賊に襲撃されたけど開け胡麻!の一言で盗賊はカボチャやネズミに戻ってしまって時計をよくよく見たら夜中の12時くらいだったからそのせいかなと考えていると兵隊の形のクルミ割り人形が動き出してネズミの親分を剣でめった切りにして血祭りにあげたのを見た他のネズミ達は集団パニックに陥って笛の音の聞こえるほうへ逃げて次々に川で溺死しそれを見た少年が村の人に話したけどまたホラ話かよと信じてもらえなくて自暴自棄になって胡散臭い笛吹き男についていったらバンドやろうぜと言われて手にしたギターが性に合って歌ってみたら案外いい感じでブレーメンの動物楽団と共演をきっかけに意気投合してツアーを開始し人気が出始めたあたりで警察がライブに乗り込んできて笛吹き男が未成年を大量誘拐した罪で逮捕起訴されバンドが離散するわニワトリは鳥インフルエンザになるわ踏んだり蹴ったりなのを見ていた長靴をはいた猫が紆余曲折を経てバンド少年を王様にしてやったのを良
いことに税金で酒池肉林のかぎりをつくし王様を裸で出歩かせて笑い者にした挙げ句でもオレ猫だしと我に返りマタタビを食べていたところ強風が吹き荒れ桶屋が儲かる顛末となり街頭にはストリートミュージシャンが溢れストリートチルドレンもストリートマンも溢れネロもついに家を追い出されパトラッシュにも裏切られ世の中に絶望して金貸しの強欲な老婆を殺害してうっかり老婆の妹も殺害しちゃって罪悪感を消化しきれず娼婦に優しくしたりしたけどつーかルーベンスっしょと思い直して絵の勉強を始めたら良い女パトロンが見つかってよくよく聞いたらその人むかし自分の髪が重すぎて塔から落ちたのがトラウマで今じゃ伸ばしてもボブが限度よって言うので超ロン毛の女パトロンを想像して絵を描いてあげたら彼女は発狂して寝込んでベッドから見える向かいの家の壁のツタの最後の1枚の葉っぱが落ちたら私も死ぬわって呟くのでそりゃ困るよと絵描きのネロは壁に葉っぱの絵を描いておいたから暫く安泰と思ったら向かいの家は取り壊しになって地下室の壁の奥からその家の猫と奥
さんの死体が出てきてさぁ大変と七面鳥も逃げ出して隠れた所は馬小屋の中で東から来た3人の賢者が邪魔だったので追い出し賢者の1人は金時計を売って妻に櫛を買って帰宅したら妻はアタシ髪を売って金時計用の鎖を買ったところよ空気読めどこ行ってたのよと激怒しドロ沼離婚に発展し追い出された賢者はガード下の呑み屋でネロと世知辛い世の中を語らいつーかこれからっしょと酔ったままルーベンスの絵を観に行って凍死したのちパトラッシュもやって来て賢者を食べてから凍死したので迎えに来た天使達は彼らの酒臭さに辟易し放置した代わりに金メッキのはがれた王子の像を持ち帰って叱られグレて尾崎豊を聴き盗んだバイクで暴走族「夜露死苦堕天使」を結成したは良いがピリオドの向こうへ行った仲間にギザギザハートの子守唄を歌ったら全米No.1ヒットし族を解散したけど妻子もちになった40代の今でも懐かしくてたまに集会を開いているというお話。特に教訓はないしキリがないのでこの辺で風呂に入る。

12/13夢

2011-12-13 23:25:52 | Weblog
猫を探している少年。
たぶん三毛猫。
但し自分の飼い猫ではないよう。
あちこち探し回り、
最後にたどり着いたマンションの一室で
やや派手めなOL風の女性が、保存してある猫を見せてくれる。
猫はみな空の弁当容器に詰められつぶされ、
ひとつずつ真空の袋に入れて几帳面に並べられている。
腐敗して形や毛の色がどれも三毛猫やキジトラに見える。

という夢を見た。

暮らしの話だよ

2011-12-09 00:33:44 | Weblog

水曜の夜、仕事のあとに友達と待ち合わせをして
一緒にごはんを食べた。
お酒を飲むでもないけれど、ふらっと串揚げ屋さんへ。
時間があまり遅くなかったので店内は私たちが最初のお客。
個室っぽい奥の席に案内されて、ほの明るい照明に落ち着く。
暖かな黄色の壁を照らすやわらかい光。
私たちにしてはちょっとひさしぶりだったのでたくさん話をした。
ひさしぶりということが、私を緊張させるかなと思ったけれど
お互いに話すことが沢山あって、聞くことに話すことに夢中で
会えて嬉しいという当たり前のことで精一杯で、
それだけで行ってよかったなと思う。
会っていなかった間のこと、
仕事のこと、
年齢のこと、
体のこと、
放射能汚染のこと、
そのすべてが自分の暮らしのことだ。
私たちはいつも「暮らしの話」をしている。
そこから隔絶しすぎた話題ではジョークすら楽しめない気がする。
友達も自分の暮らしの話をした。
呆れるくらい沢山の冗談で大笑いし脱線しながら、
お互いに話したかったし、聞きたかったんだと思う。
店は次第にぽつりぽつりとお客が入り始めて、
仕事帰りのサラリーマンの声が聞こえたり
その合間に小さく流れるBGMに気がついた。
「これ、好きな曲」と私は誰にともなく言って
ビル=エヴァンスの「ワルツ・フォー・デヴィ」
最初のほうの語りかける独り言のようなピアノの旋律に
たぶんほんの短い間、耳を傾けた。
そのとき自分がどんな顔をしたか知らない。
そのとき自分が何を見ていたのか覚えていない。
ジャズは全然知らないな、と友達が言い
有名な曲は結構耳にしてるかもよ、と私が言い
ただそこが暖かでほの明るい色をしていたことだけが記憶に焼き付いた。
私は一生、この瞬間を忘れないだろうな
そう思うタイミングが人生に何度かあって
実際に、壁に映すスライド写真のように思い出すことがある。
あのピアノの旋律を聴いた一瞬は、
間違いなくその一枚になる、と強く思った。
一生涯、というその括りが
どれほどの永さを持っているのかいないのか
私は知らない。
だけど私は一生忘れないんだと思う。
どうやって暮らすか、という技術や情報ばかりに気をとられて
どんな暮らしにするか、という全体像が見えなくなることが多いけれど
本当は毎日が選択だ。
正しさはひとつじゃない、
でも間違ったこともひとつじゃない
だから慎重に、心に従って、選ばなくちゃならない。
選ぶそのときに、きっと思い出すんだと思う
意味もなく撮ったスライド写真のような一瞬を、
その記憶を切り取った心の在り方を、
美しいピアノの旋律を。