多少、執着であっても
幸せなことばかりじゃなくても
「人」について考えることがあった方がいい
考える対象となる相手がいた方がいい
少なくとも考えている間
もっと酷いことや辛いことから
心は離れていられる
幸せなことばかりじゃなくても
「人」について考えることがあった方がいい
考える対象となる相手がいた方がいい
少なくとも考えている間
もっと酷いことや辛いことから
心は離れていられる
あの人を愛していたことは本当のこと
わたしが愛されたことも本当のこと
けれど全てが終わりになって
わたしに残ったのは
幸せな日々の記憶
いいものだよ、
一度でも誠心誠意
愛し愛されたことがあるっていうのは
どんなに傷つくことがあった時も
あの日々は自信になって
わたしを支えてくれる
けれど、
そろそろ気持ちを
動かしていっても
いいでしょう?
ずっとあの日々に
しがみついているわけにはいかない
しがみついていたいわけじゃない
しがみついてしまうこともあるけれど
自由になって
いいでしょう?
20年も前に流行したポップソングの
歌詞を初めてちゃんと聴いた
それは
手を触れられない特別な友達のことを
目を細めて見ているような
まぶしくて
触れられないような
触れたら汚れてしまうような
そんな歌だった
歌はいいね
映画や漫画みたいには
ハッピーエンドになったりしない
ハッピーエンドになるには
歌は短すぎて
本当の人生みたい