手の痺れ

怖かったときのこと

しっかり思いだそうとする

それだけで

血が詰まるようで

手が痺れたりする

だけどあなたがいて

それだけがわたしの救い

治る

あなたといると

呼吸がラクで

それはつまり

生きるのがラク

あなたのそばで

ほんの少しずつ

1ミリくらいずつ

善くなってきているみたい

計画すること

計画をたてる
っていうのはひどくめんどくさい
あれやこれや夢想するのは大好きなんだが
それを実行するのだと思うと
めんどくさがり虫がむずむず
楽しい計画だからいいんだけどね、
でもちょっとめんどくさーって思っちゃったりする
いざ始まってしまえばいいんだろうけど

計画するというのも行動だなあと思う
最近、行動力というものからひどく遠ざかっているなあ
そろそろ感覚を取り戻さないといけない
めんどくさい、という理由で
大事なチャンスやタイミングを逃してしまうわけにはいかないんだから

秋の風

今年は秋めいてくるのが早いな
もう1、2週間前からすっかり秋の始まり

秋来ぬと
目にはさやかに
見えねども
風の音にぞ
驚かれぬる

万葉集だっけ
古今和歌集だっけ

とりあえず今年の秋刀魚は旨い

電車の窓

意外とさ、
見てないんだよ
窓の外を流れる景色

お日さまの当たる側に座ったら
肩に日が差して
温められて
景色が流れるのを感じたよ

眠る眠る眠る

連休の間ずっと
眠ってばっかり
少し眠って
少し起きて
また何時間も眠る
おかげで肌の調子はいいけれど
眠ってばかりで何もしてないなぁ
でも睡眠が必要だったのかしら
たくさん夢を見て少し疲れたな

DV

ドメスティックバイオレンス
のことが話題にのぼった
彼とごはん食べているとき

彼の友達は
奥さんに暴力をふるう人で
友達の前でも奥さんを殴るんだって
旦那さんがこぼした飲み物を拭いた奥さんに
余計なことしやがって、と
殴るんだって
人前で自分の欠点を指摘されているって思うから
馬鹿にされている気がして耐えられなくて殴る
暴力でしか立場を誇示できないとか
プライドが異様に高すぎるとか
怒りの対処法をそれしか知らないとか
それ以前に
大事な人をどうやって大事にしたらいいか
それを知らないのは不幸なことだと思うんだ
それはきっと
大事な人に大事にされてこなかったからだと思うんだ
それは不運なことだね

そういう不運や不幸が
少しでもなくなるといいなと
願うのは簡単なことなのにね
それしかできないや

ロードランナー

http://looneytunes.warnerbros.co.jp/stars_of_the_show/wile_roadrunner/wile_story.html

ロードランナーが
beep beep !!
って鳴くよ
思わず笑っちゃうよ
ケタケタ笑っているときに
じぶんはまだこどもなんじゃないかな、って
ふと思ったりするんだけどね
体は
見た目は一応
おとなになっているから
ふしぎだね
わたしがこどものままだなんて
ぱっと見ただけじゃ誰にもわからないけど
それってちょっと
うそついているみたいに感じるときがあるんだよ
ごめんなさい
でもケタケタ

怖い夢

そっちに連れていかれるのは嫌だ、
と何かに強くしがみついた腕の
筋肉が痛くて目が覚めたら
隣にいた彼が
頭を撫でて抱きしめてくれた

私はひどくうなされていたらしい
目が覚めたときの感覚は
怖くて、そして疲労感

顔の見えない少年を私は追っていて
その少年の顔を「知らなくては、見なくては」と
思っている
エレベーターに乗って閉まる扉の向こう少年がいて
私が1階に着くと彼も既に1階にいる
少年は不気味な存在だ
私は建物を出て彼を追うけれど　
彼は建物の暗い裏手に逃げ込んでしまい
追うべきか待つべきか私は考えている
少年が落としていった紙の人形が目に入る
人形が移動する、と思ったら
よく見ると長い丈夫な糸がついており
糸の両端は建物の裏手から伸びている
私は糸に足を取られ
強い力に引きずられそうになる
だめ、そっちには行けない
行くわけにはいかない
いま死ぬわけにはいかない
私はやらなきゃならないことがあるの
やりたいことがあるの
そっちへ行くのは嫌だ
嫌だ
嫌だ、

嫌だ、と叫びながら
目をさましたら
彼の顔があって
私はいつも守られる

コルベス様

グリムの童話で
あんまり有名じゃないかもしれないけど
『コルベス様』っていうお話があって
すごく短いんだけど
すごく変わった構造
最後の一文が特に秀逸
「こんなにひどい目に合うなんて、
　コルベス様ってよっぽどひどい奴だったんでしょうね。」

起承転結があって　めでたしめでたし又はかなしいせつない
そういう構造をかるがると無視したお話
こういうのが好き
こういうのがあるから本が好き

ちなみに
青い鳥文庫っていう子供向けの単行本に収録されてます

peace of mind

落ち着かない

楽しいことの翌日だからかな

それとも不安定な気圧のせい

ふわふわしていて不安

なんでかな

漠然と哀しい気持ち


仕事おわったら舞台を見に行くの

ダンスの舞台だよ

それからあなたに会うの

落ち着け

落ち着け

心の平和は

どこにあるの

唄え喋れ

同僚と飲んだの
あんまりそういうことしないんだけど
親しい人だからなんだか良かった
つくづく
女は言葉でできているなあって思う
そしてときに男も！

カラオケもして
久々で、ちょっと歌へたになったけど
唄うと体がスッとする
音楽は真理に一番近い、って
科学の本で読んだけど
まあそういうことかもしれないね

詩の本／谷川俊太郎

9月に出たばかりの詩集
谷川俊太郎は好きだけど
今回は正直あまり期待してなかった
数年前の『シャガールと木の葉』が
個人的に好みに合わない感じだったから

でも、買ってよかった
谷川さんはジジイだけど
いつも少しずつ新しいことをやっている
文体(ていうのかな)の変化が
今作は心地よかった
あとがきに
タイトルの由来が書かれていて
それを読んでなんだか嬉しくなったよ

傘がほしい

雨が降る日はどこへも出たくない
でも大切な傘がないわけじゃない
by斉藤和義


ペパーミントグリーンの傘がほしい
雨が降って空が暗くても
ぎすぎすしない気持ちでいられるように

ほしいものばっかり

働かないで暮らせるなら
きっと働かないよ
誰かが充分なお金をくれて
いつまでも安心して暮らせるのならば
それは不都合とは感じないな
寧ろすてきなことじゃないかな
だけど
親のお金で買った家で
与えられた部屋で過ごし
買ってもらったものを当然のように食べて
理由があるわけでもないのにそうやって暮らして
それが当たり前であることに慣れきって
そういう人を見ると
なんだか嫌な気持ちになる
べつに親がそれで困っているわけじゃないし
他の誰かが困るわけでもないし
本人も困るわけじゃないんだし
それで均衡が保たれているなら
いいじゃん
でも　
無性に嫌な気持ちになるの
隠しているけれど本当は嫌なの
甘ったれているって思う
一人前じゃないって思う
大人じゃないって思う
大人じゃないくせにいっぱしの口聞くんじゃねえよ
と思ってしまう自分がいる
うらやましいのかな
ないものねだりかな
誰かにとって当然なものが
自分にはないってことが
くやしいのかな
自分がどんなに頑張ってもバカみたいに思えて
頑張れば頑張るほどアホくさくなってくる
でも頑張らなきゃ暮らせない
誰も私を
私の望む形で助けてはくれない
私は単純に
親の与えてくれるものだけで暮らしたくないから
だから今の暮らしを選んでる
って思い込もうとしてるのかな
本当はそうせざるを得ないからなのに
働いて自分で稼いで
そうやって暮らすのが当たり前だと思ってたのに
あまりにも平然とそうしない人がたくさんいるから
びっくりしちゃうんだ

あくせく働いてバカみたい、
家族が頼れなくて可哀想、
運が悪いって可哀想だね、
そんな風に思うんだろうか
そんな風に思われているんだろうか

でも
生きるなんてそんな大したことじゃないし
自分で稼ごうが人に稼がせようが
本当はそんなに変わらないのかも

それでも私はきっと明日も仕事に行くんだろうな
ペパーミントグリーンの傘がほしいからね

話がしたいの

あなたと
もっともっと話をしたい
知りたいことはたくさんあって
知らせたいこともたくさんあって
けれど
そういうことじゃない
あなたと
話がしたいの
何か
交換し合いたいの