たびにでるたび

***旅に出るたび **胸につもる何かを *ほんの少し、眠る前に

話をしようよ

2008-04-30 00:49:07 | Weblog
友人の劇団の準備を手伝って遅くに帰宅。

きみはあんまり何か話したがらなくて
話しかけても気のない返事
元気がないのかと思って尋ねると
もう寝る時間だから、と
帰宅して3回くらい言葉を交わして
あとは私は貝のように押し黙るしかない
昨日は友達が来て朝まで騒いでいたし
いつだって夜型で朝まで起きているのにね
きっと何か私に気にいらないところがあるのだろうけれど
言ってくれないとわからない
そう思うのは私が傲慢なのだろうか

私が忙しくしているのがいけないのかな
夜まで帰れないからいけないのかな
きみと同じ時間に寝ないからいけないのかな

私なりに考えてみてわからないから話をしたいのに
ときどきこんな風にわからないことばかりになってしまって
苦しくなる











知りたい/刺激を受けろ

2008-04-27 00:04:01 | Weblog
わからないことは、わかりたいと願ってしまう

そのままでいい、とは思えない

知らないほうが幸せだったなんて、そんなふうには絶対に考えられない

多少苦しいことであっても、わかりたい・知りたい

強いふりをして強く見えるよりも

弱さをさらけ出してでも本当に強くなるほうがいい
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最近、知人の劇団やらバンドやらのお手伝いをする機会が急に増えて
今まであまりそういうスタッフをしたことがなかったので
なんだか嬉しい。
誘ってもらえるということそのものも嬉しいし、
本気で何かをやっている人の近くで肌でその熱を感じられるというのは
すごく刺激になるのだ。
刺激を受けろ、という示唆な気がして嬉しいし
気持ちを引き締めなくては、と思う。

このまま年をとっていくのが嫌なわけではなくて、
このままの気持ちで年をとっていくのが嫌なのだ。

運動でもして心も体もひきしめたいなぁ
なんて
いつも言っている気はするのだけど。









メールも電話も

2008-04-23 00:53:57 | Weblog
連絡がないだけで
バカみたいに心配になってしまう

本当はきっとこれ、
心配してほしいっていう感情の裏返しなんじゃないかな
臨床心理学の用語でいうなら精神力動の肥大、とか

でもさ
帰ってきたきみが楽しそうで、元気でよかったなって思うよ
抱きしめてくれて温かいから
嫌なことがあっても大丈夫
辛いことも忘れちゃうよ

どうか、この日々が
もっと暖かに
永く続いてゆきますように。












今日はひとりだった

2008-04-22 02:33:25 | Weblog
ただ単純に
朝から晩までずっとひとり
誰も知っている人に会わなかったし
レジの店員さんに「お願いします」や「どうも」を言うだけで
誰とも個人的に口をきかない

こうして書いてみるまでそれに気づかなかった
やることがたくさんあったからかな
でもきみのいる暮らしに慣れて
ようやく自然になったのかもしれない いることも いないことも

そうは言ってもきみの出がけにちょっとケンカしてしまったんだけれども。
きっときみは根にもつんだろうなぁなんて、
楽しくなってしまうのは私だけなんだろうけれど。


少し前に
夜に急にいっしょに出かけることになって、
外から帰ってきたばかりでぐったりしていた私はお化粧もいいかげんで
だけど近くまでちょっと出るだけだったし
「顔ちゃんとしたほうがいいかなぁ」
と冗談まじりに言ってみると
「ぼくとしてはいつでもきれいでいてくれたほうが嬉しいよ。という気持ちはあるけど
実際にどうするのかはきみの自由でしょ。それをふまえた上で」
ときみがいたずらっぽく笑うので、これにはかなわないなぁと思った。

その晩は、親しい人たちに囲まれて楽しい時間をすごした。
・・・もちろん、お化粧も服もちゃんとして。










『旅をする裸の眼』

2008-04-21 01:55:20 | Weblog

多和田葉子さんという作家の小説

村上春樹をもっとねちっこくして
ガルシア=マルケスから半分くらいアクを取ったような
そんな文体な気がする
どっちもすごく好きなんだけど
多和田葉子さんの作品も同じく無国籍な感じがして
たしか芥川賞をとった『犬婿入り』をはじめ、いくつか読んでいる

ああもう、自由でありたい
自分を自由にさせたい
しばるもほどくも自分じゃないか











自転車で突っ走る

2008-04-19 03:10:35 | Weblog
友達の家に置きっぱなしにしていた自転車に乗って家まで
約1時間半の道のりを走った

風が強くて 向かい風で
よく知らない夕暮れの道を
ただまっすぐ走るって 気持ちいいものだ
汗びっしょりになって くたくたで
日頃の運動不足を思ったりもしたけれど
何も考えずにただ体を動かすっていいな

何も考えない時間の中で
考えがまとまったり、
ふと 新しく筋道が立ったり、
そういうことってあるものだ

知らない場所へ行く
知らない人に会う
見たことのないものを見る・聴く
それだけで 何かが動く原動力になるって
そのたびいつも思うのに
動き出すのはいつも遅くて自分にうんざりしてしまうことばかり

もっと もっと
もっと自分のために何かしてあげなくちゃいけない
うれしいことも
くるしいことも
もっと欲しいよ


カレー作ったらうまかった。










六本木ミッドタウン

2008-04-14 18:55:04 | Weblog
都内在住だというのに初めて行った
国立新美術館(すごくいい!)のモディリアーニ展を見て
甘味屋さんに行きたくなって、ミッドタウンへ
抹茶あんみつが1000円もしたけどおいしかった!!

次の日は日曜だというのにイベントの受付のバイトがあって
慣れないスーツなんか着て一日おとなしくしていました
でもただ座っていればいい受付と違って、
お客様が来るたびにアナウンスを入れたり
誰か担当者を探しまわったりしなくてはならないので
かなり動きまわる受付嬢でした
いっしょに受付をやった女の子に携帯小説やブログ小説のことなんかを聞き
そういうのもおもしろいのかなぁなんて思ったりしながら
最近セックスしてないなぁなんてぼんやり考えていました
なんだか自分が『臨死!江古田ちゃん』みたいに思えてきました

家に帰ったら彼がいて
アホみたいにガンダムのゲームばっかりしているので
なんとなくめんどくさくなって
へとへとに疲れていたことを思い出して眠くなり
きゅうくつなソファでそのまま寝てしまっていたら
彼に服をはがされてベッドに転がされてそのままひとりで朝まで眠ってしまいました
ベッドで熟睡っしはじめる前にたぶん彼がキスしてくれたんだけど
もしかしたら夢だったかもしれないなぁなんて思ったりしました









歩く・歩く・歩く

2008-04-11 16:10:21 | Weblog
かかとの高い靴だったんだけど、

最終バスを逃してしまった帰り道 
どうしても歩いて帰りたくなった
歩きたくなった
ただ ずんずんずんずん
歩き続けたら何かわかるような気がして
知らない道ではないから、道順に気持ちを使わなくてもよくて
ただ 手足を動かしていると
いま一番気にかかっていることが自然と上のほうに浮かんでくる

きみといることを選んだのに
あなたのことを考えると今でも涙が出るんだ
こんなのおかしいでしょう?
でもなぜだか涙が止まらなくなってしまって
暗い大きな道を 泣きながら歩き続けた

家に着いて少ししたら きみが帰ってきて
いつもの通り 変わらなくて
眠るときは何度もキスをして抱きしめてくれて
あったかくて

それだけで、すごくよく眠れるんだ。


夢だってぼんやりしている。












ベル・ジャー

2008-04-08 01:51:56 | Weblog
『あの夏、ニューヨークはおしゃれで、華やかに輝いていた。
 でも、19才の私はガラスの覆いに閉じ込められて、心は不思議に虚ろだった』


30才で自ら命を絶った詩人シルヴィア=プラスの、最初で最後の小説。
ずっと前に興味を持って買ったのに、
長いこと読まずにしまいこんでいた

今日、雨が降っていて
何も予定のない日だったので
思い出して読みたくなった

あいまいで重かったり軽かったり
勝手気ままで堅苦しい「こころ」という生き物を
こんな風に文字にして描くことができるなんて。

300ページ以上あるけれど
3時間弱で読みきった
ひきつけられたのは、彼女が死んでしまった作家だからじゃない
もっとすごい力。










つっかけサンダル

2008-04-07 01:54:34 | Weblog
たいらなんだ
ひらべったくて
へいたんで

近所にお買い物に行く用のぺったんこサンダルみたい
かかとの高いおでかけ用じゃなくて

これでいいのかな
こんなにも平穏で
こころがたいらで

順調すぎると不安になるのはきっと悪いクセ









エアポケット

2008-04-06 01:45:53 | Weblog
きもちのすみっこに
あのひとがいて
ときどき 思い出すんだ

もう何年も前のことなのに
元気でいるかなって
幸せになってるかなって
ストーカーみたいでへんなんだけど
ただ あのひとの安否がわかるだけで
すごくこころが楽になる

もしかしたらそれは
あのひとが苦しんでいるとしたら
助けたいな っていう
そういう口実探しなのかもしれないね
もう届かないのにね

でも私のこころにはいまでも
あのひとのことを置いておく場所があって
ときどき不意に 取り出しては眺めてみる
ああ もうあれは過ぎた日々なんだ、と
そのたび思っては
少しずつ 薄らいでいくだけなのにね







心と体

2008-04-05 03:55:55 | Weblog
抱いて、って素直に言うの 嬉しい
今まで恋人にそんなこと言ったことがなくて

セックスってコミュニケーションじゃないかな、
と きみはずっと前に言っていたっけ
私は都合の良い冗談だと笑ったんだけど
でもね そのあとできみに触れられて
そうなのかもしれないって思ったの
かなしい気持ちのときも
しあわせな気持ちのときも
うわの空のときも
暖かな気持ちのときも
触れると本当にわかるね
手に 頬に 肩に
心のないキスは乾いてひんやりとして
心の熱いときのキスは温かくてとろけるような

セックスをすると
その前のわだかまりがなくなったり
ちゃんと話せるようになったり
雰囲気というのも あるのだろうけど
距離がぐっと近くなる

当然のことかもしれないけれど
心と 体と 
別々ではいられないんだな 
 









2008-04-03 06:39:56

2008-04-03 06:39:56 | Weblog
話をしようよ

静かなのも好きだけど

だけど話さないとわからないこともあるよ

わからないことは わかりたいと願ってしまうから

わからないままでいいなんて 思えないから