ツイノスミカ

猫ト戯レ 晴耕雨読
ソンナ暮ラシガ 理想デス

信州で夏休み vol.5

2008-07-30 | おでかけ
信州で夏休み、最終回は・・・・・

本当は春に行きたかった蓼科高原バラクライングリッシュガーデンです。
(画像クリックで大きなサイズにしてご覧いただけます)

ホスタ(ギボウシ)の大株
庭におりてすぐ左手に、こんなに大きなホスタ(ギボウシ)がありました
葉の色といい、葉脈といい、大きさといい、感動っ!!!
ブルーエンジェルかなぁと思うのだけど、ここの庭は殆どタグがついていないのでわかりませんでした。
嗚呼、何度見ても素敵


一季咲きのバラが多いのか、あるいは時期が下界とずれているのか、バラは殆ど咲いていませんでしたが、夏の花、ダリアやエキナセアが綺麗でした。
銅葉ダリアと蜂
銅葉のピンクのダリア(うちのと同じ♪)
蜂が仕事中
ポンポン咲きダリア
両手グーしてバンザイしてる
真っ白なポンポン咲きのダリア


エキナセア
咲き進むにつれ芯が盛り上がる
バッキンガム宮殿の衛兵の帽子みたい
エキナセア


「神様のくださった庭」に続く道ところどころ木陰になりながら進むこの道は、ケイ山田さん* が2002年チェルシー・フラワーショー** でシルバーギルト(準金賞)を受賞した「神様のくださった庭」(再現)へと続いています。

* 英国園芸研究家。バラクライングリッシュガーデンのオーナーでもある。
**英国王立園芸協会が毎年主催するガーデニングイベント。



この道の脇には、ダリアやホスタのほかにも、私の大好きなゲラニウムが咲いていました。
ゲラニウム・ファエウム(黒花フウロ)やジョンスンズブルー、その親にあたるプラテンセの種類かなぁと思われるものなど。


ベルガモットも3色咲いていました。
背の高くなるハーブですね。

ゲラニウム3種
左:プラテンセ・ローズクイーンかヨークシャークイーンに見えますが、ハイブリッドかも。
中:こんな赤いゲラニムもあるんですね。
右:左のとは違う、ハイブリッドなのかぁ。

ベルガモット3種
左:ベルガモット・レモン? 葉の香りを嗅いでくるんだった。
中:ベルガモット・ワイルド?
右:画像の色よりもっと赤でした。ベルガモット・レッド。(たぶん)


ロングボーダーガーデンを望む
この日は日差しがきつくて、緑が眩しかったです。
ボーダーガーデンの花も、いささかグッタリ気味。

木陰でやすむカエル木陰でやすむカエル。
日差しから逃れると、涼しくなります。高原ならではですね。



白い砂利石が、目に刺さるほど眩しいボーダーガーデン。
ボーダーガーデン

泉のある池





池の水が涼を呼びます。
なんとなくほっとする空間。
水があるっていうのは、いいですね。夏は特に。
金色の鯉が泳いでいました。

バラソフトカフェで、ぶどうジュースとバラソフト。
フレッシュなぶどうが、とっても美味しかったです。
バラソフトは、「バラの味がする~!」と子供が言ってたけど、バラ食べたことあるの?!
まぁ、確かにバラの味といえば言えなくもないですけど。
花フェスタ記念公園にもありましたが、こちらのほうが上品な甘さ。


今回も食べ物ネタで〆ました(汗)
食い意地の張った夏休みもこれで終了。

あ、ギフトショップでお土産も買いました。
英国直輸入グッズもあって、楽しかったですよ。


次回は是非春に来てみたいです。バラが綺麗だろうな~。

浅野川が氾濫

2008-07-29 | 北陸・金沢の思い出
「一転にわかにかき曇り」
まさにこの言葉どおりの空ののち、土砂降りの雨。
おかげで昨日は猛暑日もストップ、涼しく過ごせましたが、各地で被害にあわれた方が出てしまいました。

暴れる川 住民に恐怖 浅野川氾濫 金沢の風情一変(北陸中日新聞) - CHUNICHI Web
主計町 茶屋街を泥覆う
石川県内は二十八日早朝に強い雨が降り、金沢市では浅野川が氾濫(はんらん)し、川沿いの約二万世帯に避難指示が出た。市民から「女川」と呼ばれ、日ごろは静かな川があふれ、住宅が床下浸水する被害などが起きたことに、「こんなことは初めてだ」と住民らは言葉を震わせ、驚きを隠せないようだった。
金沢市の浅野川大橋付近は早朝に茶色の濁流が堤防を越えた。橋に近い木造の茶屋が並ぶ金沢の観光地は、水が引いた後も泥に覆われた。
川沿いに茶店が並ぶ主計町では、水が引いた後も十センチほどの泥がたまった。古都の風情を残す町並みの景色は一変した。

堤防の決壊ではなく、川の水が溢れて鉄砲水となったようです。水の力の恐ろしさを思い知らされます。
犀川と比べると、浅野川は「女川」の名の通り、普段はせせらぎのようなやさしい川です。
あの美しい川が泥水で溢れている様子をニュースの画面で見て、胸が痛みました。まさかこんなことになろうとは。
東山には、学生時代の友人が住んでいるので心配です。
上流には竹久夢路が逗留した湯湧温泉があるのですが、そちらもかなりの被害が出たことでしょう。

被害にあわれた皆様には心よりお見舞い申し上げます。
どうぞ早期回復できますよう、心よりお祈りいたします。

信州で夏休み vol.4

2008-07-28 | おでかけ
諏訪湖畔の観光スポットというと、間欠泉が有名ですね。
数年前に母も訪れて、ものすごい高さまで噴きあがるのを展望ラウンジから見たと聞いていたので、かなり期待して行ったわけですが・・・・・。
間欠泉
最初に噴き出たこれが最高で、あとはジョボジョボと下のほうでくすぶっていました。
湯量の減少などで、近年噴きあがる高さがだんだん低くなってきているらしいです。
50mまで噴き上げる日本一の間欠泉も、今は昔でした。

諏訪湖間欠泉センター



北澤美術館チケット諏訪湖半には、美術館もいくつかあります。

北澤美術館の新館は、「SUWAガラスの里」に併設されたエミール・ガレやドーム兄弟のガラス作品の美術館です。
SUWAガラスの里には、体験工房やガラス製品のショップがあるので、作品鑑賞のあとに色々楽しめると思います。


ガレというと、先おととしが彼の没後100年ということで、各地で美術展が開かれ、その折に見た作品のいくつかに再び巡り会うことができました。
今回学芸員の方の説明を受ける機会にも恵まれ、様々な技法や作品のモチーフなどについて説明いただきました。
(技法については、没後100年の美術展での事細かな解説を、殆ど忘れていた自分に呆れました 汗)

諏訪に出かけた折には、自然への造詣と愛情が深く、日本美術の影響を受け、輪廻の思想を表すガレの作品に、是非触れてみてください。
実は今回、北澤美術館本館の方には時間の都合で行けなかったので、秋頃リベンジしたいと思います。




*** 諏訪のオマケ ***

諏訪には「羊おじさん」という有名人がいるらしいです。
羊を2匹連れて、諏訪湖畔を歩いているんだとか。

******************

私はその昔、名古屋一の繁華街(栄)で、両手に紙袋を持ち、その紙袋にびっしり鳩が止まっている「鳩おじさん」を見たことがあります。

信州で夏休み vol.3

2008-07-27 | おでかけ
昨日は岐阜県多治見市で39度を観測したそうです。
体温計でこの数字なら、ふらふらする値ですよ。




先日の土用の丑の日には、うなぎを食べましたか。
うなぎ小林 特重
長野の諏訪はうなぎが美味しいという評判だそうなので、丑の日には少し早かったですが、うなぎをいただいてきました。
諏訪市の「うなぎ小林」さん。
住宅街の中に入ったところなのでちょっとわかりにくかったんですが、道路には待ちの車の列。駐車場が少ないので、お昼時は大変です。
14時過ぎてようやく着席。腹ペコでうなぎを待ちます。
特重 上段特重 下段
関東風の背開きふっくら蒸しのうなぎです。
艶々のたれのいい照りと香り。
下段、ごはんの中にもうなぎが。
お吸い物が肝吸いでなかったのが減点ですが、概ね満足のうなぎで美味しゅうございました。





前日はゲテモノ珍味、翌日はうなぎと、しっかりお腹を満たしたあとの楽しみは、温泉です。


実は今回の旅で一番楽しみにしていたのは、上諏訪温泉で初体験する岩盤浴です。
宿選びも、岩盤浴ができるというのが決め手。
温泉でお肌つるつるになったあと、さらに岩盤浴で汗をたっぷりかいてデトックスですよ!


作務衣のようなものに着替えて、石の上に30分ほど横になるのですが、
すっごく暑いです!
熱帯夜に我慢しながら寝てるぐらい暑かった~(笑)
汗の量が半端じゃありません。代謝がとてもよくなった気がします。
サウナとは、ちょっと違う感じ。私、サウナは30分も入っていられません。

フロントの人の話だと、美容効果があるんだそうで(嬉)、確かに翌日のお肌はつるつるすべすべでした。
・・・って1回くらいじゃ効果があるのかどうかわかりませんが。
それに、岩盤浴の効果なのか温泉のお湯の効果なのか、どっちか良くわからないんですよ。

お肌つるつるはともかく(嬉しいことは確かですが)代謝が良くなるなら、近くに岩盤浴のお店があるので、通ってみようかしらという気になってます。
年々代謝が悪くなっていますから、これでスルスルと痩せられるようになったらな~という期待を込めて(汗)

信州で夏休み vol.2

2008-07-24 | おでかけ
信州といえば、蕎麦ですね。(食べ物しか思いつかないのは気にしないで)

暑いので汁蕎麦でなく山菜鴨肉ぶっかけ蕎麦山菜鴨肉ぶっかけ蕎麦や
胡桃ざる蕎麦など胡桃ざる蕎麦冷たい蕎麦をいただきました。

でも、蕎麦は普段でもいただきます。
やはりここはひとつ、信州ならではのものを!


馬刺し馬刺し♪と唱えながら(だって信州といえば馬刺しでしょ)、郷土料理の看板の店へ。
とりあえず生中のあとは、七笑い若緑と、あと何だっけ…信州の銘酒も一献かたむけます。


そうそう、馬刺し。
メニューを見ると、馬刺しのほかに変なものが。


馬鹿刺し 


今流行のお馬鹿ですね。
共食いの感も否めませんが、注文します。
馬鹿刺し
馬は、普通に馬刺しの味です。癖もなく美味しい。
鹿は初体験。馬より脂少な目ですね。
もっと臭いや癖があるかと思いましたが、全然です。ネタ的には…。
美味しくないかというと、そういうわけではなく、かといって特別美味しいわけでもなく(汗)、こんなもんですか。
あるいは、私の舌が馬鹿なのでしょうか。(←誰かのように)



もっとネタ的においしい信州ならではのものを食べねばなりません。
こうなったら、珍味です。

メニューにある「珍味三種盛り」とはなんぞやと尋ねると、
  蜂の子  イナゴ  蚕
とのこと。
蜂の子とイナゴは経験済みですが、蚕って…。
あの桑の葉を食べて繭になる、アレでしょ。
孵化したてのサイズならいいけど、あの大きさを想像するとちょっと…汗
しかも蚕に挑戦するために、わざわざ蜂の子とイナゴまで食べることもなかろうて。


メニューにあるザザ虫の文字に食指を動かされました。

eowyn夫 「ザザ虫ってなんですか?」
おかみさん「川の石をどけると、石についてる虫なんですけど・・・」
eowyn夫 「ああ、釣り餌にするアレですね?」
おかみさん「そうそう! 少ししか獲れないから、貴重なんですよ~」

私はこのときまだどんな虫なのかさっぱり見当がついておりませんでしたが、酔った勢いでしょうか、ザザ虫を注文したのでした。

まもなく出てきたのが↓これ。
珍味ザザ虫
見た目は、ヒジキです。どうってことありません。
こんなに小さくてこんなに少しで980円と、コストパフォーマンス的にはどうよとは思いますが。
一匹食べてみます。


・・・・・べつに。


かじるとか、舌の上でころがすとか、そんなことのできる大きさでもなく、口に入れたらゴックンで終わりです。
味は、甘露煮は何を食べても甘露煮の味がするのと同様、佃煮はやっぱり佃煮の味でした。
もうちょっと苦いとか、虫的な味がするとか、期待してたんですけどね。
別に美味しいわけでもないし。ネタになったんだか、ならなかったんだか…。

一応、佃煮の一匹アップを載せておきます。
大丈夫な方だけ、画像クリックでご覧下さい。
ザザ虫の佃煮アップ上が頭?



ザザ虫について家に帰ってから調べてみました。
ザザ虫は、天竜川(諏訪湖に発し太平洋へ注ぐ)に棲むトビゲラ、カワゲラ、トンボなどの幼虫を指します。
ザーザーと流れる川にいることから、ザザ虫と言われるようになったようです。
1~2月、天竜川で漁が行われます。冬場の仕事のため漁をする人も少なくなり、川の汚れなどで漁獲量も減ってしまい、ますます貴重な珍味となりつつあります。

おそらく、二度と再び食べることはないと思います。
↓こんなの先に見てたら、酔ってても食べなかったはず・・・・。
生ザザ虫 ←クリック注意! かなりグロイです。



しかし、信州らしいものって、なぜこんなにゲテモノ珍味なんでしょうね。

信州で夏休み vol.1

2008-07-23 | おでかけ
連休を利用しての夏休み、信州に行ってきました。
7月20日はハーフマラソン「小布施見にマラソン」があり、相方の大会参加を兼ねての信州旅行です。
(ウチの旅行はこのパターンが多いなぁ)

小布施のマラソンは、ちょっと面白いコースを走ります。
小布施の町中、民家の路地、田んぼのあぜ道もあり。
沿道には、自分の畑で取れた果物や野菜を置いた私設エイドがあったりします。
「うちで取れた桃だよ、食べてって」とおばあちゃん。
「ランナーの自己責任で」と書かれたワインの私設エイドもあったようです(笑)
ゴールでは、噴水をシャワー代わりに利用したり、取れたての野菜に信州味噌をつけて食べたのが楽しかったんだとか。
記録を気にしないで歩いてもいい、小布施の町を楽しむためのマラソンのようです。



北斎館パンフレット小布施の町は歴史を紐解くと、江戸時代後期、小林一茶を招いて句会を開いたり、葛飾北斎が晩年長く逗留したりと、文化の町だったんですね。

北斎館では、死の間際まで画業に情熱を燃やし続けた北斎の肉筆画を堪能できます。
祭り屋台の天井絵の鳳凰や龍は、生きて飛び出してきそうな迫力がありました。
北斎が85、86歳のときの作品だというのだから驚きです。

他にも豪商・高井鴻山の「高井鴻山記念館」や、小布施出身の現代日本画家・中島千波氏の「おぶせミュージアム・中島千波館」など文化施設、お洒落なカフェや栗の銘店が、こじんまりとした町に連なります。

歩道には栗の木の煉瓦が敷き詰められていて、歩いて回る足元も楽しいです。
高井鴻山記念館脇の「栗の小道」は、しっとり落ち着いた雰囲気が素敵でした。
町をあげて花を植えたり町並みを保存したりと、まちづくりに力を入れているのが伝わってきて、とても気持ちのいい町です。


フローラルガーデンおぶせ」の、ホスタ(ぎぼうし)の庭。
フローラルガーデンおぶせのホスタの庭
ちょっと嬉しかったりする



小布施といえば、栗が有名ですね。
お土産には、栗楽雁(小布施では“落雁”でなく“楽雁”)、栗鹿の子、栗羊羹etc どれも美味しいです。
小布施でお昼ごはんを食べるなら、やっぱり栗おこわ。
栗おこわ
コロコロの大きな栗に、モチモチごはんが美味しかったです。

デザートは、小布施堂の栗のアイスクリームがお勧め!
(暑くて速攻溶けだしたので、写真撮れませんでした)
濃厚なミルクの味と、栗の風味と粒々がたまりません。幸せがお口の中に広がりますよ。
外で食べていると、スズメが寄ってくるんですよ。ほんの目と鼻の先まで。
コーンのカスが落ちるのを狙ってるんですかね。

桜井甘精堂の栗の木テラスもオススメ。
何故か英国風の建物と内装。お洒落な小布施ということですか。
こちらでも、もちろんモンブランをいただきます。ああ、幸せ。秋なら新栗で、もっと美味しいんだろうなぁ。
紅茶も色々種類があって、ポットでサーブしてくれるので、ゆっくりティータイムを過ごせます。
(幸せな雰囲気に浸りすぎて、写真撮り損ねる…ブロガー失格)
大変混むので、並ぶの嫌なら午前中に行くと良いでしょう。



信州は涼しいかと思ったら、良いお天気で陽射しもきつく、やっぱり暑い!
日焼け止めローションと、日傘と、ロンググローブ(手甲が二の腕まで伸びた日焼け防止グッズといえばわかるでしょうか)で、しっかり日焼け対策もします。
ただ、木陰に入ればちょっと涼しい。湿度が違うのかな?
コンクリートジャングルと、周りに木々があるのとでは、こんなに違うんですね。

ホスタ * 木枯らし *

2008-07-18 | 庭 / ホスタ(ギボウシ)
ポ~ニョポ~ニョポニョ さかなの子♪

<>なんだこの脱力系の歌は…
最近ずっと、暑さで溶けそうな頭の中をぐるぐる回っています。
明日から公開なんですね。⇒映画「崖の上のポニョ」公式サイト




Hosta Tortifronsホスタ 木枯らし
Hosta Tortifrons

リュウゼツラン科 ギボウシ属
小型種 葉長15cm



今年迎えた18番目のホスタ。
梅雨前に見つけて、ポットのまま現在に至る可哀想な扱い。
だってちょうどいい鉢がないんだもん。

濃い緑の細い葉が、ねじれながら天に伸びる姿が面白いです。
生育は遅いということなので、ゆっくり鉢を探します(おぃ)

名前が木枯し紋次郎みたい。
花はどんなのが咲くんだろう。男前なのか。


Hosta Venusta木枯らしよりもまだ小さい、小葉ギボウシのオトメギボウシ金牡丹が、今年もたくさん咲きました。
小さいのに、よく増えて、とても花付きの良いお利口さんです。
来年は鉢増ししないといけないかな。

花の色は濃い目の藤色。
白から紫まで微妙な花の色の違いも、ホスタ(ギボウシ)の魅力のひとつ。








天女の簪(かんざし)

2008-07-17 | 庭 / ホスタ(ギボウシ)
ホスタ(ギボウシ)には、タマノカンザシをはじめとする香りの良い花をつける品種があります。
そのタマノカンザシにまつわる伝説。

むかしむかし、中国の笛の名人が夏の宵に笛を吹いていると、紫雲がたなびき天女が舞い降りてきました。
天女は月の女王から、美しい笛の音を学んでくるようにと命じられて来たのでした。
名人は、秘曲とされる調べを吹いて聞かせました。
天女がお礼を言い帰りかけたとき、名人は今宵の思い出に何か残してくれるように頼みました。
天女は髪にさしていた玉の簪(かんざし)を抜いて、名人に投げ与えました。
しかし簪は名人の手に届かず、地上に落ちていきました。
しばらくしてその簪が落ちたあたりから、見たことのない花が咲きました。
それを見た人々は、これが天女の簪に違いないと「玉簪花(タマノカンザシバナ)」と名づけたそうです。

ツイノスミカの庭の芳香花は3品種ありますが、まだ花芽をあげたところ。
夏の宵に良い香りが漂うのは、もう少し先のようです。


香りはしませんが、白い覆輪が美しい3種が咲いています。




鮮やかな白い斑が大好きなパトリオット
地対空ミサイルと同じ名前なのもカッコイイ(笑)

右側の緑の細葉は、パイナップルアップサイドダウンケーキ
困るくらいよく増えます。

今はまだパトリオットのほうが小さいけれど、大型種なので来年には逆転するかも。
パトリオット

ファイヤーアンドアイス

パトリオットと逆の斑が入るファイヤーアンドアイス
明るくて涼しげで華やかで、これもお気に入り。

花茎も白いのは、白中斑だからなのかな。





6月に咲いたブリムカップより、斑が小さめのワイドブリム
ワイドなのに、ワイドじゃないんだな(笑)

雰囲気はパトリオットに似ています。
でも、画像ではわかりにくいのですが、
パトリオットは真っ白な斑、ワイドブリムはクリーム色の斑。

花の大きさを見てわかるでしょうか、
葉の大きさも、ワイドブリムのほうが小ぶり。
ワイドブリム


芳香種以外にも、まだ蕾のあがっていないものがあります。
花の咲く姿は、見ているこちらは涼しげで嬉しいのですが、当の本人(本植物?)はかなりの体力を使っているはず。
日陰にあるとはいえ、この暑さ。頑張ってくれるでしょうか。
咲いたらupしますね。

しっかりなさい

2008-07-16 | 庭 / ホスタ(ギボウシ)
葉の美しさはもとより、初夏から夏の終わりまで涼しげな花を楽しませてくれるホスタ(ギボウシ)。
ツイノスミカの庭に、なくてはならない植物です。


手前ハルシオン 奥ブリムカップ
6月に入って一番に咲いたのは、
手前のハルシオンと、奥のブリムカップ

ハルシオンは、青みがかった葉に紫の花。
ブリムカップのクリーム色の大きな覆輪はとても綺麗。
花も白くて清楚。

今はもう花は終わりましたが、雨に濡れた葉も美しいのです。





フランシーは大株になって、貫禄が出てきました。
丈夫な花で、次々とかなり長い期間咲いてくれました。

奥に見える明るい葉は、ジューン
ようやく最近花芽があがったところ。
春の芽吹きも遅かったので、ゆっくりやっているのでしょうか。
手前フランシー 奥ジューン

ゴールデンティアラ





小ぶりでかわいいのは、ゴールデンティアラ
葉の丸い形と色がとても綺麗。



ところで、この可憐なホスタ(ギボウシ)、どこかの庭ではチョウチンアンコウなどと揶揄されているようです。
犬は飼い主に似ると言いますが、草花も育て主(?)に似るのでしょうか。あるいは夏バテ?
うちのホスタは、雨に濡れてもビロロ~~~~ンとならずにいます。
どこかの庭のホスタよ、しっかりなさい。

今度はキウイ酢

2008-07-14 | 美味しいもの(レシピ付)
まだ梅雨も明けていないのに、連日猛暑日でたまりません。
いつから日本はこんなに暑くなったんだろうねぇ。


夏バテなんかしてられないので、サワードリンクを飲んで頑張りますよ!
バナナサワー
3週間ほど前に仕込んだバナナ酢
仕込んで1週間で砂糖は溶けましたが、バナナの風味が全然酢にのっていないので、もう少し放置。
2週間目ぐらいから飲み始めました。水で5倍に割ります。
砂糖ではなく、バナナの甘味がします。
バナナの香りもほのかにして、バナナ好きにはいいかも。
私には甘すぎで、梅サワーのほうが好き。

漬けたバナナは、ヨーグルトに入れて朝ご飯にしています。
バナナが結構酸っぱいので、はちみつか砂糖を少し足しています。


そろそろバナナ酢も終わってしまうので、次なるフルーツ酢はキウイ酢
 作り方
  キウイ  6個
  氷砂糖 500g
  酢    500ml

  1cm幅に切ったキウイと砂糖、酢を容器に入れ、蓋なしでレンジで1分半
  蓋をしてときどき揺すって、砂糖が溶けたら(1週間ぐらい)OK
キウイ酢
使ったのはゴールドキウイ。ふつうの緑のキウイでもOK。
キウイがちょっと固めだったのと、酸味を考えて、砂糖の割合をバナナより増やしました。
これがどう出るのか、お楽しみ。

加賀太きゅうり

2008-07-10 | 美味しいもの
すっきりしないお天気が続いています。
おかげで夜は涼しく助かっていますが、やっぱり暑いものは暑い!
そんなときは、体のほてりをしずめ、むくみやだるさを取ってくれる野菜を食べましょう。

ということで今夜は、コレ↓を使った料理です。
加賀太きゅうり
どこかの畑で取れたオバケなきゅうりではありません。
加賀野菜のひとつ、加賀太きゅうりです。
普通のきゅうり5本分くらいの量があるので、きゅうりと言うより瓜と言う感じ。
金沢では普通に売っていましたが、こっちに来てからはたまに見かけるぐらい。
見かけたら、懐かしさで手が伸びます。


3年ほど前に某ビールのCMで、佐藤浩市さんがまるかじりしていましたが、実はこのきゅうり、かなり皮が硬いんです。
硬い皮のおかげか、日持ちはかなりするんですけど、普通はボリッとかじったりしないで、皮をむいて種を取って料理します。
美味しそうにまるかじりするのは、大変だったんじゃないかな(笑)

肉質は締まっているので、煮物や炒め物にも使えます。
加賀太きゅうり梅味噌あえゴーヤ風加賀太きゅうりの炒め物
左は自家製の梅味噌であえてみました。右はゴーヤチャンプルー風の炒め物。
冬瓜のように海老のあんかけにして、冷やして食べても美味しいです。

これとビールがあれば、今夜は最高!

キャンドルナイト

2008-07-08 | 
昨夜の「七夕ライトダウン」、東京タワーなど全国7万6000カ所以上の施設で行われたようですね。
あいにくの空模様で、天の川を探すどころでなかったのは残念です。
もっとも、近所の商店の灯りは落ちていなかったので、晴れていても見えたかどうかは微妙ですが。


天の川はともかく、二酸化炭素の排出削減に寄与するために、我が家でも電気を消してキャンドルナイトになりました。

暗くて静か・・・・・・

だと、隣のお母さんが子供を叱る声が聞こえてきちゃうんですね(爆)

キャンドルナイトであみねこたちの百物語
あみねこは、サミットでエコについて。
なまねこは、なんでこんなに早い時間から暗いんだ?ってな顔をして、床で寝そべっておりました。

20時半に相方が帰宅したため、結局30分のキャンドルナイトで終了。
ま、せいぜい頑張ってあと15分が限界だったかも。



※あみねこの著作権は にあります。

ダリア

2008-07-07 | 
梅雨が明けていないのに、エアコンをつけてしまいました。無念!

代表的な夏の花のひとつ、ダリアです。
ダリア
Dahlia hybrida
キク科 ダリア属
多年草球根植物
メキシコ、グァテマラ原産 
花期:7~10月
草丈:20~120cm


ダリア

花の大きさから形や色や草丈まで、非常に多くの園芸種があります。
花の形は16種類もあるんですよ。

これは昨年、一重の花と黒っぽい葉が気に入って迎えました。
色もピンクのグラデーションが綺麗。
ダリアの花
昨年の夏、花つきの苗を植えたところ、一番花後に枯れたようになって、もうダメかと思っていたのです。
諦めて球根を掘りあげることもせず冬を越しましたが、春になったら芽が出てきました。
今年はにょい~んと花茎を伸ばして、蕾がたくさんついています。

これは「八ヶ岳ダリア」というタグがついていましたが、品種名じゃないですね。
日当たりが好きだけど、暑すぎるのもダメということで、八ヶ岳あたりがお気に入りということなんでしょうか。
今年の夏も猛暑なら、暑さ対策をしないといけないかもしれません。

電気を消して、未来を明るく。

2008-07-04 | くらし
そろそろ梅雨が明ける気配は嬉しいのですが、夏日が戻ってグッタリです。


さて、次の月曜日は七夕。そして洞爺湖サミットの初日。
環境のことももちろんですが、原材料の値上げによるインフレ問題についても、しっかり話し合ってもらいたいものです。

その月曜の夜に、どこかで見たのにそっくりなイベントが行われる模様です。

 
 ↓マウスを乗せてみてください。<>
 ↑画像をクリックすると「七夕ライトダウン」サイトにジャンプします。


七夕ライトダウン7万4千施設…「家庭でも」文科省呼びかけ(読売新聞) - goo ニュース
北海道洞爺湖サミット初日の7日夜に明かりを消す「七夕ライトダウン」が、大きな広がりを見せている。
環境省は5年前から夏至の日の消灯を施設や企業に奨励してきたが、今回は新たに文部科学省が、小中高校など全国約6万校を通じて家庭にも参加を呼びかけた。

こっちのイベントは、20時から1時間だけ、電気を消して天の川を眺めたり、ろうそくの灯りで過ごしてみましょうというもの。
さすがに2時間は間が持たないということで、1時間になったんでしょうか(笑)
天気が良かったら、本当に天の川が見られるかもしれませんね。

ガラニチカ合唱団

2008-07-03 | 庭 / ハーブ・野菜・果実
サルビア ガラニチカ
サルビア ガラニチカ Salvia guaranitica
シソ科 アキギリ属
常緑小低木 ブラジル原産 
花期:7~10月 草丈:150cm


サルビアというと、一番に、夏の花壇に咲く真っ赤な花が思い浮かびます。
飛び出した筒状の花弁を抜いて、元のところを舐めると、ほんのり蜜の味がするんですよね。
子供の頃の夏の思い出の花です。

サルビア○○という名前がついている植物は非常に多く、その理由はセージの学名がサルビアであるからのようです。
うちにあるチェリーセージ・サーモンイエローも「サルビア・ヤメンシス(Salvia x jamensis - salmon yellow)」という名前です。

サルビア・ガラニチカは、メドーセージという名前でも売られています。
実際のメドーセージは、すみれ色の花のサルビア・プラテンシス(Salvia pratensis)で別物なんですが、ごちゃごちゃになってます。

ガラニチカは、黒い萼片に青い花が印象的です。
花に近づいてみると、揃って大きな口をあけて歌っているように見えるんですよね。
ときどき歌っている口元にクマ蜂がやってきて、覗き込んでいます。
喉の奥の甘い蜜を取りに来てるんですね。