ツイノスミカ

猫ト戯レ 晴耕雨読
ソンナ暮ラシガ 理想デス

ふけほど

2024-07-16 | 映画・TV
古代中国の春秋戦国時代も面白いドラマが多いです。ぱっと思い出すだけでも
  「ミーユエ 王朝を照らす月」
  「コウラン伝 始皇帝の母」
  「天命の子 趙氏孤児」
  「鬼谷子 聖なる謀」
  「キングダム 戦国の七雄」 等

現在アマプラで「始皇帝 天下統一(原題:大秦赋)」を見ています。78話と長いですが、BS11でも放映中かつ映画「キングダム」の影響もありで、見ている方もいらっしゃるかと。
始皇帝、お父さん、曽爺さん・・・あら即位して3日で崩御した爺さんがいませんよ!
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呂不韋をドアン・イーホン(段奕宏)が演じています。
「項羽と劉邦」も見たい
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ドアン・イーホンは、鬼谷子でファンになりました。イケメンではない?(スミマセン)けど、すごく味のある実力派俳優です。


嬴異人(後の荘襄王)が亡くなる少し前の、12歳からの嬴政を、チャン・ルーイー(张鲁一)が演じています。
13歳で秦王になったときがこんな感じで
メイクではなんともならないですよ?
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「まだ政は若い」なんて呂不韋が言うけど、いやいやあんたと同じくらいに見えまっせ。
子どもっぽさを出してるつもりなのか、上目遣いでにっこり笑われると、見てるこっちはなんとも残念な気持ちになるわけで。
どこをどうしたら、これが13歳に見えるのか、誰か教えて。


楚・趙・魏・韓・燕の五国合従軍を撃退した函谷関の戦いのときは19歳
今年44歳、撮影時40歳、無理でしょ
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この画像ではわかりにくいけど、目の周りの皴とかたるみ、どう見ても40近いおじさんなんだけどな。
吉沢亮の嬴政とは大違いですよね。(見てないので想像ですが……)

少年時代を演じたリー・ジュオジャオ(李卓钊)が、そのまま成人するまで続投してくれてたら良かったのにと思います。
今年20歳、撮影時16歳、丁度良かったのにねぇ
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どうして無理して早々にチャン・ルーイーが登場したんでしょう? 78話もあるんだから、成人してから登場でも見せ場あるはずなんだけど。
中国の人も、さすがにこの配役は文句言いたかったみたいで、
「您戏份少点晚点出现观众还能痛快点(後から出てくれたらもっと視聴者は幸せ)」とか
「13岁的赢政长着40岁的脸,蒙谁呢!(13歳の嬴政の顔は40歳、誰を騙すの!)」
このようなコメントがありましたw


お話はとても面白いので、一日に何話も見て目が ( ³ω³ ).。o こんなになってます。
なお、subjectの「ふけほど」とは、TVドラマ「不適切にもほどがある!」→「ふてほど」同様、「老けているにもほどがある!」の略でございます。

宮廷の諍い女 二次

2024-06-08 | 映画・TV
少し前にBSで放送されていた「宮廷の諍い女(原題:甄嬛伝)」です。
大陸版ポスター

3年前に一度見て、その時、イケメンが全然出てこないドラマってどうよ?的な感想を書いています。⇒★★★★★
別に皇帝がイケメンである必要はないんですが、当時、チェン・ジェンビン(陳建斌)のスケベ親父の演技があまりにも上手く、この皇帝の寵愛を得るために、あんなにエグイことまでして競う女たちに全く共感できないまま視聴しました。誤解のないように言うと、陥れる手口などは非常に面白く、よくできたストーリー、さすが宮廷モノの王道ドラマです。
もっとエロ親父風の顔もしてるけど、探せなかったw

あと、皇后の配音(アフレコ)があまりにも口と合ってないのが、気になりだすと止まらなくて(香港の女優さんなので、発音が違うんでしょうね)、口元ばっかり見てました。
そんなこんなで、2周目見る気がしなかったんですけど、依然として豆瓣(書籍や映画などのレビューを投稿する中国のコミュニティサイト)で高評価なので、細かいところを見直すつもりで、アマプラで配信されているのを現在見ています。


こんなに可愛らしいシン・ケイ(甄嬛)だったのが
可愛いけど気が強そうですね
色々あってこんなにキツくなるっていう、スン・リー(孙俪 )の演技は、やっぱり凄いですね。
気が強いどころじゃなくなった、目力最強の女です


キツイ残酷女と言えば華妃の右に出るものはいませんが、2周目を見ていて、華妃に対するわたしの評価が変わりました。
こなたを舐めたら命はないわよ風
考えてみたら、妃にとって寵愛を失わぬよう画策することこそが、自分と一族のためなので、彼女のやったことは残酷極まりないことも多いけれど、心情は理解できました。
そして、 他の女性の寝所にいる皇帝を夜明けまで待っていたり、華妃が懐妊できないように薬を盛る皇帝の裏切りを知り、絶望する場面などは、それは可哀相でした。本来、純粋に寵愛を求めた可愛い人なのかもしれません。

そして華妃の中の人、ジャン・シン(蒋欣)の素顔も、美人なだけでなく、とても可愛いです。
素顔はこんなに可憐です、女って怖い?!


どこかのSNSで、"このドラマを見てるけど「諍い女」が読めなくて、「うるさい女」だと思ってた” と書いてあって、思わず噴き出したw
確かにこのドラマの女たちは、
五月蠅い(うるさい)
小聡明い(あざとい)
浅ましい(あさましい)
恐ろしい(おそろしい)
そんな言葉が似つかわしい女たちばかりなのだけど、
正しくは「いさかいめ」なので、そこのところ夜露死苦(よろしく)!w

「無名」

2024-05-11 | 映画・TV
すごく楽しみにしていた映画「無名(原題:无名)」を見てきました。
5月3日公開、さすがにGWは人が多そうで、1週間後、満を持して行って来ました!
「无名」正式海报 日本
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帅(渋い)トニー・レオン(梁朝伟)と、帅(かっこいい)ワン・イーボー(王一博)のスパイドラマということで、ものすごーーーーーーーーーく期待して行ったんです。
正直難しい映画でした。一応、日中戦争当時の中国共産党、国民党、そして日本という時代背景は押さえて行ったつもりだけど、それじゃ足りませんでした。
当時中国側も共産党、国民党(蒋介石・反共反日・重慶政府)、国民党(汪兆銘・反共・南京政府)の三つに分裂していて、その複雑な背景の中、時制がころころ変わったり、無作為にいろんな出来事が映し出されて、見る側は騙されないように注意深く見ていくと、終盤に向けてそれらパズルのようなものが組み立てられ、最後のピースが嵌ってラストという、とても複雑な映画でした。

実は、序盤はとっても地味な展開(というか、ピースがぱらぱら撒かれてよくわからない状態)で、さらに13時開演のためお昼ご飯をたっぷり食べて行ったら眠くなりまして(おぃw)
後半の、スタント無しで行われたというトニー・レオンとイーボーくんのアクションは、素晴らしかったし、ジョウ・シュン(周迅 「如懿伝」の如懿の中の人)も相変わらず美しかったです。

イーボーくんが上海語を話す場面は、やっぱりさっぱりわからなくて(あれは別言語)、トニー・レオンの普通话(北京語?)は聞き取れるんですけど、話についていくのがいっぱいいっぱいでw、わたしレベルの語学学習には向かない映画でした。
そして、日本軍人役の日本人の俳優(といっても現在中国で活動中)の日本語が、めちゃくちゃ滑舌悪くて聞き取りにくい問題、あれはねぇ、日本語にも字幕つけて欲しいぐらいでした。


ラストに流れる主題歌、これがまた良かったです。日本語字幕付きのMVをどうぞ。


映画の中では、日本語字幕ではなく中文字幕が出ていて、全部の単語がわからなくても、あ~映画の内容ピッタリで素敵と思っていたら、歌っているのはイーボーくんでした。

你没有名字
你衣冠楚楚
你笃定无言
你属于夜晚
纸醉金迷的喧闹孤岛
刀光剑影的无声往昔
形形色色的短暂幻象
在这压抑的孤岛上

这些 那些
觊觎者来来往往
这些 那些
无名者聚散分离
这些 那些
你说这一切犹在镜中
一切并没有在镜子里

不妨再 等一等
不再压抑的那一刻
不妨再 等一等
不再盲目的那一幕
不妨再一起等一等

纸醉金迷的喧闹孤岛
刀光剑影的无声往昔
形形色色的短暂幻象
在这压抑的孤岛上

这些 那些
觊觎者来来往往
这些 那些
无名者聚散分离
这些 那些
你说这一切犹在镜中
一切并没有在镜子里

不妨再等一等
不再压抑的那一刻
不妨再等一等
不再盲目的那一幕
不妨再一起等一等
无名者阳光闪耀的那天



陳情令は見てないし、たぶん今後も見ないと思うけど、この先イーボーくんが、どんどん映画に出演することを期待しています。


映画「無名」公式サイト

イケオジがいっぱい♡

2024-04-24 | 映画・TV
BSでイケオジドラマが始まりました。(イケオジ:イケてるオジサン)
「永楽帝~大明天下の輝き~(原題:山河月明)」
待ってたよ!イケオジドラマ♡
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タイトル見ればわかるとおり、明の太祖・洪武帝から建文帝、そして靖難の変を経て皇帝となる永楽帝の生涯を描いたドラマです。
これの前に放送していた「尚食」は、これよりもう少し時代が下がったお話ですが、「大明皇妃」とか他にもいろいろ明代のドラマは良く見るので、このドラマではこの皇帝をどう描くのか、というのが楽しみでもあります。
それにしても、邦題のサブタイトルを付けるの、もう少しどうにかならないものかと。
「永楽帝~大明天下の輝き~」はともかく、「尚食~美味なる恋は紫禁城で~」ダサっ! 「大明皇妃-Empress of the Ming-」英語で付けとけって?
こんなサブタイトル付けるくらいなら、原題のままでよいと思います。
「永楽帝~大明天下の輝き~」だって「山河月明」のほうが很漂亮(美しい)。


上のポスター(海报)の右側が、ウィリアム・フォン(冯绍峰)扮する永楽帝ですが、今はまだ、若い頃の朱棣をチョン・イー(成毅)が演じています。
チョン・イーは「沈香の夢」がファンタジーすぎて1話で脱落したけど、史実じゃなくても歴史もの「長安 賢后伝(长安诺)」は大丈夫だったので(大丈夫って何?w)、今回の青年朱棣も耐えられるでしょう。(といっても、永楽帝のイメージとはかなり違う見栄えだと思うのは、わたしだけ?)
チョン・イーは、キスする5秒前のアヒル口♡
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チョン・イーもいいけど、早くウィリアム・フォンが出てこないかなー。


他にもチャン・フォンイー(张丰毅)、そして私の大好きなワン・ジンソン(王劲松)、お初にお目にかかるイケオジも含め、沢山出てくる様子。
ファンタジーロマンス系と違って歴史ものは、脇を固める俳優さんにもイケオジが多いので、ストーリーにも深みが増すようで嬉しいですね♡

流転の地球

2024-03-26 | 映画・TV
中国SF映画「流転の地球(原題:流浪地球2)」を観てきました。
話題の中国SF小説「三体」。その原作者リウ・ツーシン(劉慈欣)による同名短編小説の映画です。
 そう遠くない未来に起こりえる太陽系消滅に備え、地球連合政府による1万基に及ぶロケットエンジンを使って、地球を太陽系から離脱させる巨大プロジェクト「移山計画」が始動! 人類存亡の危機を目前に、各国の思惑や、内紛、争いが相次ぐ中、自らの危険を顧みず立ち向かった人々がいた。


近頃 “中国のSF小説が熱い!” そうです。
「三体」の作者の映画なら面白そう(「三体」はまだ読んでないけど!)と思いはしたものの、
中国のSF映画?と大して期待せずに見に行ったけど、いやいや、かなり良かったですよ。
約65億円の製作費ということもありますが、CGなどハリウッド映画並みで、素晴らしい映像でした。こんなスゴイSF映画を中国で作られるんだなーって。(失礼なw)


しかしこのSF、あまりにも科学的考証がデタラメすぎ。それはそれで逆に面白かったですけど。
そしてシリーズものだったようで、これは2作目。1作目はNexflixで配信、見てません。
そのせいか出だしがやたら理解するのに忙しくて(前作との関連とか、見てない人に丁寧に教えてくれないもんね)、その後も次から次へと色んな事件が起こって、3時間もの映画、寝るかも?と思ったけど、全然寝させてもらえませんでしたw
ストーリーに色んなものを詰め込みすぎかな。ウー・ジンとアンディ・ラウ、どちらかの軸で進めていたら、こうまでお腹一杯にならなかったと思います。脂っこい中華料理を、どんどんお食べと勧められてる感じで疲れちゃった。
そして『アルマゲドン』などのハリウッド作品を意識したシーンがチラホラ見えて、そこもちょっとガッカリ。ここで泣かせようとしても、その手にゃ乗らないよって思ってしまいました。


とはいえ、北米でも大ヒットを記録、シリーズ3作目の製作も決定しているそうです。
ラストシーンで気になるところがあるので、3作目も見に行ってやろうじゃないの。また中華料理お腹一杯になるかもしれないけどw


さて、中国語のヒアリングはどうだったかというと、「小さき麦の花」のような方言じゃなかったので、わりと聞き取れました。(日本語字幕と違うところも気が付いた♪)
リー・シュエチェンはゆっくり話すので、特に分かりやすかったです。
「我相信会再次看到蓝天,鲜花挂满枝头」(青空と、枝に咲く花がまた見られると信じている)
「我相信我们的人一定可以完成任务」(私たちの人材は、必ず任務を達成できると信じている)
ウー・ジンとワン・ジー夫婦の会話のこれは、ちょっと胸キュンでした♡
「我在呢,一直都在」(私はここにいるわよ、ずっと一緒よ)
うちの相方に言っても听不懂(聞いてもわからない)だから言わないけどw



あらすじなどはこちらで⇒「流転の地球」公式サイト


風暴舞←今日の天気?

2024-03-20 | 映画・TV
久々に現代モノのドラマ「風暴舞(风暴舞)」。
主演は、わたしの推しのウィリアム・チャン(陈伟霆)と、新疆ウルムチ(乌鲁木齐)出身のグーリーナーザー(古力娜扎)。
よく見るとポスターがダサイ
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あらすじは、ざっと以下のとおり。
 情報セキュリティ会社MOSのメンバー、ウィリアム・チャン演じる李俊杰と、グーリーナーザー演じる周子萱が、MOSと海外の邪悪な勢力との間に密接な関係があることを発見し、二人は協力して調査し、内情を明らかにする。
 李俊杰と周子萱は、お互いに好意を寄せているが…




グーリーナーザーは、同じ新疆出身でもディリラバほど苦手ではなく、「風起花抄 〜宮廷に咲く琉璃色の恋〜」のときは、元々シルクロードでやってきた家族という設定だった(と記憶しているんだけど)ので、そんなに違和感はなかったです。
彼女の演技は上手いとは思わないけど、「風起花抄 」は、まあそれなりのドラマだったので、特に気にしなかったし。
で、「風暴舞」のグリナザは美しいです。パっと見はデキるエージェント風に見えなくもない。ええ、パット見は、ですw あんまりここ突っ込んではいけないところ?
ナザはカワイイ系美人
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中国ドラマは長いので、5話ぐらいまで見てやっと面白くなってくるというのは、あるあるなんです。
このドラマもいつか面白くなると期待して、ウィリアム・チャン見たさに、ものすごく我慢して見ていました。
笑顔も帅哥(ハンサム)
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全部で43話なんだけど、17話で限界。
ウィリアム・チャンのアクションは良いんだけど、あまりにも無理やりなストーリーと、グリナザの下手糞な演技に耐えられなくなりました。ウィリアム・チャンの顔だけ見てりゃいいってもんでもありませんからね。
思えば、トップ画像のポスターからしてダサイw
豆瓣电影の評価、3.6。もっと低くても良いんじゃないかな。( ´ω`)Σ⊂(゚Д゚ )
近頃、頑張り損のドラマばっかり見てしまったので、厳選して見るようにしなければ。じゃないと時間が足らないよ~!

「六扇門」完走したけど

2024-03-13 | 映画・TV
今回のドラマレビュー、ボロクソに書いてます。だったら載せるなって話ですがw



「六扇門(原題:六扇门 )」
六扇门
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あらすじ
 物語は明の時代、皇帝が重病で昏睡状態に陥り、王位継承も決まらず、この事で宮廷の人々は恐れていた。 そんな時、都で連続殺人事件が発生し、朝廷は都の捜査機関・六扇門に事件の捜査と犯人の逮捕、民衆の苦情を一任した。 申梓木は六扇門の統領で、この事件の奇妙さが宮殿の内部に関与していることを知っていた。彼は急いで事件を終わらせたかったのだが、まさか息子の申力行がそれに関与することになるとは思ってもみなかった。
 父子の協力のもと、事件は明るみに出たが、同時に皇后が犯した罪も明るみに出た。 申梓木が殺され、悲しみの中で申力行は、目覚めた皇帝に報告し、王位は斎王の手に渡った。 偶然、申力行は父の死に斎王の不明瞭な関係があることを知り...
(豆瓣の剧情简介より。豆瓣のあらすじはネタバレなので途中まで。日本語訳ちょっと自信なし…)


実はわたし、ディリラバ(迪丽热巴)が苦手です。
彼女は新疆出身のウイグル族。お目目ぱっちりのお顔が、わたしには、中国ドラマとしては違和感があるので、続けて見る自信がなかったんだけど、何故か最終回まで見てしまいました。
そんなに面白かったわけでもないのに何でだろう、不思議。魔が差した? 
ラブロマンスじゃなくて、ミステリー要素ありのアクション史劇ということで見ようと思ったのは確かだけど、ミステリーという程でもなく、
レイモンド・ラム(林峯)は、一昔前のイケメンって感じで、「賢后 衛子夫」の皇帝役だったの、全然思い出せなかったぐらい興味ないし(おぃおぃ)
しいて言うなら、斎王役のアレックス・フォン(方中信)は「ミーユエ」で良いおじさんだったから、今回もそうだろうと思ってたのと、
第一話にルオ・ジン(罗晋)が出ていて、いつか必ずどこかでまた出るのでは、という淡い期待
ただそれだけの理由でなんとか頑張れたように思います。
こんなに魅力のない主人公のドラマ、頑張らなくていいのに、やっぱり魔が差したんですね。
わたし的には、華のない主役(おぃ)
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どうでもいい情報ですが、ホー・チョンホア(何中华)演じる東廠の趙太監(趙無極)が、時々若い頃の美川憲一さんに見えました。宦官だか(・ω;☆\(-_-)
朝廷内で独り勝ちしたかと思ったら、最後あっさり…。わりとイケオジだったのに。やっぱり皇帝恐るべしです。
莲花楼にも出ているらしいので早く見たい
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最後まで見た結果、ディリラバは苦手のままで、いやそれより、何あの最終回は。
あれはないわーレイモンド!こんな最終回のために頑張ったかと思うと、非常に残念、損した気分。
結局ルオ・ジンは出てこないし(たったあれだけの特別出演か...)、ミーユエのおじさんは、同情する面もあるけど良いおじさんじゃなかったし。
唯一の救いは、若い皇帝が没想到なかなかの名君の予感ということかな。(明の時代なので残虐性はもちろん有ですが)

豆瓣の評価が7.7っていうのも驚きです。そんなに面白い?「清越坊の女たち」が2.8、「斛珠夫人」が4.8 なのに。
それに、このドラマの題名が「六扇門」なのもわかりません。申力行が六扇門の捕吏でも、六扇門そんなに関係ないように思うんだけど。
うーん、中国人とは感性相容れぬものがあるのやも?

フランスのドラマ

2024-03-12 | 映画・TV
中国ドラマを見ていると、日本のドラマの話数が少ないわ~と思うのだけど、
フランスのドラマ「アストリッドとラファエル」も8話と、日本のドラマと同じくらいですか。
犬HKで放送されたシーズン4、あらもう終わってしまった、という感じで、シーズン5が待たれます。
まさかやらないとか、ないですよね?(犬HKあるある ( ̄▽ ̄;) )

同じ枠での次作は「アガサクリスティー なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」
これBSで放送してたときに見たのでスルー。
BSは4月から韓国ドラマみたいですね。
総合は4月28日(日)スタートでフランス発「6人の女 ワケアリなわたしたち」が放送決定。
近頃、フランスやイタリアのドラマを犬HKが放送してくれるので、楽しみです。

三白眼の色香

2024-02-18 | 映画・TV
陳偉霆(ウィリアム・チャン)、楊冪(ヤン・ミー)主演の「斛珠夫人~真珠の涙~」。
ずいぶん前に見終わって、あれからずっと陳偉霆にハマっています。
「斛珠夫人~真珠の涙~」日本向けポスター
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どんなドラマで何が良かったかは、他のサイトやブログにお任せするとして、
わたしの感想として一つだけ挙げるとすれば、このドラマ、3組のカップルが登場するのですが、
それぞれ相手を静かに想う切ない気持ちが、とても胸に響きました。

方鑑明(ウィリアム・チャン)と方海市(ヤン・ミー)
二人だけの結婚式
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皇帝・褚仲旭(徐開騁シュー・カイチョン)と淑容妃・緹蘭(陳小紜チェン・シャオユン)
最初、皇帝は鬼だったけど…
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方卓英(王森ワン・セン)と鞠柘榴(袁雨萱ユエン・ユーシュエン)
この二人が幸せになって、本当にうれしい
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3組のうち一番好きなのは、方卓英と鞠柘榴。何度も何度も理不尽な目に遭いながらも、静かに静かに、ただ相手の平安を祈っているのが良いです。
主役の方鑑明(ウィリアム・チャン)と方海市(ヤン・ミー)は?
このドラマは、方鑑明が自分というものを押し殺して押さえて押さえて、とにかく耐え続ける役で、こちらも見ているのが辛くなるぐらいでした。ウィリアム・チャンがウェイボーの生配信の中で、方鑑明を演じることで「心很疼」(心が痛んだ)と明かしています。
実はわたし、ヤン・ミーの声が、可愛いが過ぎるっていうか、ちょっと残念というか(ディスってる?!)、方海市のような役には合わない気がするんです。
ミーミーの声で離脱しそうだったんですが、ウィリアム・チャンの完璧な演技で続けられました。
だからこの二人は、二人というより、ずっとウィリアム・チャンを見てたわけで。


えーっと陳偉霆にハマった理由に移りますか。
方鑑明は伏し目がちな表情が多いですが、時折まっすぐ見つめる眼差しが、ぞっとするほど色気があって(ぞっとする、は適切なの?w)、それに完全に殺られました。
彼の目、下三白眼なんですよね。人相学的には凶相と言われることもあるみたいですけど、強運でクールなイメージを持たれるとも言われるようです。
ミー姉さん、ほっそー!
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この目で見つめられたら、殺られますよね?



斛珠夫人(方鑑明ウィリアム・チャン)ロスを埋めるべく、他のドラマや動画を貪り見ています。
↓ 「斛珠夫人」撮影の合間のお茶目なウィリアム・チャン
 “涙が出るほど笑って!こんなカワイイ方諸見たことある?”


↓ダンスパフォーマンス! 太帅了!(超カッコイイ!)


とまあ、こんな感じで「斛珠夫人」以降、ウィリアム・チャンを追いかけています。
我看了他的演技,没想到我会这么上瘾。





女の直感は理不尽なもの

2023-11-22 | 映画・TV
「琅琊榜~麒麟の才子、風雲起こす~」のアマプラ見放題が今月で終わってしまうので
急いで2周目見ています。
ホントにこれ面白いです。
2周目だからストーリー分かってるので、登場人物の見せる細かい演技を堪能しつつ
2周目だからストーリー分かってるの、時々泣ける。


「琅琊榜」劉濤が胡歌様の襟元わしづかみシーン
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蘇先生という偽名を語る梅長蘇と都で出会って以来、
死んだとされる許嫁の林殊じゃないかとずっと疑っていた霓凰が、
今日こそ真実を確かめるべく、胡歌(フー・ゴー)様の襟元をぐぃっと開いて
「ここに痣があったのよ、確かに痣が・・・」と詰め寄る劉濤(リウ・タオ)。
嫁入り前の娘さんが殿方の襟元、そんなにめくっちゃダメっしょ。
そしてなんでそこに痣があるって知ってるんかな~、と2周目なので思うわたし。
そしたら、豆瓣のコメントにも
「一緒に育った人が、そこに痣があるって知ってたの?」とか
「男の子が小さい頃、上半身裸でも大丈夫だったの?」とか
痣があることを何で知ってるの?的コメがついてて、ちょっと笑えました。

痣のあったはずの場所と梅長蘇の目を何度も見つめる霓凰。
林殊は隠しきれないと覚悟してあえて否定せず、霓凰は林殊だと気づく良いシーンなんですよ。
↑のコメは気にすんなw
「やっぱりそうよ、あなたこそ林殊兄さんだわ」
听写(ディクテーション):我知道是,我知道你就是我的林殊哥哥。
12年ぶりの涙の再会、胡歌と劉濤の演技がとても素晴らしいです。太棒了!

痣がないのにどうして林殊と分かったのか、霓凰はこう言っています。
「女の直感は理不尽なものよ。当時の痕跡がないほど確信できる。」
ん~、よくわからないけど、証拠がなくても浮気はバレる、そういうことですか?


さて、残りを急ぎ見ていきます。今月中、間に合うかなあ。


以前upした琅琊榜の記事はこちら
 「どんよりを救えるか
 「ボートを漕ごう 人生はただの夢

女たちの力強い人間ドラマ

2023-11-14 | 映画・TV
「清越坊の女たち(原題:当家主母)」
当家主母 报纸
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久しぶりの中国电视剧ネタです。

あらすじ
 清朝乾隆帝の時代、宮廷御用達の伝統織物・緙絲(こくし)を営む任家の当主である雪棠は、家業には決して干渉せず、妻の沈翠熙は緙絲の腕前だけでなく経営にも優れて、事実上の任家の「当家主母」(女主人)だった。
 翠熙は長年結婚しているが愛されることなく、雪棠はかつての恋人曾宝琴のことが忘れられず、別宅に住まわせ子どもを作る。宝琴を任家に連れて帰りたいと思っていたが、海賊を追っている途中で思わぬ事故が起こり、行方が分からなくなってしまう。
 任家は数々の危機に見舞われる。翠熙は任一家を救うという重要な任務を黙々とこなし、やがて翠熙と宝琴は恋敵から腹心となり、幾多の浮き沈みを経験し...
(豆瓣电影の剧情简介を参考)


女が商売するには困難な時代に、女たちの絆で陰謀に立ち向かい、伝統織物の技術を継承するなど、
数々の困難を乗り越えていくストーリー。
優柔不断な任家の当主とか、汚職官僚とか、身体弱い(これはしょうがないか)家庭教師とか
男どもはみんな腐ってます。
汚職官僚 ほんとに腹立たしい
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左側の李照役の王雨 (ワン・ユー)、腹の読めない男の役を「鶴唳華亭」でもやってましたね。
でも今回はそれだけでなく、宝琴のストーカーだったことが分かって、めっちゃキモイ!


ときに女たちの境遇に涙しますが、しかし芯の強さに驚かされ、
翠熙や宝琴だけでなく、侍女の舒芳や功児も、女たちがみんな頑張っているドラマです。

茅子俊 透明感のある役が多いけど、実はわたしは苦手なのだった(汗
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↑翠熙がやっと見つけた、余命わずかな家庭教師とのつかの間の愛のシーンは、
ちょっと涙無しでは見られないかもよ。



中国のドラマがすごいのは、セットなど本物志向というところ。
このドラマも美術制作に約4ヶ月をかけてるそうだし、小道具も本物の骨とう品を使っています。
世界無形文化遺産になった伝統織物緙絲(こくし)も、リアルに再現されていて、
こういうものを見せてもらえるだけで眼福です。
中華の伝統技術って、これに限らず素晴らしいものが多いし、それをリアルに再現する人がいるのも驚く
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プロデューサーは「瓔珞(エイラク)」の于正(ユー・ジョン)だし、
監督は「大唐流流」の王暁明(ワン・シアオミン)と「君、花海棠の紅にあらず」の国浩(グオ・ハオ)だから間違いないと思ってました。
翠熙の中の人、蒋勤勤(ジャン・チンチン)の演技のうまさったら!
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蓋をあけたら、わたしなんかはどんどん引き込まれてしまったわけだけど、こんなに面白いのに、中国ではそれほど人気がないんですよねえ。(豆瓣調べ)
今の中国、女性の力は声デカイだけじゃなく(かなり?)強いし、最近の国情を見るに、強さよりお花畑的なものが求められているのかなあ。


宝琴が産んだ息子、秀山。この子がとても可愛いの♡
他现在九岁了。(彼は現在9歳です)
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「30女の思うこと ~上海女子物語~」で童瑶(トン・ヤオ)の息子役で出てたティミー君だった♡

このタイミングで

2023-10-07 | 映画・TV
こんなの見るのしんどいわ……と思っちゃう。
そんなドラマなんです。

「九義人」(簡体字で九义人)
海报
テンセントで配信中。


あらすじ
 物語は、有名な烟雨綉楼(刺繍館)を中心に展開する。7年前の事件。腕がいいと評判の呉廉(ウー・リエン)は、経営する烟雨綉楼に、女弟子たちを住み込みで修業させている。彼女たちのあこがれの存在でもある呉廉は、実はとんでもない性犯罪者だった・・・。
 少女林如蘭(リン・ルーラン)は、親友の孟苑(モン・ユエン)の反対にもかかわらず、自分の評判を危険にさらして吴廉を訴える。しかし寧国公夫人を後ろ盾に、知府までも味方につける彼を訴える方法はなく、彼女は孤立して無力になり、ついに無実を証明するために自害した。
 孟苑は7年間苦労に耐え、如蘭事件と密接な関係にある劉薪(リュウ・シン)ら「九人の義人」を集めて復讐チームを結成し、事件の転覆を企てる。その過程で、時間の中に埋もれていた少女の葛藤と戦いが徐々に浮かび上がってきた。
(豆瓣电影の剧情简介を参考)


時代と国が違うけど、ジャニーズのあの人と同じ性犯罪者 ほんと気持ち悪い
経営者で性犯罪者の呉廉(乔振宇 チャオ・ジェンユー)


告発した人にセカンドレイプする世の中も同じ
セカンドレイプもあり、自害してしまう林如蘭(胡意旋 フー・イーシュエン)


徐家の妾になったいきさつがまだ出てこないので、よくわからないけど...
7年後に復讐をする孟苑(吴倩 ウー・チィェン)


どうしても、あの芸能事務所の問題を思い浮かべてしまう内容です。
1話につき、7年前の事件と、被害者の関係者らの現在(7年後)の行動が、交互に展開される作りになっています。
時系列でストーリーが進んでいたら、事件のことが辛くて見続けられませんが
7年後の復讐のための布石を打っていくのを見ながらなので、
非情に胸糞悪い内容ですが、次回どうなるのか目が離せない状態です。
25集見終わったとき、悪い奴らに鉄槌が下されていますように。

風雲戦国之列国

2023-09-12 | 映画・TV
中国の歴史や文化の造詣を深める目的で、中国語を学ぶ同学(クラスメイト)は多いです。
特に「三国志」好きが多いですが、わたしは春秋戦国時代もなかなか面白いと思います。


BS12で放映中の「キングダム 戦国の七雄(原題:風雲戦国之列国)」
キングダムと名前ついてますが、マンガが原作の日本の映画とは全く別物です。
↓日本向けのポスター
風雲戦国之列国 日本报纸
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オープニングが、「ゲーム・オブ・スローンズ」に似せて作られていて、カッコイイです。
BS12のサイトには “中国版『ゲーム・オブ・スローンズ』とも称され” とありますが、
内容的にそれはちょっと言い過ぎだと思いますね。
真似っこ大好きな中国だから、オープニングだけ真似したんでしょうか。
CGのこれはこれで良いと思います。


春秋戦国時代において、嬴政が始皇帝となる秦と、滅亡する六国(韓、魏、趙、斉、燕、楚)を、
1話につき1つの国とその王にスポットを当てて描いたドキュメンタリー風ドラマ、全7話。
はっきり言って地味です。歴史好きでないと面白くないかもしれません。
イケオジ(イケジジ?)しか出ませんから。 
他のドラマで見るイケオジ(海一天さまとか王勁松さまとか)が出ているので、
わたしなどは、むしろ嬉しいですがw

あと、かなり低予算で作った感じで、歴史の教科書をささっと読むようなつくりは、
最初、期待したのと違うなと思いましたが、
1国を約70分で描くのは難しいし、色々なエピソードは他のドラマに任せて、
これはそれらのドラマの歴史的背景を知るためのものと思えば、十分と言えましょう。
「ミーユエ」「コウラン伝」「趙氏孤児」「鬼谷子」などのドラマで出てきた
変法をめぐる魏と楚の話など、背景を知ることでさらに面白くなりますからね。


第3話楚国篇「貴族之殤」を見ました。
呉起の粛清に示されるように、最後まで貴族を排除できなかった楚国の話。
先君の葬儀の場で、至近距離から弩で呉起を射殺する場面は、考証として正しいの?と思いますが
張儀に騙されて丹陽と漢中の地を奪われるくだりは、「ミーユエ」に出てきたアレです。
(戦いの部分はナレーションで説明があるだけです)
5月5日のちまきに関連する屈原も登場しますが、入水自殺はあっさりナレ死。
春申君が李園の妹との間の子を楚王にしようとした話には、ちょっと引きました。



さて今日は、第4話韓国篇「権術的代価」。
「慶余年」で鑑査院の長官だったハイ・イーティェン(海一天)様が、韩の相邦(家臣の長)です。
楽しみ♪
海一天はずっと悪役の仕事ばっかりだったんだって
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第一話が雷雨のためにちゃんと録画できていなくて、わたしの大好きなワン・ジンソン(王勁松)様が見られませんでした(泣)
仕方ないので密林でレンタルしようと思います。
素顔の王勁松は、とてもダンディらしい♡
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やっぱり身体にキツかった

2023-08-24 | 映画・TV
ここ数日不安定な天候で、急に大雨が降ったりして
庭の水遣りをしなくていいのは助かるんですが、
悪天候にBS放送は弱いので、今日も予約録画してあった
「鶴唳華亭外伝~別雲間~(原題:别云间 )」が飛んでいました。
・゚゚ '゜(=TωT=) '゜゚゚・。
先週は「キングダム 戦国の七雄」が飛んで滂沱。


仕方がないのでネットにあがっている别云间中国版を探して、
簡体字と日本語自動翻訳で、今日の分と最終回を一気に見てしまいました。
日本語版は日本の放送時間に合わせて編集し直してあり、中国版では3集分でした。

鶴唳華亭外伝~別雲間~
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本編「鶴唳華亭(原題:鹤唳华亭)」の最終回でよくわからなかったことが
外伝で明かされて納得した部分もありましたが、
想像通りの暗躍だったり、更にそのうえを行くええっ!そうなるわけ?
ということも多々あり、話数は少ないけど濃密な内容でした。
そしてこのドラマ、ホント良い人が死にすぎです。
おばちゃんは、どんだけ泣いたか。


以下、見てない人にはわからない私的メモなので、スルーでお願いします。

本編で皇太子(三郎)と五郎は、陸文昔を巡る三角関係的な感じだったのが
やっぱりそんな単純な話ではなく、
五郎は大郎を上回る非情なワルだったという、もうホント身体に悪いって。
悪くなさそうな奴が一番悪かったりする でも陸文昔のことは本当に好きだったんだと思う
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顧逢恩の謀反は想像通り、その結末も皇太子と袂を分かつのは、
そうするしかないとは思うのだけど、
そのタイミングで、ちょっとマヌケだけど純真な故皇太子妃の弟が、
せっかく皇太子に成長したと褒められたのに、
全く無関係なのに殺られてしまうって、あんまりだよ。
色んな苦労が逢恩の生きざまに影響を与えたんだろう これも運命か
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ラストも、あんな終わり方になるとは思ってなかったので
ちょっと茫然としてしまい、涙が遅れて流れてきたのでした。
静かに耐える愛というものの底には、陸文昔の強さがある
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とてもいいドラマだったと思います。
だけどもう見られない、辛くて見たくないです。
例えるなら、「火垂るの墓」で節子がおはじきをドロップと思って舐める
それが辛くてもう見られないのと同じです。

夏休みの危険遊戯

2023-08-20 | 映画・TV
「夏休み」という言葉は縁遠くなりました。
相方の夏休みも、かつては日付指定のお盆休みだったけど
近頃は好きな日に休みを取るようになったらしく(知らんかったw)
今年はお盆より前に休みを取っていて(これも知らんかったw)
お盆は出勤の予定だったけど、台風でリモートにしてました。
8月も終わりが見えて、子どもたちは宿題に忙しいのかなあ。



中国の夏休み(だと思う)、
殺人を目撃した3人の子どもたちが企てる危険な計画とその驚愕の結末を描いた衝撃作
「バッドキッズ 隠秘之罪(原題:隐秘的角落)」
夏休みを楽しむ3人って絵に見えるよねえ
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【あらすじ】
児童養護施設を抜け出してきた厳良(イェンリャン)と普普(プープー)は、厳良の幼なじみの朱朝陽(ジューチャオヤン)の家を訪れ、3人は再会を喜ぶ。
ある日3人は山へ遊びに行き、家に帰りビデオ撮影した動画を見ると、そこにとある男の殺人の様子が偶然にも映っていた。その男は朱朝陽が通う少年宮の教員だった。
警察には通報せず、犯人に二度と殺人を犯さないようにと手紙を書くことを思い付くが、事態はだんだんと彼らの手に負えなくなっていく。


中国の東野圭吾とも評される人気推理小説家、ズ・ジンチェン(紫金陳)の小説を映像化したもの。
友人は先に小説を読んでいて、胸糞悪いラストなので映像は見たくないと言っていました(汗)
中国語学校の老師はWOWOWで放送されたときに見て、学習のためにも見て、と仰ってたし、どんな胸糞悪さなのかと興味津々で見たわけでw

「驪妃ーThe Song of Gloryー」に出ていた秦昊(チン・ハオ)が好きなので見たけど、
この人が殺人犯で
チン・ハオの平凡な雰囲気は嫌いじゃない
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そして非常禿然(とてもハゲている)
マジで禿たかと思うw
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わたしのチン・ハオがwww
でも平凡な数学教師が次第に狂気の闇に嵌る気味悪さが、よーく出ていますね。


主人公の3人の子どもたちは、学年トップの優等生の朱朝陽 / 栄梓杉(ロン・ズーシャン)
口元の濃い産毛が、思春期を想わせる
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両親が離婚していて、いつもいい子でいようと、そのせいか大人に嘘もつく。


兄貴肌の厳良 / 史彭元(シー・ポンユェン)
ワルだけどカッコイイお兄ちゃんって感じ
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自分の大切な人のためには、身を挺しても守る気概がある。眼光鋭く、ワイルドだろ~!って感じ。
カっとなりやすい性格だけど、実は一番純な心の持ち主だったように思うわけよ、おばさんは。


厳良の妹分、優しくて賢い普普 / 王圣迪(ワン・ションディー)
ほんと可愛いよね
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二人の男の子より年下なんだけど、賢くてしっかりしてて、そして可愛い。
でもね、こんなに小さいのにこんなにしっかりしてなきゃいけない境遇が、可哀相に思うのよね。


朱朝陽のお母さん、周春紅(ジョウ・チュンホン) / 刘琳(リウ・リン)
セクシーな役柄を見てみたいような、見たくないようなw
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どこかで見たことあるなーと思ったら、「明蘭」の本妻さん。
「明蘭」のときは、イモっぽい世間知らずのわがままな奥さんの役、
今回は、女手一つで子どもを育てながらも、内緒の社内恋愛もする、
ちょっと女の部分を出してるあたり、明蘭のときと違うなーと見てたんだけど
彼女の宣材写真には、非常にセクシーなショットがあったりするので
さすが女優さんだなーって思いましたw


友人が言ってた胸糞悪いラストは、確かにそうでした。
所詮は子どもが思いつくことだからね、そりゃー大変なことになって、いろんな人を巻き込んで
バッタバッタと人が死ぬ、胸糞悪いラストに繋がってしまうってもんでしょうね。
とんでもない夏休みが終わって、しれっとそれぞれの生活に進むって、なんだかなあ。
途中途中にも、胸糞悪い(何度も言うかw)シーンてんこ盛りです。
ナントカという言葉(忘れたwww)が流行語になるほどの社会現象を起こしたそうですが
中国人の感性と違うわたし、と思わせる作品でした。
こういう感想は、アリでしょうか ( ̄▽ ̄;)
同じ、ズ・ジンチェンの小説が原作の「バーニング・アイス -無証之罪-」は、面白かったんですけどねえ。(暇を見つけてレビューします)
老師がオススメした理由がわからん。
聞き取り練習に、もう一回見る気にはなりません。(~_~;)