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信州で夏休み vol.2

2008-07-24 | おでかけ
信州といえば、蕎麦ですね。(食べ物しか思いつかないのは気にしないで)

暑いので汁蕎麦でなく山菜鴨肉ぶっかけ蕎麦山菜鴨肉ぶっかけ蕎麦や
胡桃ざる蕎麦など胡桃ざる蕎麦冷たい蕎麦をいただきました。

でも、蕎麦は普段でもいただきます。
やはりここはひとつ、信州ならではのものを!


馬刺し馬刺し♪と唱えながら(だって信州といえば馬刺しでしょ)、郷土料理の看板の店へ。
とりあえず生中のあとは、七笑い若緑と、あと何だっけ…信州の銘酒も一献かたむけます。


そうそう、馬刺し。
メニューを見ると、馬刺しのほかに変なものが。


馬鹿刺し 


今流行のお馬鹿ですね。
共食いの感も否めませんが、注文します。
馬鹿刺し
馬は、普通に馬刺しの味です。癖もなく美味しい。
鹿は初体験。馬より脂少な目ですね。
もっと臭いや癖があるかと思いましたが、全然です。ネタ的には…。
美味しくないかというと、そういうわけではなく、かといって特別美味しいわけでもなく(汗)、こんなもんですか。
あるいは、私の舌が馬鹿なのでしょうか。(←誰かのように)



もっとネタ的においしい信州ならではのものを食べねばなりません。
こうなったら、珍味です。

メニューにある「珍味三種盛り」とはなんぞやと尋ねると、
  蜂の子  イナゴ  蚕
とのこと。
蜂の子とイナゴは経験済みですが、蚕って…。
あの桑の葉を食べて繭になる、アレでしょ。
孵化したてのサイズならいいけど、あの大きさを想像するとちょっと…汗
しかも蚕に挑戦するために、わざわざ蜂の子とイナゴまで食べることもなかろうて。


メニューにあるザザ虫の文字に食指を動かされました。

eowyn夫 「ザザ虫ってなんですか?」
おかみさん「川の石をどけると、石についてる虫なんですけど・・・」
eowyn夫 「ああ、釣り餌にするアレですね?」
おかみさん「そうそう! 少ししか獲れないから、貴重なんですよ~」

私はこのときまだどんな虫なのかさっぱり見当がついておりませんでしたが、酔った勢いでしょうか、ザザ虫を注文したのでした。

まもなく出てきたのが↓これ。
珍味ザザ虫
見た目は、ヒジキです。どうってことありません。
こんなに小さくてこんなに少しで980円と、コストパフォーマンス的にはどうよとは思いますが。
一匹食べてみます。


・・・・・べつに。


かじるとか、舌の上でころがすとか、そんなことのできる大きさでもなく、口に入れたらゴックンで終わりです。
味は、甘露煮は何を食べても甘露煮の味がするのと同様、佃煮はやっぱり佃煮の味でした。
もうちょっと苦いとか、虫的な味がするとか、期待してたんですけどね。
別に美味しいわけでもないし。ネタになったんだか、ならなかったんだか…。

一応、佃煮の一匹アップを載せておきます。
大丈夫な方だけ、画像クリックでご覧下さい。
ザザ虫の佃煮アップ上が頭?



ザザ虫について家に帰ってから調べてみました。
ザザ虫は、天竜川(諏訪湖に発し太平洋へ注ぐ)に棲むトビゲラ、カワゲラ、トンボなどの幼虫を指します。
ザーザーと流れる川にいることから、ザザ虫と言われるようになったようです。
1~2月、天竜川で漁が行われます。冬場の仕事のため漁をする人も少なくなり、川の汚れなどで漁獲量も減ってしまい、ますます貴重な珍味となりつつあります。

おそらく、二度と再び食べることはないと思います。
↓こんなの先に見てたら、酔ってても食べなかったはず・・・・。
生ザザ虫 ←クリック注意! かなりグロイです。



しかし、信州らしいものって、なぜこんなにゲテモノ珍味なんでしょうね。