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シンプルな情熱  アニー・エルノー 堀 茂樹訳  早川書房

2005年03月07日 | ’05年読書日記
一転、こちらは自分の恋愛体験を、ずいぶんとシンプルな文体で書きました、エルノー。
ほとんど全編にわたって,自分(女)の内面にスポットライトを当てているので、相手の男の人の性格などがよく分かりません。

こちらも訳は堀さん。(ブラボー!!)
あとがきもとっても長く、私としてはあとがきの方が興味深かった…です…。


主人公は、身も心も相手のとりことなり、のめりこんでいきます。

私は、(冷めているかも知れないけれども)ここまで、他者に自分を乗っ取られたくはないです。
たとえ家族であっても、ここまで自分の領域を侵されるのは…ちょっときついです。


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