一時はあんなに大騒ぎしたのに、数ヶ月したら火を消したようにそのことに触れなくなることは、この国のマスコミにはよくあること。しかも何ひとつ問題が解決していないにもかかわらず。でも1、2週間前(11月20日前後)に久々にその店名を新聞で見た。吉野家がとうとうすき家に抜かれたという。
私は吉野家の牛丼を生まれてから数えるほどしか食べたことがない。多分せいぜい5回前後だろう。すき家は1回だけだ。別に高級なものを食べていると自慢しているわけではなく、マックのハンバーガーや大戸屋の定食は、牛丼よりはるかに食べている。早い話、牛丼が好きではないだけだ。あの中途半端に甘いつゆとごはんの融合が苦手。これは個人の自由。
先日、たまたま「なか卯」の前を通りかかった。なか卯は私にとっては牛丼屋ではなく、うどん屋だ。夕方近かったが、昼食をとっていなかったので、うどんを食べようと入ると豚の角煮丼の写真が目に付き、血迷ってそれにしたが、間に挟まった生野菜(ミズナだったかな?)がさっぱりしていて美味しかった。むろんなか卯も苦しいのだろうが、私にしてみれば別に豚でいいじゃないかと思う。多分マスコミが煽るほどに、他の人たちだって牛丼がなくても生きていけるのだ。そう考えれば、こういう事態になると牛丼のスタンダードである「吉野家」は厳しい。平時には「コア・コンピタンシーを持つべきだ」だの、「トップブランドが最強」だの言うくせに、いざこういう事態になると元々リスク分散して、牛丼もうどんもと売っている店にダメージが少なかったりする。牛丼のイメージが強烈でない分、別のメニューも受け入れられやすい。新たな国の牛が登場しても、前の味とは云々という講釈も生まれにくい。
ところで500円前後の昼食メニューの顧客層のスタンダードは、間違いなく男性だ。いくら女性が消費の主役といってもこれだけは変わらない。なぜなら世間で働いて、昼時にランチを食べに外に出るのは、圧倒的に男性の数が多いのだから。そういう意味で吉野家受難は、男性受難につながっているのかもしれない。スタンダードは平時には強いが、非常事態には堪えなければならない運命なのかも。たかが牛丼、されど…。
私は吉野家の牛丼を生まれてから数えるほどしか食べたことがない。多分せいぜい5回前後だろう。すき家は1回だけだ。別に高級なものを食べていると自慢しているわけではなく、マックのハンバーガーや大戸屋の定食は、牛丼よりはるかに食べている。早い話、牛丼が好きではないだけだ。あの中途半端に甘いつゆとごはんの融合が苦手。これは個人の自由。
先日、たまたま「なか卯」の前を通りかかった。なか卯は私にとっては牛丼屋ではなく、うどん屋だ。夕方近かったが、昼食をとっていなかったので、うどんを食べようと入ると豚の角煮丼の写真が目に付き、血迷ってそれにしたが、間に挟まった生野菜(ミズナだったかな?)がさっぱりしていて美味しかった。むろんなか卯も苦しいのだろうが、私にしてみれば別に豚でいいじゃないかと思う。多分マスコミが煽るほどに、他の人たちだって牛丼がなくても生きていけるのだ。そう考えれば、こういう事態になると牛丼のスタンダードである「吉野家」は厳しい。平時には「コア・コンピタンシーを持つべきだ」だの、「トップブランドが最強」だの言うくせに、いざこういう事態になると元々リスク分散して、牛丼もうどんもと売っている店にダメージが少なかったりする。牛丼のイメージが強烈でない分、別のメニューも受け入れられやすい。新たな国の牛が登場しても、前の味とは云々という講釈も生まれにくい。
ところで500円前後の昼食メニューの顧客層のスタンダードは、間違いなく男性だ。いくら女性が消費の主役といってもこれだけは変わらない。なぜなら世間で働いて、昼時にランチを食べに外に出るのは、圧倒的に男性の数が多いのだから。そういう意味で吉野家受難は、男性受難につながっているのかもしれない。スタンダードは平時には強いが、非常事態には堪えなければならない運命なのかも。たかが牛丼、されど…。