国際結婚の現実 NZ編

日本の文化が独特すぎるのか!英語文化との違いに笑い、悩む日本人妻のひとりごと。

女性の品格?

2008-09-13 03:06:49 | 仕事
今、女性の品格という本を読んでいる。

2ヶ月前日本に帰省したときの余韻の一つであるが、母が、これ、読みなさい。とくれたもの。

そのときは全く疑問に思わなかった物の、読み始めてみてやっと、なに、うちの母は、これで私を教育しようと思ったのか??と思うくらい、たーくさん思い当たる節が書いてあるではないか!

たとえば、街で配っているティッシュの事なんて、まるまる私の事じゃないか。

その他にも、品があると言われる行動言動が書き連ねてある。それは正論だし、当たり前の事だとは思うのだが。

たまたま、最近私は、白い巨塔をユーチューブで見始めた。(今頃とりつかれた。)

画像がよく止まりながらも、なんとか見られるので面白いのだが、その教授夫人の場面なんかを見ていると、多分この品格の集まりなんだろうと、つくづく思う。

だが、どうしてもこの女たち、本当に品があるように見えない。

確かに着ている物は、ものすごい品のあるものである。化粧も、肌の手入れも、家の奇麗さも。一級品だと思う。

ところが、やっていること、しゃべっていることは、どす黒くて気分の悪くなる物が多いのだ。

この理想と現実の違い。

日本社会では女性の品格の完成は無理なのかもしれない。



フリージア

2008-09-10 19:36:44 | 仕事
家のそばの生け垣に,教会の人が手入れして植えたたくさんの花があり、春の到来とともに咲き出したのがフリージア。

黄色、白、紫、など、色もたくさんだが,何よりいいにおいがたまらなくうれしい。

バス停までいつも早足で歩くが,今だけは、その花の所で息を吸ってばかりいる。

人間、息を吸ってばかりいると、こんなに苦しい物だったとは。

フリージアを見ると、なぜか出てくる松田聖子チャンの歌。

スミレ、ひまわり、フリージア。

なんと言う題だったかも忘れてしまったが、10代最後、短大時代、そんな歌が流行っていた事を思い出す。

今一緒に住んでいる姪は、その年。5年ほど前から,両親の別居、離婚騒動、新しい母親の彼、そして彼との別れとともに、次の男性との始まりを見ている。

これがキウイの生き方なのだと思っても,私には、生理的に受け付けられない。

姪は今、どんな事を考え、どんな風にしようと思っているのだろう。




仕事の事。親戚の事。友人どうしのごたごた。

このところいろんな話が私のまわりで絡み合っているが、フリージアを見て自分の若い頃が浮かんだ。雑念なく自由に過ごせたあの頃は、やっぱり幸せで恵まれていた。

何事にも今ほど迷わず突き進めた。

それは,日本の価値観だけしかしらなかったからだろうか。

世の中には完璧なんて事もなく、白も黒もない。すべてはグレーなのだろうと。

思わねばならないのだろうが、何かが違うような気がして、私は19歳の姪よりも、もやもやしている。





父の日

2008-09-08 05:45:27 | 仕事
NZの父の日は、9月の第1日曜である。

うちは子どもがいないが、何かいつもほしい物があるだんなは、そういうとき父になる。

だって、犬がいるだろ。(犬の前は、インコだった。)

まあ、それはいい。しかし、そのほしい物というのが、どこから見つけてくるか知らないが、いつも高い物ばかりなのだ。

私が、ジョーイ(犬)は、靴下にしようと思ってるってよ,と言ったら、靴下にしたら、外用ケンネル(犬小屋)を買うぞ!とおどされ、ずっと家の中の箱入り息子で通してきたジョーイは真っ青になっていた。?

だんなの一つのポリシーに、贈り物に靴下はだめ、という事があると、結婚当初から聞かされてきた。

いわゆる、無難な物、というのがもらうにもあげるにも、受け入れられないんだそうだ。

旦那の家族というのは、とにかく誕生日の朝の電話と、プレゼントを欠かした事がないという家系なのだ!
誕生日もクリスマスも10歳までね、という家庭で育った私には、プレゼント選びはほんっと~~に負担なのである。

だんなは今回も、ほしいもん見つけた!ほら、これだよ、と、私のラップトップにまでちゃっかり写真を貼付けている。

最後には銀行の残高をみて、高すぎるからよそう。というのが関の山なのだが、とにかく今回はジョーイからのプレゼントなので、彼のお小遣いから出る程度で、宝くじとチョコレートとなった。





like

2008-09-06 19:48:15 | 仕事
先日、通勤バスは珍しく満席だった。といっても、みなひとりで二つ分の並びの席をとるのがほとんどだが、(その理由はあえて書かない事にする)それほど埋まるのも珍しい路線である。

その中で、あまり見かけない20才前後の二人が、私の後ろに座った。
そこで、私は今時の若い子のしゃべり方を、思う存分聞くことになった。

一人は特に、ものすごい声の通る女の子。

最初はウルサイと思っていたが、だんだん、これは聞きやすいエーゴだ、私にはヒヤリングの勉強になるとちょっと得した気分になっていた。それに、私は子どもの頃から、声がこもっていて聞きにくいと言われてきた人間で、このハキハキしたしゃべり方が、うらやましくさえおもえてしまった。

が。
なんと、今時の子は、like をよく使う事!このlike は好き、ではなく、~のような、って感じ、、、と訳すべきか。
多分15分の乗っている間だけで100回は聞いたんじゃないか。

それは、あのイギリスのコメディアン、キャサリンテイトを彷彿とさせる。

参考映像
http://www.youtube.com/watch?v=-fGZtrBeDcQ&feature=related

正直言って、私にはこの人の笑いのセンスが全くわからなかったのだが、(台詞も早かったりして)これだけは、実際を見たからこそ、やっと大笑いが出来る物だと納得した。

そういえば、友人が、10代の子どもに、likeって言っちゃだめ!と、言っているのを聞いた事がある。

やっぱり英語にも、若い子用語があるのだなあ。

私のボランティア

2008-09-03 19:58:15 | 仕事
箱が着いた。

あの、2ヶ月前に日本に帰省したときに、ほしい物がどんどん増えて,結局みかん箱に詰めたもの。

とはいえ,なにを入れたかは、正直半分くらい忘れてしまっていた。

出てきた物は。。。今はこちらで着ない夏服。小豆の缶詰2個。母がデパートの催事場でもらえたという粗品の数々。街で配っているティッシュ100個くらい。そして、子どもの頃、まさに30年前友達からもらった、誕生日のプレゼントや旅行先からのおみやげ。だった。5キロを少々越えて、船便で5000円ちょっとかかった。

神戸港というはんこが押してあって、それもなんだかうれしかった。

が、箱は、しっかりNZの税関で開けられ、中身をチェックされていた。

チェックしている人たちの、なんじゃ、こりゃ~?という笑いが聞こえるようである。

しかし,私は、価値ある5000円だったと思うのだ。

街頭で配るティッシュ、こちらではぜーったいにない。携帯テッシュは,買う物なのだ。

そして、子どもの頃から、あまりにかわいくて、もったいなくて、使えなかった物の数々。

首がぐるぐるまわりながら、オルゴールの歌を奏でるお人形とか、ぱくぱく貯金箱といって、やじろべえみたいな仕掛けがあって、どこかにコインを置くと、真ん中の人形がぱくっと口を開けてお金を食べちゃうとか、かっこいいメモ台とか、雑誌Cam canでもらえた、財布とか。。。どれも、使っていないまっさらの物ばかりなのだ。

これは、ある見方をすれば、くれた人に悪い事かもしれない。もらったのに,使わなかったなんて。

だけど、本当に,私はもったいなくて,使えなかったのだ。

いつも,箱の中に入っているのをみて、むふふーと思ってはしまい込んでいた物なのである。

あれから、古い物で30年。

日本で、これらをリサイクルショップに持って行こうと言ったら、親に笑われた。

そんなもん,とってくれる訳ないでしょ!と。

私は驚いた。こんないいものばかり(!)なのに?NZなら、ホスピスショップで十分売れる!!

これが、今回私が箱に入れて送ろうと思ったきっかけだった。

箱に入ったそれらの物は、日本語で丁寧に説明が書いてあろうが、こちらの人には、特にあの貯金箱なんか,何するもんかわからないだろう。

しかし、きっときっと、物珍しさで買う人もいるに違いない。少しはおかねになると思うのだ。

ホスピスの人たちに、少しは何か貢献できるはず、少なくとも,日本では引取先もない。

5000円で、自分への荷物を送った楽しみを味わえ、ボランティアもできたなら、私はこれはぜったい安いと思う。

実家に帰るたび、私たちの物がそのままになっている部屋。

タンスも、机もまだある。そんな実家も、子どもたちの物だから、と,触れない物だらけなのであろう。

実家も、少しスペースができるなら、もうこれこそ一石三鳥。

とっても価値のある事をした、と、ひとり自己満足に浸っている。







あこがれのエアライン再び

2008-09-02 18:53:56 | 仕事
店で仕事をしていたら、どなたかとてもスラーットした人が入ってきた。

おおっ、Yさんではないですか!そして、その制服を見て、一目、私は、おめでとう!!と言ってしまった。

彼女とはもう4年ほど前、職場の近くの日本食レストランで、ウエイトレスをしていたとき出会った。

しなやかな身のこなしや、なにしろ日本人離れした長身と腕、足の長さで、私はまさにピンと来た。この人は、エアラインが似合いそうな人だなあ、と。そして、話しているうちに、やはり、彼女はそれを目指しているという事を言っていた。

まだ永住権をとれていない段階で、キウイのパートナーと一緒に住んでいるとのことだった。

が、数ヶ月に一度会うたびに、彼女は、階段を上るように、次々と事をクリヤーし、今、2時間かけて空港まで通っているのだということだった。

私の勝手な決め付けだが、耳にピアスを出来る人は、まず選ばれる第一条件という感じがする。

いわゆる、さりげないおしゃれが出来る人。

そして、やっかみも入るかもしれないが、彼女の自己主張の強さも、パートナーといる事で永住権を取得する計算も、またどこからか噂に聞いた。

だが、それくらいでないと、あの仕事はできないのだ。

前も書いたが、やはり自分も一度は追いかけた物だっただけに、やはり羨望の眼差しで見てしまう。

こういう環境にいると、まさにこういった仕事をしている日本人に出会う確率も多い訳で、まあ日本にいては、とても話す機会さえなかった職業の人と話せるのは、この国にいる特典かもしれない。

もう、さすがに私は夢に見ないが、またひとり、羽ばたいたのを見るアヒルの気分だ。

眉を描く

2008-09-01 04:33:09 | 仕事
変な話だが、私はこの年になるまで、眉を描くという事が、よくわからなかった。まったく興味がなかった。

というか、化粧じたいが面倒で、ついてりゃいいや、という感じでしか、この20数年化粧してこなかった。

だから、化粧時間など5分もあれば十分。

うちの姉なんか見ていると、30分かけるために早起きをしているんだから、すごいな、と思った物だ。

だが、どうやら世間ではそれが普通らしい。

何やってるんだろう?と思っていたら、そのひとつに眉の手入れがあったらしい。

生え過ぎな所を抜いたり、のび過ぎのなのを切ったり、今でこそ、あ~こうやってやるのか。と理解したのだが、最近までは、まず、あるべき形、というものがよくわからなかった。

メイクアップのページなどを週刊誌で読んでみたり、眉の型紙を購入したり、友だちに聞いてみたりもしたが、やっぱりよくわからず、結局、放りっぱなしになっていたのだ。

ところが、最近。

なぜか、その、あるべき形、というのがわかるようになってきたのだ。

人からみたら、まだへたくそかもしれないが、どう描くのかがやっっっっっとこさ、わかってきたのである。

そして、アイブロウペンシルでしゃあ~っと線を延ばすと、少々、きれいに化粧をした顔に見えるから、不思議だ。

また、ついでに、アイラインも入れると、かなりしゃきっとして見える。(アイブロウとアイラインはもちろん違うペンシルであるべきだが、ここがまだ私のめんどくさがりやのところで、どっちも同じ物で書き入れている。)

眉やアイラインを書くようになって、目元がはっきりすると、少々自分が強くなった気がする。まさに、心の仮面化粧と言おうか。

そして、実際、気が強くなっているのだ。

ちょっと面白い現象だなと思った。